MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

自覚の無い「老い」をイジメる是非について

2020-03-01 00:33:13 | Weblog


(2020年2月29日付毎日新聞朝刊)

 別に麻生太郎財務大臣の肩を持つわけではないが、毎日新聞の書き方はまとめ過ぎていて、「会話のラリー」が正確に引用されていない。だから『女性自身』の記事から引用するが、日本テレビの女性記者が「ちなみにそうした臨時の出費に対しまして政府が何か臨時の支出をするということも具体的にお考えですか?」と質問すると、麻生は「こういうのを要請してから経費がかかる場合は政府が払うことになる。当然のことなんじゃないですかね。あまり当たり前のことを聞かないで。」と答え、同じ記者が続けて「まだその具体的なスキーム(仕組み)についてはこれからということでしょうか?」と聞くと、麻生は「こちらが要請を受けて出すんですから。こちらが最初においくらですよって決めているわけないでしょう」と回答し、「もうちょっと常識的なことを聞こう」と言われた記者は「今後ということでありがとうございます」と応じ、その後麻生は「つまんないこと聞くねえ」と語りかけたのである。
 麻生は記者の質問に答えていないのではないだろうか? 記者が聞いたことは要請を受けた際にどのような方法でどれくらい時間を置いて支払うのかという具体的な「仕組み」であって、金額ではないはずだが、女性記者がツッコまなかったのは「年寄りイジメ」と見られたくなかったからかもしれない。麻生の質問の理解の仕方に明らかに老人特有の偏向した「老い」を感じるが、そもそも最近の麻生はぼそぼそ言っていて何を言っているのか分からないことがある。もちろん麻生の英語ではなくて日本語の話である。

麻生大臣「つまんないこと聞くねぇ」休校中の費用負担
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jisin/nation/jisin-https_jisin.jp_p_1836667


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