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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常』

2014-05-11 22:30:05 | goo映画レビュー

原題:『WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常』
監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖(脚本協力 矢口純子)
撮影:芦澤明子
出演:染谷将太/長澤まさみ/伊藤英明/優香/西田尚美/マキタスポーツ/柄本明
2014年/日本

 肉食系が草食系に「成長」する物語について

 危ういネタはあるとしてもコメディ映画としてはギリギリ及第点をクリアしたといったところだろうか。私が気になった点は主人公の平野勇気の性欲の問題である。大学受験に失敗した平野はたまたま目にした、石井直紀が表紙に写っている林業研修プログラムのパンフレットを見て、彼女に会えると思って気軽な気持ちで三重県の神去(=かむさり)村に赴く。
 やがて一年間の研修を修了して東京に戻る際に、平野が渡した「愛羅武勇(I Love You)」のロゴが入ったタオルを振る石井を車窓から見たはずである。ところが東京に戻った平野が神去村に戻るきっかけとなったものは石井の「ラブコール」ではなく、近所に新築中の家の木の香りによるものなのである。
 それはこの映画自体にも言えることで、子作りに励んでいる伊藤英明と優香のキスシーンにも色気のようなものは感じられず、クライマックスの男根を暗示する大木と、それを下で受け止める縄で作られた輪っかの「結合」にも色気を感じられない。あくまでもセックスが快楽ではなく子作りのためだけの営みであるというのならば構わないのであるが、本作が、肉食系男子が草食系男子に「成長」する物語というのであるならば、なかなか考えさせられる奥深さをはらんでいるのか、あるいは平野本人同様に何も深く考えずに脚本が練られているのか微妙なところである。


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知性もやる気もない環境相

2014-05-11 00:45:39 | Weblog

「被ばくと鼻血、関係ない」 美味しんぼ描写問題で環境相(福島民友) - goo ニュース

 小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味しんぼ」で、東京電力

福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出すなどの描写があった問題で、

石原伸晃環境相は9日の閣議後会見で「専門家からは福島第1原発事故による被ばくと

鼻血との因果関係はないという評価が出ている」と強調し、「描写が何を意図して何を

訴えようとしているのか、全く理解できない」と不快感を示している。「美味しんぼ」では

被爆と鼻血に因果関係があるとは言っておらず、石原は本当に「美味しんぼ」を

読んでいるのか疑問が生じる。つまり読んだ上で「描写が何を意図して何を訴えようと

しているのか、全く理解できない」のであるならば、これは原発の問題ではなく、石原の

読解力の問題である。石原は3月17日午前の参院環境委員会に約10分遅刻した上に、

遅刻した理由を存在しない交通渋滞のせいにしており、知性もやる気もない有様で、

一刻も早い内閣改造が待たれる。


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