MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『世界にひとつのプレイブック』 80点

2013-03-03 23:49:07 | goo映画レビュー

世界にひとつのプレイブック

2012年/アメリカ

ネタバレ

前途の光明としての脚本

総合★★★★☆ 80

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 妻のニッキーの浮気が原因で精神のバランスを崩し、8ヶ月のリハビリテーションを受けて両親が住む実家に戻ってきたものの、主人公のパット・ソリターノは読んでいたアーネスト・ヘミングウェイの『武器よさらば』のラストがハッピーエンドではないことに腹を立てて、寝ている両親に文句を言う有様である。パットはスティーヴィー・ワンダーの「マイ・シェリー・アモール」をウェディングソングとして選んでいたために、この曲を聴くと自宅のシャワー室でニッキーと見知らぬ男が愛し合っていた現場を思い出し、言動がおかしくなるのであるが、ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』のハッピーエンドは納得できる。同じ頃、パットの近所に住んでいたティファニー・マックスウェルも夫を事故で亡くしたために心を病んでおり、仕事も失っていた。
 義理の兄のロニの友人ということで知り合ったティファニーはパットに一目惚れし、パットのランニングコースを調べて走っているパットの後を追うようになる。一緒に食事をしたりもするのであるが、お互いのトラウマが関係に障害をもたらしてしまう。そこで2人が選んだものがダンスなのである。感情ではなく、フォームから入るダンスは関係を築く上ではとても有効だった。2人は日常生活の中から見つけたもの(ハードロック、『雨に唄えば』のDVDなど)を積極的に取り入れ、オリジナルダンスを創作するのであるが、これこそタイトルの「逆境の中に射す希望の光としての脚本(Silver Linings Playbook)」なのである。ダンスコンテストでは10点満点中5点だったが、ゼロから書いたというよりも、寧ろマイナスから書き始めた‘脚本’が5点を獲得したことは2人にとっては奇跡そのものだった。
 しかし「サインを読め」というティファニーの真意にパットが気がついた要因が馴染み深いはずの妻の‘文体’ではなかったところが‘プレイブック’として弱いと感じる。


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峯岸みなみの丸刈り謝罪

2013-03-03 01:04:37 | Weblog

峯岸「支えられた」丸刈り以来ブログ更新(日刊スポーツ) - goo ニュース

 2013年3月1日の毎日新聞夕刊紙上で、峯岸みなみの丸刈り謝罪に関し、コラムニスト

の小田嶋隆が「恋愛禁止など変なルールが許されるのは閉じたローカルアイドルまで。

SNH48、JKT48を作って中国やインドネシアに進出し、政府のクールジャパン政策の

広告塔となっている現在、海外からは既に『日本を代表する芸能人』として扱われている

ことを自覚すべきです」と警告しているが、AKB48は秋葉原で“会いにいけるアイドル”

という基本的なコンセプトを死守している以上、“巨大なローカルアイドル”でしかない。

AKBには恋愛禁止というルールは存在しないと思う。常識で考えるならば、彼氏がいる

アイドルをファンたちが応援したいと思うわけがない。ファンたちにしてみるならば、彼氏に

応援してもらえばいいじゃんと思うからである。だから峯岸みなみは“卒業”するべきだった

のであるが、ピンで活動できるほどの人気がないことは自覚していたために、ファンに許して

もらう方法として、ファンさえも驚くような方法を取らざるを得なかったのであろう。


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