プラチナデータ
2013年/日本
両手の思い出
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
『ストロベリーナイト』(佐藤祐市監督 2013年)や『脳男』(瀧本智行監督 2013年)などでも感じたことであるが、主犯の尋常ではない‘超能力者’振りがどうしても気になってしまう。どう考えても単独で出来るような犯行ではないのであるが、そこまでしなければすぐに主犯がバレてしまうということはあるのだろう。
水上江利子が神楽龍平に語る犯行の動機は、水上が精神に異常を来たしているということで、真面目に扱われていない嫌いがあるが、官僚や警察などの権力者の子供たちが不幸な目に遭うことからDNA検索システムを改ざんしたという点は皮肉としてならばかなり強烈なものだと思う。
リュウが描き続ける、彼の父親で著名な陶芸家の神楽昭吾の両手は、ラストで龍平と蓼科早樹の両手に取って代わりキスの代役を果たす。それはイメージとしてはベタなのかもしれないが、そのようなベタなイメージさえ最近は見かけることがめっきり減っているように感じる。
「造顔マッサージ」田中宥久子さんが死去(読売新聞) - goo ニュース
黒い帽子をトレードマークとして「ビューティ・アーティザン」(美の職人)を名乗り、筋肉を
鍛えることで顔を引き締める「造顔マッサージ」を提唱した美容家の田中宥久子が肺がんに
より亡くなった。67歳という享年は今ではまだ若い部類に入ると思う。どうやら愛煙家だった
らしく、肺がんによる死は仕方がないし、“美容家”は決して健康を提唱しているわけでは
ないとしても、若くして死んでしまっては、わざわざ筋肉を鍛えてまで老いた顔を引き締めて
若さを保とうとした努力は水泡に帰してしまうのではないだろうか だから優先順位と
いうものはやはり必要で、「造顔マッサージ」をするのであるならば、その前に必ず禁煙を
しなければ意味がないのである。