クラウド アトラス
2012年/アメリカ
大作の大味について
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
主人公の老人ヴァリーズマン・ザックリーが語る物語は、時空を超えながらも黒人と白人の、あるいは人間とクローンの、あるいは冒頭で仲間が殺される現場をただ見ているだけでしかなかったザックリーがラストにおいて敵に襲撃された際に、ソンミ451を女神として崇める女性のメロニムの勇気によって救われることで男女の区別の無意味さが描かれるように、差別を巡るものに行き着くところが、上映時間が3時間を超える4部構成の『イントレランス』(D・W・グリフィス監督 1916年)の影響を感じさせるが、この172分の大作に期待していたほど感銘を受けなかった理由はザックリーが子供たちに語りかけているためで、話が子供にも分かりやすいことが災いし、繰り返して観ることに、‘ウォーリーをさがせ!’的な楽しみはあるものの、大味な物語の理解が深まるとはどうしても思えないのである。
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定員超過による補助金削減を免れようと、入学する意思のない付属高の生徒にいわゆる
“やらせ受験”をさせていた大阪産業大学に関して、「9人の生徒を受験させるよりも、募集
定員を削減すれば済む話ではないのだろうか」と頓珍漢なことを書いてしまったが、何と
2012年度入試では延べ3618人が「センター試験利用入試」で受験し、2742人が
合格し、そのうち系列の大阪桐蔭高校からは延べ約2250人(全体の62%)が受験し、
合格者は約2150人(全体の78%)に上ったが、入学者が一人もいなかったという
組織的な犯罪だった。成績優秀な生徒がわざわざ大阪産業大学に入学するはずがない。
受験に関しては無料としている記事と一回5千円という記事もあり、入試に関しては成績
優秀者の授業料を免除する制度をPRしているが、実際には桐蔭高校の生徒で占めて、
利用実績はほとんど無かったなど、大学側の完全な計算ずくに呆れてしまう。これでは
記者会見など怖くて開けないだろう。