草原の椅子
2013年/日本
当たり前の話の価値について
総合 30点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
作品前半の主人公の遠間憲太郎と娘の弥生との微妙な関係や、遠間が勤めるカメラメーカーの取引先「カメラのトガシ」社長の富樫重蔵との友情や、器屋のオーナーである篠原貴志子との‘愛情’のエピソードは悪くなく、多少大げさではあっても喜多川祐未を演じる小池栄子の演技もアクセントとして良いと思うが、後半になり遠間の知り合いであるカメラマンの鍵山が出版した、「世界最後の桃源郷」と呼ばれているらしいパキスタン北西の地フンザを撮った写真集を、家に預かっていた喜多川圭輔が妙に気に入り、実際に遠間が重蔵と貴志子と共に圭輔を連れてフンザを訪れるあたりからストーリーがご都合主義になってしまい、例えば、フンザで出会った老人に見てもらった圭輔は「瞳にたくさんの星が見える」と言われ、さらに「正しい方法を取りなさい」と言われて誰もが感激してしまっているのであるが、子供ならばたくさんの可能性があるのだから、瞳にいろいろな‘星’があることは当たり前であるし、正しい方法を取ることも当たり前の話でしかなく、どうやら有名人であるらしい老人の言葉だからといって何でも有り難がるところが何とも情けなく、ただ草原に置かれている椅子が何のメタファーにもなっていないことも映画化の意味をなしていないと思う。
尖閣、盗んだことには変わらない…中国外務省(読売新聞) - goo ニュース
安倍首相がワシントンでの政策演説で、中国が1971年から沖縄県の尖閣諸島の領有権
を主張しはじめたと指摘したことについて、「人から盗んだものをポケットに長いこと入れて
おいたからといって、盗んだことには変わらない」と述べ、日本が不法占拠しているとの主張
を繰り返している中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)外交部報道官の言い分はそもそも
が間違っており、正確に言い直すならば、元々自分のものとしてそのままポケットに長いこと
入れておいたものが高額なものであることを知った隣の住人が、自分のものだったと急に
いちゃもんをつけているのである。それにしても気になることはこの華春瑩外交部報道官の
いつもの仏頂面で、ビクトリア・ヌーランド米国務省報道官のたまに見せる笑顔と比較する
ならば、明らかに中国のイメージダウンの一因を担っていると思われる。