MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『特集:ヌーヴェルヴァーグの50年』 100点

2009-12-26 21:16:51 | goo映画レビュー

特集:ヌーヴェルヴァーグの50年

-年/-

ネタバレ

絶えない‘ヌーヴェルヴァーグ’

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 ‘ヌーヴェルヴァーグ(=新しい波)’と謳われていても、それから50年も経ってしまうとさすがに‘ヌーヴェル(=新しい)’とは言えないにしても、‘ヴァーグ(=波)’の方は相変わらず日本に届いているという事実は、同時期に起こった‘日本ヌーヴェルヴァーグ’の惨状を勘案すると奇跡のように感じる。
 例えば今回上映された作品の中で1920年生まれのエリック・ロメール(Eric Rohmer)監督の『我が至上の愛 ~アストレとセラドン~(Les Amours d'Astree et de Celadon)』と、1928年生まれのジャック・リヴェット(Jacques Rivette)監督の『ランジェ公爵夫人(Ne Touchez pas la hache =斧に触るな)』が興味深い。両作品ともに2007年公開されており、『ランジェ公爵夫人』の日本公開が2008年4月5日で、『我が至上の愛』の日本公開が2009年1月17日であり、まるで波のように日本に届いて来るのである。その上、両作品ともにメインテーマは恋人間の誤解であり、ロメールの作品は思春期の男女が、リヴェットの作品は大人の男女が主人公で、両作品ともに男性(たち)が女性に会いに行く時に‘女装’をしており、『我が至上の愛』のラストがユーモアによるハッピーエンドで、『ランジェ公爵夫人』が理屈詰めによる悲劇で終わるなどそれぞれの監督の作風が全く変わっていないところに奇跡を感じるのである。特集上映というものはこのような意外な発見があるから見逃せない。


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1千万円の“甘い罠”

2009-12-26 00:04:33 | Weblog

市橋被告逮捕 協力の4人に1千万円 報奨金支払い発表(朝日新聞) - goo ニュース

 私は今回の国費でまかなう「捜査特別報奨金制度」のよる報奨金の支払い方を

知ってがっかりしてしまった。第一に一人当たり1千万円もらえるわけではなくて

数人に分けられてしまうということ。第二にこの報奨金には税金がかかるという事で

ある。いくら協力者の秘密を守るために氏名や個々の受取額は公表しないことに

しても協力者の周囲にいる人たちにはばれてしまうだろうから、中途半端な高額の

宝くじが当たったことがばれたような感じで、人間関係に微妙な空気をもたらすし、

年収次第では税金を払わされることで却って年収が減ってしまう可能性もある。

静かに暮らしたい私はこのようなリスキーな制度に貢献するつもりはない。


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