宇宙戦艦ヤマト 復活篇
2009年/日本
復活した意図
総合 0点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
冒頭のシーンでこれほど驚いたことはかつてなかったと思う。その冒頭のシーンとは「原案 石原慎太郎」という大きな字幕なのであるが、何故私が驚いたかといえば、私が知る範囲で石原慎太郎の作品で面白いものは一つもないからである。事前に分かっていれば絶対に観ない作品であったが、映画は1人で作るものではないと気を取り直して苦痛の中を最後まで観た。
しかし結局、何故宇宙戦艦ヤマトが復活することになったのかよく分からなかった。私の記憶に誤りがなければ、1983年公開の前作『宇宙戦艦ヤマト 完結編』で主人公の古代進が学んだことは争うことの虚しさであったはずなのだが、38歳になった古代進はそのような教訓を完全に忘れてしまったかのように、ヤマト艦長として6連射となった波動砲を縦横無尽に駆使してしまう。このようになってしまうのもストーリー自体が雑だからである。常識で考えるならば人類がサイラム恒星系惑星アマールの月へ移住する前に、そこを仕切っている大ウルップ星間国家連合と話し合いがついているはずである。最初から敵は悪という単純でマッチョな前提で物語が展開してしまっているから、ストーリーがペラペラなのである。たとえ人類がアマールの月に移住できたとしても人類がそこで生き延びる上で資源が少ないということになれば、ヤマトが今回の敵のように他の生命に危害を及ぼす可能性があるということを全く考慮していない。おそらくこの作品に携わっている人たちは『新世紀エヴァンゲリオン』など観たことがないのだと思う。
この作品は『宇宙戦艦ヤマト 復活編』の‘第一部’らしいが、私が第二部以降を観ることはないと思う。復活した意図が物語外に見出せても、物語の中に見出せないからである。実写版の方は大丈夫なのだろうか?
茂木さんに抗議殺到「仕事の流儀」終了へ(日刊スポーツ) - goo ニュース
NHKを介して茂木健一郎の脱税に貢献してしまった自分自身が腹立たしいので
あるが、茂木健一郎の思い出を一つ書き残しておこう。確か日本テレビの「世界一
受けたい授業」だったはずだが、登場する時に吉本のお笑いコンビ、ジョイマンと
一緒だったことがあった。その時ジョイマンの高木がラップのリズムに合わせて踊り
ながら出てきたのである。演出としては茂木も同じように踊りながら出てくるはず
だったと思うが、茂木は高木のラップに全く体がついていけないくて、殆ど棒立ち
状態だった。茂木は自分自身が面白いことをアピールする場所でスベリ倒していた
のである。私はこの光景を見た頃から、脳科学者という割には身体能力が異常に
低いという印象を持った。それは別にかまわないといえばかまわないのであるが、
ただその場で自分がどのように映るのかイメージができない脳科学者という存在が
ありえないと思ってしまったのである。