ウッデイクン残日録   日残りて昏るるに今だ遠し   

歳だからという固定観念を捨て、残りの人生、やりたいことをやりたい

土地相続の義務化法案は効果疑問

2024-09-05 | 政治


所有権登記されてない農地が全農地の17.7%
になるそうだ。
農業離れした若者が農地を相続しない傾向が
増えている結果である。
こうしたことを無くすため、相続の義務化を
促す法改正がなされ、今年の4月から実施さ
れるようになったが、内容的に全くお粗末。
義務化されても相続しない場合、10万以下
の罰則を課すというものだが、
仮に相続権利者が10人いた場合、全員に
罰則を課すそうだ。
地権者がなくなって長年放置された土地に
対し、子供、孫と広がっている場合、
その所在確認だけでも大変な作業になり
無理だろう。
また、土地に古い家が残っている場合は
始末に悪い。
壊すには200-300万円の費用が
かかり、撤去後の土地を売っても、田舎
の場合、撤去費用を下回り赤字となる。
もっと強力な法改正が必要だ。つまり、
1,登記されない土地は公有とする
2,空き家については自治体が解体し、
 費用を相続の有無を問わず、権利者
 全員に請求する。
効力のある法改正がなされない限り
今の問題は解決しないが、こんなこと
に真面目に取り組む政治家は
票にならないからいないだろう。
荒れ行く国土をなんともできない日本







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