ケンのブログ

日々の雑感や日記

立春も過ぎて

2023年02月06日 | 音楽
気づけば 立春も過ぎてしまった。

2月3日は ドラッグストアのレジに恵方巻がおいてあり節分と気づいた。

寒いけれど 日差しは強くなってきていると思う。

愛知県に転居してから 自宅マンションの駐車場からオリオン座が見えるので 割とよく夜空を見上げるようになった。

冬が始まったころに比べると西の方向にオリオン座が移動してきているなと感じる。

自分の観察が正しいのかどうか気になってネットで調べると恒星は同時刻の天空における位置が一か月で30度西にずれると書いてある。

ああ 自分の観察が正しかったと少しホッとする。

そうか 一年で一周 つまり 360度移動するから 一か月では360÷12=30度で計算が合うか と妙に納得。

たまに こういうことを考えると ボケの防止につながるのだろうかと思ったり。

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何日か前にも書いたけれど 僕がよく行く 餃子の王将の店舗ではクラシックがかかっている。

誰でも 経験のあることだと思うけれど 知っている曲でも 一部だけ聴くと あれ、 聴き覚えがあるけれど なんていう曲だったっけ と思うことがよくある。

CDでたぶん 何千回と聞いているだろう ベートーベンの交響曲第五番 「運命」でも一部だけ聴くと あれ 聞き覚えがあるけれど なんていう曲だったっけと思ってしまうことがある。

最近 王将で聴いて印象に残ったのは モーツァルトのピアノ協奏曲の緩序楽章。

これも モーツァルトのピアノ協奏曲の緩序楽章と言うことはわかるけれど 第何番かはわからない。
餃子を食べながら その スローな旋律を何度も心の中で歌い 記憶に定着させて家に帰ってから ユーチューブで モーツァルトのピアノ協奏曲の緩序楽章 つまり 第二楽章を片っ端から再生していく。

モーツァルトの ピアノコンチェルトは 有名曲は 番号の大きいものが多いから 1番から再生するよりも27番から再生して行った方が早い。

順に再生していくと20番 K.466 と判明。

こういう 作業には ユーチューブは本当に便利だなと思う。

CDをかけたり 外したりして やっていると ユーチューブで検索するのに比べて何倍もの時間がかかってしまう。

僕が検索して出てきたのは ルドルフゼルキンさんピアノ ジョージセル 指揮の演奏。

本当に ゼルキンさんの演奏は 堅実で美しい。

ストイックだけれど やさしさがこもっているところが ゼルキンさんの何よりの魅力だと個人的には思う。

YouTubeにはいろんな コメントが 載っていたけれど 20番の第二楽章があまりに美しいので 母の 葬儀で流した と書いていた人がいた。

そういう気持ちになる人がいるのもわかるような気がする。

別の日に また ある 旋律のごく一部だけが 店内に高らかに鳴り響いたけれど その部分以外は 中華鍋で 焼きめしをいためたりする音にかき消されて わからなかった。

ごく一部が 高らかに なるだけでは ちょっと 曲の名まえが思い出せない。

しかし 注意深く 聴いていると シューベルトの野ばらとわかった。

これまた 無常に 美しい 曲 というか 歌。
考えてみれば モーツァルトも シューベルトも 天才と言われることが多いなと思う。

音楽之友社か 全音だか忘れたけれど ある ピアノの楽譜の 前書きに 天才的な作曲家として モーツァルト シューベルト ドビュッシーの3人があげられていたことを妙に記憶している。

その 文章に なぜ この3人が 天才と書いてあったのかは忘れてしまったけれど、 僕なりに解釈すると この3人は 音楽に広がりがあり 縦横無尽に変化する。

そういうところが 天才としての 共通点なのではないかと思う。

2月4日は 立春 立春で思い出す歌は 早春賦。

この 早春賦 そして 森繁久彌さんの 知床旅情は モーツァルトのピアノ協奏曲27番の第三楽章の旋律の一部を借用していると 言われることが ある。

早春賦の 「春は名のみ♪」のところの 音階と 知床旅情の「知床の♪」というところ つまり 二つの歌の出だしの音階は モーツァルトのピアノ協奏曲第27番第三楽章の出だしの音階と 全く同じだ。(ただし ここでは 調性の違いは考慮に入れません)

まあ そんな ところにもモーツァルトのすごさは うかがえるな と思う。

と 話題にした音楽の中で シューベルトの「野ばら」の動画です。



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