ケンのブログ

日々の雑感や日記

名古屋フィルハーモニー503回演奏会

2022年07月11日 | 日記
7月9日は名古屋フィルハーモニー交響楽団の第503回定期公演を聴きに行った。

関係ないことかもしれないけれど7月9日って朝比奈隆さんの誕生日だったと思う。

会場は愛知県芸術劇場コンサートホール。

指揮は小泉和裕さん

最初に演奏されたのが

オネゲル 交響曲第3番 「典礼風」

生演奏 録音を通じて初めて聴く曲なので あーっと思っているうちに終わってしまった。

第一楽章は 途中で不安や恐怖を乗せて走る機関車のような場面があった。

安倍元首相の事件が頭にある状態で聴いたので 本当に これは不安を乗せた機関車かと思ってそこは聴いていた。

第二楽章 ホルンが出てきたのでチャイコフスキーの5番の第二楽章を想像したけれど ちょっと演奏が進むとその想像は消え去った。

幸福感というか心が落ち着くような場面もあって そんなところでは ラベルの「亡き王女のためのパバーヌ」を心にイメージした場面もあった。

第三楽章
第二楽章同様 不安げなところと 心が洗われるような気がするなと思って聴いたところがあった。


20分の休憩をはさんで次に演奏されたのが
ブラームスの交響曲第3番

第一楽章
冒頭 ちょっと面白い入り方だなあと思ったけれど どんなふうに面白いのかちょっと言葉が浮かばない。
結構 熱演だなと思っているうちに終わってしまった。

第二楽章
木管アンサンブルがきれいだなと思った。

それを聴いていて、ブラームスってこんなに丁寧に心を込めて音を作っていったのかと思うとジーンとくる場面があった。

第三楽章
コントラバスのピチカートが柔らかい感じで心に留まった。

ブラームスってこういう低音のピチカートをここで入れていたのかとしみじみ思った。

家ではラジカセで聴いているのでこういうところにあまり気づかずに終わってしまう。

やっぱり生演奏はいいなと思う。

そういえばピチカートではないけれど ブラームスの交響曲第2番の第一楽章でもコントラバスの奏でる動機がかなり重要な役目をはたしていることを心の中で思い浮かべながら聴いていた。

ブラームスはこういう感じの低音が好きなんだなと思って、、、。

第四楽章
ここもチェロやコントラバス、とりわけコントラバスのピチカートが心に留まった。

熱演だったと思う。

帰りは名古屋駅まで歩こうかと思ったけれど、栄の交差点が雨で水浸し。

これでは靴から水がしみてきてしまうと思って地下鉄で帰った。

コンサートに行けてよかったと思った。



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