竹内まりやさんの恋の嵐という歌の歌詞にこんな一節がある。
‘’友達でいたいけど
動き出したハートは
もうこのままとめられない
罪のはじまり‘’
この一節、みるたびに好きだなと思う。
まず、男がこういう歌詞を書くことってちょっと考えられない。女性ならではの歌詞ということ。
罪のはじまりと言っていながら歌全体を聴くと、なんだかためらいながらもその罪の方に行ってしまっているように思える。
こういう自己矛盾的な世界ってなんかいいなと思う。
当時のまりやさんのいたずらっぽい顔にこの詞がなんとなくマッチしているところがなお良いと思う。
コード進行や和声の響きがどことなくビーチボーイズを思い起こさせたりするのもまりやさんの豊富な音楽体験を物語っているようで好きだなと思う。
あるていど賢くて、考え方に幅のある人でないと書けない歌詞であるように思う。
まりやさんの歌もユーミンや、中島みゆきほどではないけど 若い頃よく聴いたなと思う。