新聞を見ると高校の部活で集団感染した生徒に対する中傷がたくさんあると出ている。
中傷の例としてネットに書かれた文章が新聞に転載されている。
こんな文章だ
「学校ごと廃校。感染生徒は学校敷地内から外出禁止。
守ってもらいたい」
本当に恐ろしくなるような文章が書いてあると思う。
こんなこと書かれたら追い詰められてしまう。
僕はなんかコロナそのものが怖いと言うよりも、もう下手にコロナになったら何言われるかわからないという怖さのほうが強いような気がする。
本当にコロナでみんなの気持ちが普通ではなくなってしまっているように思う。
昨日入った外食チェーンのカウンターで食事をしていたら
「体調がすぐれないかたの来店はご遠慮ください」というあらかじめ録音された音声のアナウンスが流れていた。
体調って一言で言っても、体調を気にする人はちょっとお腹が痛いだけで「腹イタ」と口癖のようになっている人もいるし、肩こりが気になる人もいるし、ちょっと疲れてしんどいということもある。水虫がかゆいというのも体調不良の一つと言えば一つだし。
来店している客がいるところで実質、体調がすぐれないひとは来るなと言っているに等しいアナウンス流すなんて、コロナの前の世界だったら本当に顧客に対してありえないほど失礼なアナウンスでクレームの対象になる可能性が十分あるような気がする。
昨日の新聞にも民間の製薬会社がコロナのワクチンの開発に成功してこれを接種、健康被害が出て民事裁判になった場合の補償は政府がすると話が出ていた。これも、危機管理がしっかりしているという見方もできるけれど、意地の悪い見方をすれば、もう早くコロナの騒動を収束させて政治的安定をはかりたい政治家が製薬会社に足元を見られているようにも思えてきてしまう。
窓を開けながら冷房をかけている電車。コロナの前の世界だったらそんな非効率な冷房の仕方ありえないということになると思う。
本当にこのコロナというのは私達が今までに経験したことのない出来事なのだなと思う。
さて、この高校の部活で集団感染した生徒たちに対してプロのサッカー選手から励ましましのツイートが出ているという。
新聞に転載されているのはこんなツイートだ。
〇〇高校およびサッカー部の皆さん、コロナ感染に関して謝罪する必要なんてないよ。対策してても感染する確率は0にはできんから。それより熱とか体は大丈夫。今はしっかり食べて休んでな。 中略 非難している人だけでなく、心配している人もたくさん居ることを忘れんといて。
立派な励ましとは思うけれど、人によっては謝ってしまったほうが気が楽になる場合もあると思う。
ひとこと、申し訳ございませんでした、と言うだけでお互いの気持ちがおさまるということも世の中多いから。
お互いがお互いを悪者にしていてはなかなかみんなの気持ちが平静になってこないように思う。