ケンのブログ

日々の雑感や日記

歌声サロン7月16日

2018年07月16日 | 音楽
とにかく暑い日が続いていると思う。
こんな日が向こう一ヶ月くらいは続くと覚悟しなければ
ならないと思うとうんざりしてしまう。
集中豪雨が終わって(被災された方にとってはまだ
まったく終わっていないけれど)急に暑くなってので
まだからだがなれていない感じだ。
早くこの暑さにからだがついてこれるように祈りたい。
今日は隣の町の劇場で催された歌声サロンに参加した。
ちょうど一ヶ月前、6月18日の月曜日も
この歌声サロンの日だったけれど地震で中止になった。
もう一ヶ月たつのかと思う。
長い一ヶ月だったような気もするし
短い一ヶ月だったような気もする。
歌声サロンのK先生も大阪市内で地震にあわれたと
おっしゃっていたけれど、僕たちがすんでいる地域の方が
もっと被害が大きかったということでいろいろと
気遣いの言葉をかけてくださった。
K先生は歌う歌のラインナップに唱歌を
多く並べられる。
その中の一曲に我は海の子という歌があった。
一番の歌詞はこのようになっている。
我は海の子 白浪の
さわぐいそべの松原に
煙たなびく とまやこそ
わがなつかしき すみかなれ

この歌は昭和37年生まれの僕は小学校でリアルタイムで
習ったけれど、昭和46年生まれの歌声サロンの先生は
実は学校ではこの歌を習っていないとのことだった。

この歌は長らく学校の教科書からはずれていたけれど
こういう歌はぜひ学校で歌うべきという
森繁久彌さんの声などがあって
学校の教科書に復活したとK先生はおっしゃっていた。

学校で習わなくなって理由として
歌詞が文語で音楽を教える先生にも
歌詞の内容を教えられないうこともあったらしい。

確かに煙たなびくとまやこそ
わがなつかしき すみかなれ
の下りは こそ なれ
でかかり結びになっている。
ただ、こういうのは音楽の先生が虎の巻を見てもいいから
教えておくと高校になってからかかり結びが
リズムよく理解できるような気がする。

この歌ではないけれど
仰げば尊しの歌詞の一節に
今こそ 別れめ というのがある。
これも別の歌声サロンの先生が
こそ 別れめ
でかかり結びと教えてくださった。
歌声サロンの先生にそれを教わるまでは
今こそ 別れめ の別れめは
金の切れ目が縁の切れ目というときの目とおなじで
別れ目だと僕は思っていた。
先生にかかり結びと教えていただいて
はじめて 今こそ 別れめは
今こそ別れよう という意味だと気づいた。
やはり品詞分解は大切なこともあるとしみじみと思った。
まあ、この年齢になってそんなことに気づくのも
恥ずかしいはなしなのだけれど、、、。

さて、この我は海の子という歌
フレージングの長い歌なので
息を目一杯吸って歌うとかなり大きな声になってしまう。
なんか歌っていると力がみなぎってくるような気がする。
あらゆる国民の戦意高揚には力がみなぎるタイプの
音楽が何より効果的という説があるそうだけれど
そんな説があるのもわかるような気がする。

普通は我は海の子は現在3番までしか
歌わないのだけれど、K先生は7番まで
歌詞を用意してくださった。
唱歌の多くがそうであるようにこの歌も
現在は歌われない歌詞はちょっと軍国調になっている。
7番の歌詞はこんな風になっている。

いで大船を 乗り出して
我は拾わん 海の富
いで軍艦に 乗り組みて
我は護らん 海の国

完全に軍歌の歌詞だけれど
歌ってみると悪くはない。

でもいつも歌っていたら怖いなと思う。
たまにだからいいといいうことが
いっぱいあると思う。

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