玄関のドアをガラッと開けて外に出ると頭にゴムの小さいボールが当たるようなボコッとした衝撃を感じた。
なんだろうと思ってみると、ジーッと鳴きながらセミが飛んでいった。
たぶん、弱ってきたセミが飛ぶときにバランスを崩して僕の頭にボコッと当たったのではないかと想像する。
そういえば、子供の頃は、玄関の付近に、よくセミのぬけがらを見つけたものだなと思う。
最近は、あまりセミのぬけがらを見かけないのは、セミの抜け殻が減ったわけではなく、セミの抜け殻に目を向けるような視点や好奇心が子供の頃に比べると衰えたのだと思う。
冬も、立春を過ぎてからがむしろ寒いと思うことがある。
早春賦という歌の歌詞に
“”春は名のみの 風の寒さや“”とあるように
夏も立秋を過ぎてからがむしろ蒸し暑いなと思う。
ただ、昨日 台風で、今日 午前中、曇っているときはちょっと涼しかったりする。
そのように秋の芽は育ちつつあることは感じる。
僕は1990年代は甲子園球場によく夏の高校野球を見に行っていた。
僕の記憶というよりも心象風景として、大会が終盤に近づく頃にはスタンドに赤とんぼが目立ち始めていたような気がする。
今日、甲子園球場の野球の放送から、ブラスバンドの音が聞こえてきたときは、なんだかちょっとホッとしたような気分だった。
どの学校が勝ち進むのか ということに関しては僕は意外と淡白でそれほど興味がないけれど、みんなにとって思い出になる大会になるといいなと思う。
まあ、県立岐阜商業の校歌がせめて一回は流れるといいな くらいの希望はあるけれど、、、。
それはともかく いちにち いちにち無事で健康に過ごせますように それを第一に願っていきたい。