ケンのブログ

日々の雑感や日記

大学へ推薦入学 プレッシャー

2022年02月03日 | 日記
今日の新聞の人生案内のコラムにこんな相談が出ている。

“”指定校推薦で(大学の)合格が正式に決まったら、高校の代表として入学することになるため、中退したり単位を落としたりすると後輩に影響すると説明会で言われました。

私は中学時代、いじめでクラスにいるのがつらくて保健室に行ったり、勉強ができる状態ではなくなって成績がおちたりしたこともあるのです。

行きたかった大学の推薦を取れたのは本当にありがたいと思います。でも新しい環境に進むのが不安で 推薦のプレッシャーが怖いです“”と。

これを読んだとき、ああ、そうだな、これは本人にとって切実な悩みだろうなと思った。

もう、真面目な子が陥りやすい典型的な悩みだと思った。

僕自身は、一般入試しか考えていなかったタイプなので、それは指定校推薦でいければ、楽だろうと思っていた。

しかし、指定校推薦で大学に進み、しかも、真面目過ぎてしまう子にとって、これは切実な悩みだろうということは、僕なりに想像できる。

新聞の回答には、新聞紙上という制約もあるとおもうけれど、大学は、中学時代とちがい、広い世界だから、クラスに仲の良い友達ができなくも、サークル活動に居場所が見つかるかもしれないとか 要するに一般的なことが書かれている。

それは、たしかにそうだと思う。

ただ、僕は、もし、この指定校推薦で悩んでいる子と話す機会があったら、個別にもっと別のことを言いたいとおもう。

たとえば、こんなことだ。

確かに、指定校推薦で入ってきた子が、パチンコばかりやっていて授業に来なかったとか、しかも、○○高校の出身者は どうも、例年、パチンコにあけくれて授業に出ない傾向がある ということになったら、ちょっとあの高校は指定校の枠からはずそうかということになるかもしれない。
たまたま、ある年に入ってきた子が、学校になじめなくて単位を落としたりしても、それだけの理由で、その子の出身校を指定校の枠から外すということは通常ないだろう。

その程度のことで、指定校の枠を外していたら、いまどき 指定校の枠からはずれる高校だらけになってしまう。

また、学校の先生というのは全体のデータだけでなく個々の状況も見ているから、もし、学校についていけなくなっても、学校と相談して、しかるべき、カウンセリングを受けたりしたとかの記録が残っていれば、少なくとも不真面目でついていけなくなったわけではないと理解してもらえるはず。

また、困ったときには、ちゃんと学校に相談する姿勢も大切。

そういうことを心がけていれば、どんな結果になっても、後輩に悪い影響が及ぶはずはないだろう。

そんな、いわば、ぶっちゃけた話を、その指定校推薦で悩んでいる子に、したいなと思う。

僕自身も 教育産業で働いていた直観で言うと、指定校推薦で入学して、単位を落としたりすると後輩に影響が及ぶと大学の職員が説明会で生徒にいうのは、きっと、ちょっと脅しをかけるくらいにして気を引き締めないと、今どきの子は勉強の習慣がついていないから、本当に単位を落としてしまうからだと思う。

しかし、そのちょっと気を引き締めるために、おどしぎみに言ったことで、真面目な子が悩んでしまう。

今の世の中にありがちなことの縮図だなと思う。

やはり、学校も、生徒も、保護者も、お互いに信頼関係を築いていくことがよい教育環境を生むために必要だなと思う。









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