ケンのブログ

日々の雑感や日記

冬に聴きたい音楽

2021年12月08日 | 音楽
冬になって今年はなぜか「くるみ割り人形」の音楽が聴きたくなった。

大阪でホームセンターのかごでより取り見取り1000円という感じのCDに入ったチャイコフスキーの3大バレー音楽、つまり白鳥の湖と眠れる森の美女とくるみ割り人形が入ったCDを持っていたのだけれど引っ越しの時、まあよりどりみどりのCDやし いいかと思って処分してしまった。

それで、仕方がないので また買うことにした。

CDショップはさすがに名古屋までいかないとまともな品ぞろえの店はないなとおもう。

大阪だと高槻など衛星都市にそこそこの品ぞろえの店はあるけれど、いま、僕が住んでいる地域では岐阜の県庁所在地も含めて本当にまともな品ぞろえのCDショップが見あたらない。

まだ 僕が知らないだけかもしれないけれど、あまり期待できないかもしれない。

名古屋のCDショップに行ったらジェームズレヴァイン指揮ウイーンフィルのチャイコフスキー三大バレーのCDがあった。

これいいやんと思って買おうとしたときにジェームズレヴァインさんにセクハラ疑惑があったことを思い出した。

勘違いかなと思ってその場でタブレットで調べるとやはりセクハラ疑惑のこと出ている。

別に僕の知る限り、刑事裁判で有罪になったわけではない。

ある大手国立大学の先生が、逮捕の段階ですでにその人が悪いと決めつけたようにネットで誹謗中傷する風潮があるけれど、逮捕は裁判の手続きの第一段階であるにすぎない。逮捕されただけで誹謗中傷されるのは逮捕された人の人権侵害だという主旨の文章を新聞に書いておられた。

それを読んで僕もその通りだと思った。

僕が具体的に知る範囲でも交通トラブルで逮捕された人もいるけれど、不起訴になって裁判にさえならなかった。
新聞には逮捕の話は載ったけれど、不起訴になった話は載らなかった。

そんな例は世の中にいくらでもあると思う。

しかし、レヴァインさんのセクハラ疑惑を思い出したとき、僕かなぜかそのCDを買う気がうせてしまった。

セクハラ疑惑の人の演奏だものな、と思ってしまったのだ。

レヴァインさん逮捕もされてないのに、、、。

シャルルデュトワさんの演奏したCDを僕は何枚か持っているけれど、やはりデュトワさんのセクハラ疑惑が出てからはそのCDをほとんど聴いていない。

きっと僕自身、暗示にかかりやすいタイプなのかもしれないと思う。

せいさん という方が、悪しきことも良きこともみな神から出てくるのである。よきことは神から出て悪しきことは悪魔から出るという考え方から私たちは脱却すべきだという主旨のことを本に書いておられたと記憶している。

善も悪もすべて神から出たものという考え方はとても自由な考え方であるように僕には思えてその考えに同調した。

すべてを神にゆだねるという気持ちになるためには、善も悪も含めて神に帰属すると考えたほうが整合性というか包括性があって、都合がいいからだ。

しかし、やっぱりセクハラ疑惑の人の演奏はな、、、と思ってしまった。

まあ、無理に買うことはないと思って他を探しているうちに、カラヤン ベルリンフィルで、チャイコフスキーの交響曲第6番と くるみ割り人形組曲をカップリングしたものがあったのでそれを買い求めた。

それにしてもカラヤンもチャイコフスキーは結構録音しているなと思う。

まあ、それなりにいい演奏だった。

カラヤンはくるみ割り人形組曲を踊りのためよりもむしろ音楽単独で魅力あるものにするように演奏していると思った。

やはり冬はロシアの音楽を聴く時間が相対的に多くなるかなと思う。

ショスタコーヴィチも ラフマニノフも、プロコフィエフもそれぞれに暗い影が音楽に漂う。

それはロシアの厳しい気候 自然ということもあるし、また世界大戦の時代だったということもあると思う。

今も、コロナなどでしんどい時代だと思う。

そういう時に、大戦の時に書かれた音楽の暗い影が同質の原理で心にしみることがあるなと思う。

※同質の原理→悲しいときは悲しい音楽というようにそのときの気持ちと同質の音楽をきくと心が落ち着く原理。

それはともかく いちにち いちにち 無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿