インドカレーの店でカレーを食べていた。お店の上手に飾ってある象と人間のあいのこのような顔をしたインドの民族衣装を着たような女性像がとても気になっていた。ここのお店のシェフは日本語があまり得意ではない。絵のことなど聞いて言葉に困ってもまずいしなと思いつつも、やはり聞きたいという気持ちを抑えることができなかった。
僕はシェフに恐る恐る「すみません。あの絵は何の絵かわかりますか」と言った。するとシェフはニコッと笑って「ガネーシャ」と言った。「ガネーシャですか」と僕は言った。「ガネーシャ」とシェフは言った。なんか普段無表情のシェフの顔がちょっとにこやかな感じだった。
ガネーシャとは何かを日本語で説明する力はこのシェフにはない。単語でガネーシャと答えてくれれば十分と僕は思った。
僕も逆にヒンズー語でシェフと話すわけにもいかないし、、、。
お店を出てからネットでガネーシャを調べるとインドの学問や商売繁盛の神様とごく簡易な説明が書いてあった。
まあこういうのも本気で勉強すればいくらでもいろんなことが出てくるのだろうけれど。
とりあえず神様ということがわかれば十分と思った。
ちなみにこのインドカレーのシェフはマスクをしていない。お店のカウンターにビニールのシールドを作ることもしていない。ただし窓は開け放して換気はよくしている。僕は個人的にそのほうがいいような気がしているのだけれど、、、。
今日はガネーシャを知ることができて良かったな。