ここしばらく、娘から父の日プレゼントが届くのが恒例となっている。父らしいことをやれなかったのに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。一緒に家族旅行もほとんどしなかったし、家族団欒をゆるりとした記憶がない。せいぜい、仲間との野外キャンプに連れて行ったくらいしかない。そんなダメおやじにもかかわらず、今年は早めにウナギを贈ってくれた。腰はだいぶ良くなったがさっそくウナギを食べて元気回復となる。
また、実生で育てた枇杷の実も送ってくれた。今年はいつものカラスの食害は少なかったようだ。ありがたく一部を冷凍にしていただく。最近は果物もウナギも高価でなかなか買う気にならない。月に何回かまとめ買いで街に行っても1万円札があっという間に飛んでいく。したがって、このところ、夕方に半額とか30%引きをねらう習慣がついてしまった。なにしろ、年金しか収入がないのだから贅沢はできない。
そういえば、父の日がいつから始まったのか記憶にない。1981年に「日本ファーザーズ・デイ委員会(FDC)」が設立されてから日本に普及されていったという。バレンタインデイと同じくいつの間にか定着していったわけだ。
父の日はもともとアメリカが発祥で、1909年に南北戦争に従軍した軍人の父親に感謝を捧げる日が欲しいと牧師協会へ訴えたある女性から始まり、それが大統領の下まで届き、1966年に正式な国の記念日として認められていったという。しかもそれが、今ではアジアやアフリカまで世界中に広まっていった。できたら、平和の日とか、不戦の日とか、この日ばかりは争いをしない日なんてできないだろうか。どこかのスポンサーがつけば不可能ではないはずだけど。