杉・檜に包囲されながらも、二つの白い花が合体し、赤い実を地面に作る。
ツルアリドオシが枯れた杉葉の合間に実を結ぶ。
潰さないように森を歩く。
秋や冬が来ると、詩が好きになる。
自分を追い込んでいくと 詩も生まれる。
元気がないときほど 詩が生まれやすい。
そう、還暦前のことだった。
花鳥風月
きみの瞳に 花が咲いたとき
言葉は 愛にときめいた
きみの瞳に 鳥が鳴いたとき
世界は 二人だけのものとなった
きみの瞳に 風が吹いたとき
時間は 刻むのを忘れた
きみの瞳に 月がのぼったとき
宇宙は 恍惚を知った
ふたりの瞳に 人生が刻まれたとき
波乱も平凡も 同棲した
ツルアリドオシが枯れた杉葉の合間に実を結ぶ。
潰さないように森を歩く。
秋や冬が来ると、詩が好きになる。
自分を追い込んでいくと 詩も生まれる。
元気がないときほど 詩が生まれやすい。
そう、還暦前のことだった。
花鳥風月
きみの瞳に 花が咲いたとき
言葉は 愛にときめいた
きみの瞳に 鳥が鳴いたとき
世界は 二人だけのものとなった
きみの瞳に 風が吹いたとき
時間は 刻むのを忘れた
きみの瞳に 月がのぼったとき
宇宙は 恍惚を知った
ふたりの瞳に 人生が刻まれたとき
波乱も平凡も 同棲した