六月なかば
梅雨ぬきの
夏の暑さが
梅雨ぬきの
夏の暑さが
巡り巡って
還りついた
掛かり付け
還りついた
掛かり付け
待ち人無く
帰る家路に
夏山の記憶
帰る家路に
夏山の記憶
辿りきれぬ
登った高さ
山々の名前
登った高さ
山々の名前
道に迷えば
下らないで
登るだけさ
下らないで
登るだけさ
携行食など
持ち忘れず
非情の怖さ
持ち忘れず
非情の怖さ
【最初にお読みください】
から
松岡祥男氏の書評を二本、「吉本隆明全集撰 I 全集撰」(『詩学』1987年1月号)[PDF]および「吉本隆明『超西欧的まで』(弓立社)(『詩学』1988年4月号)[PDF]を「猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ」に掲載しました。(2024.06.15)
から
松岡祥男氏の書評を二本、「吉本隆明全集撰 I 全集撰」(『詩学』1987年1月号)[PDF]および「吉本隆明『超西欧的まで』(弓立社)(『詩学』1988年4月号)[PDF]を「猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ」に掲載しました。(2024.06.15)
ペダル踏み
買物に出る
梅雨入り前
買物に出る
梅雨入り前
昨夏までは
一緒だった
通い路の角
一緒だった
通い路の角
虫食い葉の
隙間に覗く
紫陽花の蕾
隙間に覗く
紫陽花の蕾
おたがいに
ふとした折
写し取られ
ふとした折
写し取られ
おたがいを
重荷に思う
事などなく
重荷に思う
事などなく
虚しくなれ
ばなるほど
元気になり
ばなるほど
元気になり