正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

スイス製の昔の手巻き時計とセイコー自動巻き時計を修理しました

2016年12月09日 | セイコー
昨日はスイス製の手巻き時計から修理始めました。

T様からのお預かりの時計でHenry Price De Luxe








紳士物の手巻き時計です

昔の機械なので慎重に分解、洗浄しました。

裏押さえに少しヒビが見られます。

洗浄後組み上げて調整まで出来ました。

次はセイコーの自動巻きです。

T様からのお預かりの時計です。キャリバー7005A








開けてみると油が機械内部に拡散していました。

潤滑油を竜頭部分から吹き付けたんだと思います。
カレンダー部分にも少し油が乗った状態でした。







あとローターの支え手の支柱が受けから外れている状態でした。
部品を交換です。

ヒゲゼンマイも変形し文字盤上の状態で止まってしまいました。

テンプの受けにヒゲゼンマイが擦れてしまっていたみたいです。
修整をし、順調に動いてくれています。

修理箇所の多い機械でした。
今朝も順調に動いておりますので文字盤と針を取り付けて実測での検査に入る予定です。