鷹泊 昭和30年代

いまは超過疎地になった北海道深川市鷹泊 自然にめぐまれたその地で昭和30年代を過ごした自分がその当時を思い出してみた

「鷹泊」という地名の由来について。その2

2014年11月25日 | Weblog
昭和30年代、鷹泊小中学校で教師をされていた細田長知先生が、数年前に書き上げた鷹泊の歴史に関する資料を読んでみた。今回の鷹泊ふるさと会ではなく、数年前の鷹泊ふるさと会で、参加者に配布していただいた「ふる里鷹泊」という小冊子で、30ページ近くある大作である。それには、自分の知らない鷹泊の歴史が書かれている。ここに、原文を勝手に少しまとめた形になるが、紹介させていただく。
【明治時代、深川から鷹泊へは道がなく、沼田方面から雨竜川沿いに上っていた。細田先生の祖父と義弟にあたる方の二人が、木材の伐採関連の仕事で、川を遡って、いつも小休止をするのが、今の鷹泊にあたる場所であった。たまたま腰を下ろして休んでいたところ、巨岩の上に生えていた三本の松の木の一本に鷹が来て止まった。これをみて、まだ地名のなかったこの地を「鷹どまり」と呼んでおこうではないか……の言が、その後「鷹泊」と正式地名になっていった。】
その文にある巨岩とは鷹泊岩のことを指すと思われ、あらためて、そういうことだったのかと思った。


写真は。鷹泊の入口付近。雨竜川と浅羽山が見える。