知って得する!トリビアの泉
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 いつも僕の横にいます。よくしゃべり、よく笑い、人の輪のなかに入り、僕らを楽しませてくれます。彼が物知りであることは、誰もが認めることですが、彼はよく本を読みます。次から次と話題が目まぐるしく、出てくるので、話題に困るということはありません。こんな彼が始めて自分のことを語ってくれました。彼は生まれたときから、難病に冒されていました。中学までは友達と普通に走れていたそうです。それが高校になると走ることは不可能になってしまったそうです。他の友達は皆、走り幅跳びや高飛び、それに水泳も、難なくこなしているのに、彼には大きな重荷となったのです。筋萎縮症である彼の筋肉は1年ごとに、まるでカタツムリが進む速度で蝕まれていきます。彼はよく夢を見るそうです。”皆と一緒に飛び跳ねてる夢を” 眠りから覚めて現実に引き戻されるそうです。ああ 彼を助けてあげたい。でもどうしようもない現実。このギャップにいつも彼は、さいなまれていると言います。彼は現在21歳です。

900回のありがとう―筋萎縮症とたたかう少年と先生の記録

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 毎日付き合っていたら、まさかこの人が、こんな体験を持っているなんて考えられません。人当たりのよい彼は、誰にでも好かれ、誠実な人付き合いのいい人です。私が始めてここを訪れたときも、一番最初に声をかけてくれたのは、彼でした。私の近況を訊いてくれ、自分の体験を語ってくれました。24歳になった彼は、友達に誘われて、一緒に車に乗っていました。その時です。急にブレーキの音が聞こえたと思うと、車は横転してしまいました。助手席に乗っていた彼の記憶はここでプツンと切れています。それから4ヶ月の時間が過ぎていました。病院ではあの手この手で、彼の回復への処置を施しましたが、彼の意識は元には戻りませんでした。ウントモスントモ言いません。ご両親のことを思うと、たまらなくなります。このままこんな植物人間のままで、一生、生きていかなければならないことを考えると、不憫でたまらなくなられたことでしょう。私も子供の親として、子供を亡くした体験から、その気持ちは、痛いほど解ります。彼は最後の手段として、高圧酸素室に入ることになりました。1ヶ月過ぎても、彼の意識は元に戻りませんでした。切れたままです。もうだめかとだれもが思っていました。それから10日を過ぎた朝、彼は5ヶ月間の眠りから、覚めたのでした。母の祈りが通じたとしか私には思えません。このときの母の涙を、彼は一生忘れることはないでしょう。現在、彼は30歳で元気で私たちと働いています。
 現在の彼の悩みは、彼女ができないことです。脳挫傷になる前は、素敵な彼女がいてたのに、彼が入院しているあいだに、消えてしまったといいます。彼は真剣に彼女を求めています。もしもこのブログを読まれて、会って話がしてみたいと思う方は、是非コメントを下さい。
その他の方もどしどしコメント下さい。

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