いつも僕の横にいます。よくしゃべり、よく笑い、人の輪のなかに入り、僕らを楽しませてくれます。彼が物知りであることは、誰もが認めることですが、彼はよく本を読みます。次から次と話題が目まぐるしく、出てくるので、話題に困るということはありません。こんな彼が始めて自分のことを語ってくれました。彼は生まれたときから、難病に冒されていました。中学までは友達と普通に走れていたそうです。それが高校になると走ることは不可能になってしまったそうです。他の友達は皆、走り幅跳びや高飛び、それに水泳も、難なくこなしているのに、彼には大きな重荷となったのです。筋萎縮症である彼の筋肉は1年ごとに、まるでカタツムリが進む速度で蝕まれていきます。彼はよく夢を見るそうです。”皆と一緒に飛び跳ねてる夢を” 眠りから覚めて現実に引き戻されるそうです。ああ 彼を助けてあげたい。でもどうしようもない現実。このギャップにいつも彼は、さいなまれていると言います。彼は現在21歳です。
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ただ言えることは、「本当の友達」が居てくれるお蔭で今日まで生きてきました。そして、これからも。