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民友選手・・・

2016-10-30 | サガン鳥栖
J1リーグホーム最終戦で見事ゴールを決めてくれました。
試合は,2点差を守り切れずドローで終わりましたが,鳥栖の歴史の中で手紙での謝辞という退団挨拶は印象深いものでした。

入団当初は華奢な体でしたが,ラインを割りそうなボールに必死に追いついたり,ドリブルで相手を翻弄したりするプレーには,大きな期待を抱きました。
鳥栖の選手としての経験を積むにしたがって,筋力が増して逞しい体となり,当たり負けもしなくなりました。
ホイッスルが鳴るまで身を粉にして走り続ける姿は,時に劇的ゴールをアシストしたり,試合を決定づけるゴールを決めたりするなど,スタジアムに歓喜と感動を湧き起こしてくれました。

兵役という韓国では当然の義務により,呂成海選手に続いて鳥栖を去らなければならなくなったことは大変残念です。
しかし,チームを昇格させ,5年もの間降格することなくJ1に居続けることができた要因の一つは,彼の大きな功績があったからこそでしょう。
J2期を最初から見てきた私にとって,J1昇格自体驚きと感動でしたが,昇格当初は降格の第1候補だったのも事実です。
そんな予想を覆し,今もJ1での試合を見続けられていることに幸せを感じてます。
そのチームの中心に彼がいました。
そんな彼が読み上げた手紙には,涙が自然とあふれました。
Number誌の一節にこんな言葉があります。
「10代の頃は自分が日本に来るなんて思ってもいませんでした。'09年のU-20W杯でベスト8に進出したあと、オランダでPSVの入団テストを受けたのですが、落ちた上に大学に無断だったため退学になってしまって。Kリーグにも行けず、将来に不安を抱いていたときに声をかけてくれたのが鳥栖でした。鳥栖に入っていなかったら、今も無所属だったかもしれない。そう思うと、鳥栖は僕にとって第2の故郷なんです。」
再び鳥栖でプレーしたいという思いがあるのも当然だろうと思います。

でも,今日が最後ではありません。
リーグ最終戦もありますし,天皇杯も残っています。
彼の戦う姿を目に焼き付けたいですね。


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