夜の錦市場は若冲だらけ 2016年11月19日 20時58分02秒 | つれづれ 夜の錦市場は若冲だらけ 伊藤若冲は京都錦市場の青物問屋に生まれ、家業も継いだ人。 そんな若冲の絵が夜の錦市場のそれぞれのお店のシャッターに描かれている。 若冲万歳!
若冲の京都@京都市立美術館 2016年11月19日 17時18分56秒 | つれづれ 若冲の京都@京都市立美術館 伊藤若冲 正徳6年(1716年)生まれであり、今年は生誕300年。 各所の所蔵する花鳥画、水墨画等を集めた展覧会。 今春東京国立博物館で話題となった「動植採絵」などの色鮮やかなものの展示はなく、写生、装飾的な花鳥図と水墨画がメインの展示だが、十分に若冲の魅力を感じる展示だった。 ・花鳥図押絵貼屏風 ・鶏図押絵貼屏風 ・菊花図押絵貼屏風 いづれも細見美術館所蔵であり、これまで何度の見ているが、でもいつ見てもいい。好きな屏風図だ。 それぞれ80歳を過ぎてから描かれたものだが、老いを感じさせることなど全くなく、むしろ元気をもらえる。鶏の動きの一瞬を捕まえた捉え方など実にユニークであり、今も生き生きしたものを感じる。 ・乗興舟 拓版画だが、「黒」という色に対する並外れた感覚を持っていることを痛感させられる。 ・雪中雄鶏図 細見美術館蔵 ・鯉図各種 たくさんの似たよう鯉図。 鯉図とは、新しく生まれた男児の健やかな成長を願って描かれたもの。若冲は俗世間とは離れて絵を描くことに専念していたように思ってしまうが、これらたくさんの鯉図は、若冲が周囲からの要望に気軽に?答えて描いていたことを示しているとのこと。 ・布袋図 布袋さんが「あっかんべー」をしている絵図だが、こういうユーモラスな絵を描けるところが若冲だなと思う。 ・梅鶴図 たたずむ鶴一羽。 この鶴の形の取り方が凄い。好きだな~ シンプルな捉え方は、まるでデザイン画を見るようで実に自由な心を持った人だったんだなと思わせる。 ・象図 正面から見た真円のような象。若冲は実際に象を見たことはないと思うのだが、その形の捉え方はいい。デザイン的。 ・蕪図 このパッとした捉え方には勢いすら感じる。 何度も見たものも多かったが、いづれも若冲の魅力を改めて感じた内容だった。