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『海外の終末医療の“死''』『アッラーが永遠の魂を保証』『宗教』

2024年09月06日 | 医療
🌸海外の“死''見聞録1

 ☆文字ばかりで恐縮ですが
 *医師側から見た『看取り』の内容なので
 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます

人生における偶然
 ☆筆者が海外に行くきっかけとなったのも
 *神戸の病院でがんの終末期医療に取り組んで、悪戦苦闘していた
 *医者が、完治の見込みのない患者さんの治療に
 *熱心に取り組まないことへの反発からでした
 ☆医者は患者さんの命を救ってナンボという側面がある
 *助かる見込みのある患者さんに熱意を傾ける気持ちはわかります
 *治らないと決まった患者さんにも、医療は必要なはずです
 ☆筆者は助かる見込み少ない、患者さんにこそ向き合う必要性を感じて
 *終末期医療を学ぶ気持ちになった
 ☆当時はターミナルケアという言葉も一般的ではなく
 *論文もほとんどなく、教科書や参考書もありませんでした
 *唯一、「日本死の臨床研究会」という組織があって
 *私はそこに入会し、シンポジウムなどを聴きに行きました
 ☆患者さんは当然のことながら
 *病気を治してほしいと望んでいます
 *がんの告知もしていない時代、死の受容はむずかしく
 *筆者は、容態が悪化する患者さんに向き合い、苦しい日々を送っていた
 ☆終末期の患者さんを受け持つと
 *いつ急変してポケットベルが鳴るかもしれず
 *心の休まるときがありませんでした
 *無念の思いで亡くなっていく患者さんを看取りながら
 *筆者は自分の無力と、終末期医療の困難さに
 *ほとんどノイローゼになりかけていた
 ☆以前から海外の生活に憧れる気持ちはありましたが
 *大学で博士課程も終えていない筆者には
 *医局からの留学など端から可能性がありません
 *海外生活など夢物語とあきらめかけていたときに
 *外務省の医務官募集の記事を見つけた

⛳筆者は、外務省の医務官に転職した(サウジアラビアへ赴任)
 ☆外務省も大使館も、筆者にとっては未知の世界でした
 *幸い、欠員状態だったのでスムーズに採用され
 *最初の任地としてサウジアラビアが提示されました
 ☆サウジアラビアについては、殆ど予備知識しかなかった
 *最初単身で赴任し、3ヵ月後に家族を呼び寄せました
 ☆昼間の気温は日向で摂氏50度を超え、湿度も一桁の乾燥
 *祈りの時間には、レストランはじめすべての店が開められ
 ☆女性は外国人も軍の運転を禁じられ
 *外出時はアバヤという黒いベールで顔以外
 *全身を覆わなければならないなどの厳しい決まりもありました

⛳サウジアラビア人外科部長との対話
 ☆サウジアラビアの病院は、オイルマネーの恩恵で
 *建物も設備も超・近代的で
 *日本の大学病院にも引けを取らない充実ぶりでした
 *手術室や集中治療室なども立派で
 *緊急の患者が出ても任せられると感じました
 ☆筆者は海外の終末期医療にも興味を持っていたので
 *自己紹介がてら話を聞かせてもらうようにしていました
 *外科部長が「おまえは大使館なんかで働いているんだ」と聞いてきた
 *日本では外科医で、がんの終末期医療に疲れて
 *現場から逃げ出してきたと答えた
 ☆外科部長は深くうなずき
 *「サウジアラビアでもがんの末期患者の治療に苦慮している」と
 *がん告知の問題、抗がん剤の副作用
 *手術による合併症や延命治療の弊害など
 *サウジアラビアと日本は自然も文化もまるで異なるのに
 *がん患者への治療のむずかしさは同じ
 ☆筆者はアラビア服姿の外科部長に親しみと共感を覚えた
 *筆者は、がんの治療は終末期医療に関し質問した
 *ある時点を超えたら何もしないほうがいい状況になるのに
 *患者さんは最後の最後まで治療を求めてきます
 *そんなとき、医者は何と言えばいいのでしょう
 ☆外科部長は自信満々に答えた
 *そういうときはこう言えばいい。死を恐れるな
 *アッラーが永遠の魂を保証してくれる
 ☆筆者は、外科部長への親しみは一挙に霧散
 *『十戒』でモーセが断ち割った紅海ほどの隔絶を感じた
 ☆宗教のある国は強いなと、彼我の差に愕然とした
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう死ぬのか』


『海外の終末医療の“死''』『アッラーが永遠の魂を保証』『宗教』
(ネットより画像引用)

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