🌸『神学・政治論』7(世の中の仕組みを俯瞰する)
☆信仰が必須だった時代に
*「無神論」との一石を投じた『神学・政治論』
*欧州を極度の緊張に陥れた”有害図書”
☆それでも、スピノザは、発刊せずにはいられなかった
*欧州を極度の緊張に陥れた”有害図書”
☆それでも、スピノザは、発刊せずにはいられなかった
☆著者、バールーフ・デ・スピノザ
⛳『神学・政治論』筆者スピノザのプロフィール
☆ユダヤ人としてオランダに生を受たスピノザ
☆スピノザが生まれた時代は、ルネサンス・大航海時代
☆ヨーロッパ人のアメリカ移住、植民地政策盛んな時代
☆ヨーロッパ人のアメリカ移住、植民地政策盛んな時代
☆アフリカ由来の伝染病がアメリカ先住民を襲う
*コロンブスの発見以前、3千万人のメキコ人が住んでいたアメリカ
*コロンブスの発見以前、3千万人のメキコ人が住んでいたアメリカ
*ヨーロッパ人の移住で、メキシコ人160万人に激減した
☆ヨーロッパではペストが猛威を振るう
☆東インド会社を設立し貿易拡大を成功させたオランダ
*興隆を迎えたオランダだが、イギリスとの戦争をへて衰退する
*ヨーロッパ市民の価値観は大きく揺らいでいた
☆ヨーロッパではペストが猛威を振るう
☆東インド会社を設立し貿易拡大を成功させたオランダ
*興隆を迎えたオランダだが、イギリスとの戦争をへて衰退する
*ヨーロッパ市民の価値観は大きく揺らいでいた
☆『神学・政治論』は、1670年著者名は伏せて発刊された
*本書は、常軌を逸する、驚愕すべき内容だった
⛳『神学・政治論』の概略
☆神学と哲学は分けて考えるべきである
☆教会よりも国家が上に立つべきである
☆自由に思考することは国家の平和に必要なことである
☆国家は国民を支配せず自由を与えるべきである
☆聖書は神の言葉そのものではない
☆教団所属者による著書である
☆聖書は神からの「啓示」ではない
☆17世紀の欧州
☆17世紀の欧州
*キリスト教かユダヤ教を信仰しない者などいなかった
☆『神学・政治論』は、無神論を説きバッシングを浴びた
*「卑猥かつ瀆神」「悪魔が地獄で作り出した」「有害で唾棄すべき」と
*本書により、ヨーロッパで極度の緊張状態を起す
☆スピノザの宗教批判は、18世紀以降の聖書神学に生かされていく
*本書により、ヨーロッパで極度の緊張状態を起す
☆スピノザの宗教批判は、18世紀以降の聖書神学に生かされていく
*聖書を教会や教義の支配下に置かない
*科学的に検証したうえで、史実と神話を区別する
*批評的かつ客観的な研究を軸とする、自由主義神学である
⛳『神学・政治論』の社会への影響
☆神は人間に対し超自然的存在を介して
*「啓示」し宗教的真理を伝達する
*聖書も「啓示」のひとつだとする考え
☆「啓示」を発する神を神学者が見つめなおす
*その手段を提示したのが無神論者のスピノザだ
☆社会状況を睨み考えたが
☆社会状況を睨み考えたが
*スピノザは本書を発刊せずにはいられなかった
☆現代において重要性を増す“危険な”思想家スピノザの神髄
*「思想・言論・表現の自由」をどう守り抜くか
☆17世紀のオランダと現代との類似点が見えてくる
(敬称略)
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