🌸なぜ不安になるのか1
☆五木寛之氏の様に、種々のこと知っている事もある面で大変だ
⛳豊かな国に広がる不安
☆いつの時代にも、どこの国にも「不安」はつきもの
☆現代のニッポンの場合
*GDPは、アメリカ、中国という超大国に次ぐ、世界第3位
☆いつの時代にも、どこの国にも「不安」はつきもの
☆現代のニッポンの場合
*GDPは、アメリカ、中国という超大国に次ぐ、世界第3位
*バブル崩壊を経験したとはいえ国としての豊かさを
*丸ごと喪失してしまったわけではない
☆日本は世界に冠たる「豊かな国」
☆日本は世界に冠たる「豊かな国」
*「そんなことはない」といったら、他国の人は怒り出す
☆そんな国に日本にあっても
☆そんな国に日本にあっても
*人びとはみな「漠たる不安」に苛まれている
*会社でリストラに遭つたとか、病気になったとか
*「切実で現実的な」不安に駆られている人も、少なくはないでしょう
☆それとはちょっと次元の違う、漠然とだけれど
*巨大な不安に、国全体が覆われているように思える
*今を生きる日本人の不安の深部には、何があるのか
⛳何を信じたらいいのか
☆古代中国で生まれた言葉に、「杞憂」がある
*今を生きる日本人の不安の深部には、何があるのか
⛳何を信じたらいいのか
☆古代中国で生まれた言葉に、「杞憂」がある
*杞の国の人が、明日にも天が崩れ落ちてくるのではないかと思い煩い
*夜も寝られない状態になったことに由来する
*それは「巨大な不安」でしょう
*昔は、天が落ちてきたり等、ある意味、単純な心配で良かった
☆現代の複雑系の社会に生きる日本人は、そうはいかない
*地震、津波、噴火といった自然災害から
☆現代の複雑系の社会に生きる日本人は、そうはいかない
*地震、津波、噴火といった自然災害から
*病気、老後、年金破綻、テロ、戦争、ハイパーインフレ
*国家財政の破綻、地球温暖化と
*いま一つ現実感を持って捉えられないけれども
*「いずれ必ず来る」と脅されているものばかりです
☆「少子・高齢化」も、そうした不安のひとつである
☆「少子・高齢化」も、そうした不安のひとつである
*日本の置かれた状況を「少子・高齢化」と表現するのは誤り
*事態の深刻さを見誤らせる可能性がある、と指摘する人もいる
*地方から押し寄せているのは、もはやそんな生易しいものではなく
*”人口の逆ピラミッド″の上のほうから「消えて」いく現実
*いわば「急速な高齢化と人口減の同時進行」だ
*「見渡せば、老人の姿ばかりいやに目立つ」社会になっている
*「見渡せば、老人の姿ばかりいやに目立つ」社会になっている
☆不安を「巨大化」させた東日本大震災は
*日本人が忘れていた自然の脅威をまざまざと呼び覚ましただけでなく
*大津波によって引き起こされた原発事故は
*先端技術の信じがたい脆さ、危うさとともに
*この国で最も「優秀」だと信じられていた人たちの無能ぶり、
*いいかげんさをも、満天下に晒すことになった
☆「何を信じたらいいのか分からない」という
*いいかげんさをも、満天下に晒すことになった
☆「何を信じたらいいのか分からない」という
*際限のない不安だらけの中で、我々は日々の生活を送っている
⛳現在の日本、平安末期に似ている
☆日本の歴史上、今の状況に似た時期をあえて探すとすれば
⛳現在の日本、平安末期に似ている
☆日本の歴史上、今の状況に似た時期をあえて探すとすれば
*平安末期から鎌倉初期にかけての頃ではないか
*というのが筆者の考えです
☆現代の日本では、「方丈記」に記載されたように
*そこここに死体が転がっているようなことはありません
*しかし、明日が見えず、老いも若きも、みんながある種
*終末的な不安に苛まれているという点では、似ています
☆その時代に大流行したものに、「今様」がある
☆その時代に大流行したものに、「今様」がある
* 一般庶民から貴族、知識人までが口ずさんだ、流行歌
『はかなきこの世を過ぐすとて
海山かせぐとせしほどに
. よろずの仏にうとまれて
後生わが身をいかにせん(梁塵秘抄)』
『はかなきこの世を過ぐすとて
海山かせぐとせしほどに
. よろずの仏にうとまれて
後生わが身をいかにせん(梁塵秘抄)』
☆「海山かせぐ」
*川や海に網を引き、魚を獲つて稼ぐ者もいれば
*山野で兎や猪や鳥を捕らえて生きながらえる者もいた
*木こりも炭焼きも、船頭、池守り、渡しの者も
*馬借、車借、言葉巧みに商いを行うのも
*田畑を耕すのもみな、「海山かせぐ」者たち
*博打打ちや物乞い、盗人はもちろん
*博打打ちや物乞い、盗人はもちろん
*人を殺傷する技術を生かし、雇われて働く武士たちも
*その例外ではありません
*それらの男たちを相手に体を売る女も、芸を演ずる者たちも
*全部が「海山かせぎ」
☆当時の仏教からは
*善行を積み、戒を守って生きるのとは正反対の
*罪深き者たちとみなされました
*すなわち、「よろずの仏にうとまれ」るしかない存在
☆生きるのも困難な現実に疲れ果て
*死後の世界で「よろずの仏」にすがるにも、突き放されてしまう
☆生きるのも困難な現実に疲れ果て
*死後の世界で「よろずの仏」にすがるにも、突き放されてしまう
*現世で苦しみ、死後にまた、あの地獄が待っている
*頼みの綱の仏に見放されることが
*頼みの綱の仏に見放されることが
*人びとの心にどれほどの絶望感を醸成したかは、想像に難くない
☆「後生わが身をいかにせん」というのは
*「死ねば必ず地獄行き」を覚悟せざるを得なかった
*人びとが漏らした、深い嘆息にほかならない
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『孤独のすすめ』
(敬称略)
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『巨大な不安』『何を信じる?』『海山かせぐ』
(ネットより画像引用)
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