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「世界の古典 必読の名作・傑作」200作品

2020年10月03日 | 雑誌・書籍
🌸世界の古典 必読の200作品、はじめに(佐藤優氏)

不確実な社会を生き抜くとき、「古典」は力強い道標となる
 ☆私たちが直面している諸問題
 *人類の歴史で、繰り返し問われてきたものばかりだ
 ☆筆者はかつて国家の内側にいた
 ☆筆者は、三井物産の落札で、偽計業務妨害の容疑をかけられた
 *その案件は、条約局が決裁しいた
 *筆者の個人の背任罪など成立するはずもないと思っていた
 *そうした主張は通らなかった
 ☆筆者は、国家の暴力性に向き合い、その怖さを知った
 *メディアは、基本的に国家に同調する恐怖も肌で感じた
 ☆その時に気づいたこと
 *数人でも友人がいれば、人は自分の理性を維持して耐えていける
 *数人の友人の存在によつて、私は自分を見失わずにすんだ
 *友人とは、必ずしもリアルな人間関係である必要はない
 ☆私たちは「古典」を通じて死者を味方につけることができる
 *神学者は、イエス・キリストに相談するために『聖書』を読む
 ☆死んでしまった人、遠くにいる会ったこともない人
 *テキストを通じて友人関係になっていくことが可能
 ☆「古典」を通じて、無数の死者
 *今を生きる私たちの味方になってくれる

古典は「構造」を描き出すので、アナロジカルな力を持つ
 ☆古典の特徴は、「閉じている」ことにある
 *物語として閉じられているので、構造が見える
 *その構造は、いかなる時代にも通用可能である
 ☆一見似ていないもの
 *ある種の違った物語を適用して考えていく力が古典にある

人間は何度も同じ過ちを犯す
 ☆元連合赤軍幹部の坂口弘氏が執筆した『あさま山荘1972』
 *立派な古典といえるだろう
 *大勢の同志を″粛清″する結果に至った連合赤軍事件の内情
 *人間が社会の中でいかに失敗していくか
 *古典から学ぶべき大切なテーマだ
 ☆人間は誰しも間違えることがある
 *その時、人間は似たような間違いを犯す
 ☆古典は「正しさ」だけではない
 *「失敗の歴史」として読むことも必要
 ☆私たちはポストモダン以降の時代を生きている
 *絶対的に正しいものなどない、との考えが前提になっている
 *しかし、「私にとって絶対に正しい」とのことはありうる
 *それを追究していくことは非常に重要だろう
 *それは当然、別の人にとっては別の「絶対に正しい」ものがある
 *正しいものが複数並存している、といつことと同義である
 ☆自分が絶対に正しいものを追究しているつもりでも
 *「正しさ」が本来のあるべき姿からずれている
 *おかしな方向へと向かっていく可能性がある
 *そのような感覚を持つことは大切だ
 ☆それを、古典の中から拾っていくことが重要だ

古典の評価は時代とともに変化する
 ☆古典の読み方そのものが、時代とともに変わってくる
 ☆そのようなことを意識しておくことも大切だ
 ☆戦前における『太平記』の読み方
 *後醍醐天皇に忠義を尽くして自害した楠木正成を称揚
 *忠君愛国の本として読まれていた
 *今は、『太平記』は、鎮魂のための書である
 *南朝の後醍醐天皇に対する批判も含め
 *北朝サイドの本ではないかとの読みが一般的である

古典を読むことは
 ☆「今」を俯激して考える力をつけることに他ならない
 ☆現在、さも真実のように声高にいわれている主張
 ☆その思想体系を知り、相対化して考えることができる力が得られる
 ☆自分自身にとっての正しさを追究し続ける知的体力も得られる
 ☆他者の正しさも複数並存しているとの認識する力も得る
 ☆これらこそ「古典」が持つ底力である
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』



世界の古典 必読の200作品、はじめに(佐藤優氏)
(『世界の古典』記事より画像引用)

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