🌸私が新自由主義の申し子になった理由7
⛳「ビスビュー」対「フェドビュー」
☆アベノミクス以前、日銀の金融政策運営の世界観「ビスビュー」
☆アベノミクス以前、日銀の金融政策運営の世界観「ビスビュー」
①「ビスビュー」
*第一次世界大戦後にハイパーインフレに陥り
*ナチスの戦争マシーンをファイナンスした経験と反省に基づく
*金融政策理論で、金融政策の目的は物価安定に限定されるべきで
*その活用もミニマム(最低限)でなければならないという立場
*日本の戦後の知識人やメディア関係者等の多くも
*「ビスビュー」的な世界観が正しいものであり
*政府の放漫財政を許さない「厳しい」中央銀行像を理想とした
☆1980年代後半に発生したバブル景気について
*日銀の独立性が強化された改正日銀法の下で最初の総裁になったのは
*三重野元総裁の系譜を引き継ぐ速水優であり
*後任の福井俊彦、白川もビスビューの世界観を行動規範
☆彼らの世界観で言えば、金融政策はミニマルに運営し
☆彼らの世界観で言えば、金融政策はミニマルに運営し
*バブルのような膿を許すべきではないし
*財政ファイナンスに繋がるような過度な緩和は避けるべきとした
➁「フェドビュー」
*積極的に金融緩和を実施すべきの立場
*その実践者として一番有名なのは、バーナンキ元FRB議長
*バーナンキは、金融危機後のデフレに苦しむ日本を訪れ
*金融政策をアクティブに使うことを推奨しています
☆2000年代後半にアメリカで住宅バブルが破裂
*リーマンショックが発生すると
*バーナンキは自らの理論を実践する機会を得る
*リーマンショックの数か月前、日銀総裁になったのが白川日銀理事
☆白川総裁は「ビスビュー」の信奉者
*リーマンショックの数か月前、日銀総裁になったのが白川日銀理事
☆白川総裁は「ビスビュー」の信奉者
*リーマンショックが発生し、バーナンキが金融積極主義を推し進めると
*強烈な円高と株安に拍車がかかり、日本経済はボロボロになる
☆この過程を苦々しく見ていたのが、安倍晋三元総理
☆この過程を苦々しく見ていたのが、安倍晋三元総理
*日銀人事 のを利用した民主党は、与党になると
*低迷した経済と円高。株安が自らの課題となる
*「ビスビュー」世界観を行動規範に持つ白川総裁は、動いてくれず
*時間の経過と共に、白川日銀に対する民主党の不満は高まる
☆世界中が「フェドビュー」世界観を追求する中
*日本だけ「ビスビュー」世界観で金融政策を運営していたので
*負けるべくして負けていった
*つまり経済・政治の現実がいずれ日銀の「ビスビュー」追求を
*許すことはなくなり、後はそのトリガーを待つだけだった
☆民主党と自民党の来るべき衆院選に向けた選挙公約を確認した時
*筆者は日銀がその行動規範となる世界観の修正を迫られる
*そう直感し、自民党総裁選で安倍晋三が勝利したことで
*筆者の見立ては確信になった
⛳日本の常識は世界の非常識
☆当時、日本の投資家や金融機関は全く反応しませんでした
*リベラル知識人同様、彼らも金融政策を積極的に実施する政策を
*キワモノ扱いしてい
☆「フェドビュー」の従来の世界観を守りたい
*国銀や財務省、債券市場のアナリスト、その他の「有識者」
*日本の「リフレ派」を異端扱いすることに成功しましたが
*日本の「リフレ派」を異端扱いすることに成功しましたが
*外から日本を見ていると、「日本の常識は置界の非常識」の構図
☆安倍総理がノーベル経済学賞を招いていたのは
*左派による反リフレ派キャンペーンヘの対抗であり
*アベノミクスが世界標準だ、とのカウンターPRです
☆世界が金融積極主義を追求し
☆世界が金融積極主義を追求し
*事実上の通貨切り下げ競争に走っている時
*日本だけ慎重な金融政策運営を実施すれば
*円高・株安によって、日本が大負けするのは明白でした
☆筆者は政治の世界がいつまでも
☆筆者は政治の世界がいつまでも
*日本一人負けを許すことはないと考えた
*「フェドビュー」と「ビスビュー」は表裏一体だと思う
☆日本では権利と義務を表裏一体だと考える傾向が強いですが
☆日本では権利と義務を表裏一体だと考える傾向が強いですが
*アメリカの独立宣言は「不可侵の権利」で始まるものの
*権利の代償としての国民の義務については語っていない
☆筆者としては、アメリカの基軸通貨国であるという強大な権利
☆筆者としては、アメリカの基軸通貨国であるという強大な権利
*システムを支える義務と裏返しであるべきだとは思う
*国際金融市場で「べき論」を振りかざしても無意味で
*身も蓋もない言い方をすると、それがカジノのオーナーの強さ
☆他の国がダラシナイことをしているからといって
*身も蓋もない言い方をすると、それがカジノのオーナーの強さ
☆他の国がダラシナイことをしているからといって
*自らもそれに追随すべきではない
*白川総裁にはそうした孤高の信念があったのだと思う
*白川総裁にはそうした孤高の信念があったのだと思う
*それは一般論として立派な考え方ですが
*政治と社会は、信念のために殉教者の道は選べない選ぶべきでもない
☆筆者は日銀が遠からず標的になると考え
*山口廣秀副総裁(当時)と懸念を共有した
*山口副総裁は何とかそのリスクを回避しようと奔走したが
*時すでに遅し、「ビスビュー」で「フェドビュー」のクラッシュが発生
☆筆者がアベノミクス、トレードを推奨できたのは
☆筆者がアベノミクス、トレードを推奨できたのは
* 一つのシステムが崩れることを確信したから
☆それに強い興味を示したのがソロス・ファンドであった
*彼が大勝負をかけるのは、パラダイムシフトが起きる時です
☆大勝負に出たときのソロスは昼夜を問わず
*スコットゃポートフォリオマネージャーに電話をかけてきて
*投資パフォーマンスをあれこれ質問するマイクロマネジャーです
⛳次の変化がやってくる
☆1990年代のアメリカは急速に新自由主義のエートス属性より
☆1990年代のアメリカは急速に新自由主義のエートス属性より
*能力、伝統、文化より経済合理性を重視する空気が社会を席巻し
*それが世界標準になっていく起点でした
*その中で私はヘツジファンドを相手にする
*エキサイティングな仕事を見つけ
*自分に正直に生きていくことも実現することができました
☆筆者はまさにこのエートスの中で育まれ、その恩恵に浴した
☆筆者はまさにこのエートスの中で育まれ、その恩恵に浴した
*「新自由主義の申し子」と言っても過言ではないでしょう
☆今、過去30年の行動規範となった世界観は逆回転を始めている
☆今、過去30年の行動規範となった世界観は逆回転を始めている
*これは「フェドビュー」、「ビスビュー」というような
*小さなシステムの激突の話ではない
☆日本の1990年代後半の金融危機は想定の範囲内でしたが
*「失われた30年」になるとは思いませんでした
☆今筆者は、新自由主義という様々な行動の根底にあった
☆今筆者は、新自由主義という様々な行動の根底にあった
*世界観が瓦解し勝者と敗者が入れ替わると確信しています
*読者の皆さんの生活を規定してきた「常識」も大きく変わります
*個人的に言えば、この世界観が続いてくれることは
*個人的に言えば、この世界観が続いてくれることは
*金銭面でも、生き方としても、ありがたい限りですが
*業界でよく使われる言葉で言うと、希望は戦略ではない
☆新しい世の中が来るのであれば
☆新しい世の中が来るのであれば
*それに備えて準備するしかない
*しかし変化はチャンスです
*そしてこの本で筆者が言ぃたいことは
*これから来る変化は日本にとって
*大きなチャンスになるということ
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『世界秩序が変わるとき』
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⛳出典、『世界秩序が変わるとき』

『ビスビュー』『フェドビュー』『新自由主義の次の変化』
(ネットより画像引用)
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https://taitouku19.hatenablog.com/
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