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心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『ビスビュー』『フェドビュー』『新自由主義の次の変化』

2025年08月20日 | 政治
🌸私が新自由主義の申し子になった理由7

「ビスビュー」対「フェドビュー」
 ☆アベノミクス以前、日銀の金融政策運営の世界観「ビスビュー」
 ①「ビスビュー」
 *第一次世界大戦後にハイパーインフレに陥り
 *ナチスの戦争マシーンをファイナンスした経験と反省に基づく
 *金融政策理論で、金融政策の目的は物価安定に限定されるべきで
 *その活用もミニマム(最低限)でなければならないという立場
 *日本の戦後の知識人やメディア関係者等の多くも
 *「ビスビュー」的な世界観が正しいものであり
 *政府の放漫財政を許さない「厳しい」中央銀行像を理想とした
 ☆1980年代後半に発生したバブル景気について
 *日銀の独立性が強化された改正日銀法の下で最初の総裁になったのは
 *三重野元総裁の系譜を引き継ぐ速水優であり
 *後任の福井俊彦、白川もビスビューの世界観を行動規範
 ☆彼らの世界観で言えば、金融政策はミニマルに運営し
 *バブルのような膿を許すべきではないし
 *財政ファイナンスに繋がるような過度な緩和は避けるべきとした
 ➁「フェドビュー」
 *積極的に金融緩和を実施すべきの立場
 *その実践者として一番有名なのは、バーナンキ元FRB議長
 *バーナンキは、金融危機後のデフレに苦しむ日本を訪れ
 *金融政策をアクティブに使うことを推奨しています
 ☆2000年代後半にアメリカで住宅バブルが破裂
 *リーマンショックが発生すると
 *バーナンキは自らの理論を実践する機会を得る
 *リーマンショックの数か月前、日銀総裁になったのが白川日銀理事
 ☆白川総裁は「ビスビュー」の信奉者
 *リーマンショックが発生し、バーナンキが金融積極主義を推し進めると
 *強烈な円高と株安に拍車がかかり、日本経済はボロボロになる
 ☆この過程を苦々しく見ていたのが、安倍晋三元総理
 *日銀人事 のを利用した民主党は、与党になると
 *低迷した経済と円高。株安が自らの課題となる
 *「ビスビュー」世界観を行動規範に持つ白川総裁は、動いてくれず
 *時間の経過と共に、白川日銀に対する民主党の不満は高まる
 ☆世界中が「フェドビュー」世界観を追求する中
 *日本だけ「ビスビュー」世界観で金融政策を運営していたので
 *負けるべくして負けていった
 *つまり経済・政治の現実がいずれ日銀の「ビスビュー」追求を
 *許すことはなくなり、後はそのトリガーを待つだけだった
 ☆民主党と自民党の来るべき衆院選に向けた選挙公約を確認した時
 *筆者は日銀がその行動規範となる世界観の修正を迫られる
 *そう直感し、自民党総裁選で安倍晋三が勝利したことで
 *筆者の見立ては確信になった

⛳日本の常識は世界の非常識

 ☆当時、日本の投資家や金融機関は全く反応しませんでした
 *リベラル知識人同様、彼らも金融政策を積極的に実施する政策を
 *キワモノ扱いしてい
 ☆「フェドビュー」の従来の世界観を守りたい
 *国銀や財務省、債券市場のアナリスト、その他の「有識者」
 *日本の「リフレ派」を異端扱いすることに成功しましたが
 *外から日本を見ていると、「日本の常識は置界の非常識」の構図
 ☆安倍総理がノーベル経済学賞を招いていたのは
 *左派による反リフレ派キャンペーンヘの対抗であり
 *アベノミクスが世界標準だ、とのカウンターPRです
 ☆世界が金融積極主義を追求し
 *事実上の通貨切り下げ競争に走っている時
 *日本だけ慎重な金融政策運営を実施すれば
 *円高・株安によって、日本が大負けするのは明白でした
 ☆筆者は政治の世界がいつまでも
 *日本一人負けを許すことはないと考えた
 *「フェドビュー」と「ビスビュー」は表裏一体だと思う
 ☆日本では権利と義務を表裏一体だと考える傾向が強いですが
 *アメリカの独立宣言は「不可侵の権利」で始まるものの
 *権利の代償としての国民の義務については語っていない
 ☆筆者としては、アメリカの基軸通貨国であるという強大な権利
 *システムを支える義務と裏返しであるべきだとは思う
 *国際金融市場で「べき論」を振りかざしても無意味で
 *身も蓋もない言い方をすると、それがカジノのオーナーの強さ
 ☆他の国がダラシナイことをしているからといって
 *自らもそれに追随すべきではない
 *白川総裁にはそうした孤高の信念があったのだと思う
 *それは一般論として立派な考え方ですが
 *政治と社会は、信念のために殉教者の道は選べない選ぶべきでもない
 ☆筆者は日銀が遠からず標的になると考え
 *山口廣秀副総裁(当時)と懸念を共有した
 *山口副総裁は何とかそのリスクを回避しようと奔走したが
 *時すでに遅し、「ビスビュー」で「フェドビュー」のクラッシュが発生
 ☆筆者がアベノミクス、トレードを推奨できたのは
 * 一つのシステムが崩れることを確信したから
 ☆それに強い興味を示したのがソロス・ファンドであった
 *彼が大勝負をかけるのは、パラダイムシフトが起きる時です
 ☆大勝負に出たときのソロスは昼夜を問わず
 *スコットゃポートフォリオマネージャーに電話をかけてきて
 *投資パフォーマンスをあれこれ質問するマイクロマネジャーです

次の変化がやってくる
 ☆1990年代のアメリカは急速に新自由主義のエートス属性より
 *能力、伝統、文化より経済合理性を重視する空気が社会を席巻し
 *それが世界標準になっていく起点でした
 *その中で私はヘツジファンドを相手にする
 *エキサイティングな仕事を見つけ
 *自分に正直に生きていくことも実現することができました
 ☆筆者はまさにこのエートスの中で育まれ、その恩恵に浴した
 *「新自由主義の申し子」と言っても過言ではないでしょう
 ☆今、過去30年の行動規範となった世界観は逆回転を始めている
 *これは「フェドビュー」、「ビスビュー」というような
 *小さなシステムの激突の話ではない
 ☆日本の1990年代後半の金融危機は想定の範囲内でしたが
 *「失われた30年」になるとは思いませんでした
 ☆今筆者は、新自由主義という様々な行動の根底にあった
 *世界観が瓦解し勝者と敗者が入れ替わると確信しています
 *読者の皆さんの生活を規定してきた「常識」も大きく変わります
 *個人的に言えば、この世界観が続いてくれることは
 *金銭面でも、生き方としても、ありがたい限りですが
 *業界でよく使われる言葉で言うと、希望は戦略ではない
 ☆新しい世の中が来るのであれば
 *それに備えて準備するしかない
 *しかし変化はチャンスです
 *そしてこの本で筆者が言ぃたいことは
 *これから来る変化は日本にとって
 *大きなチャンスになるということ
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『世界秩序が変わるとき』


『ビスビュー』『フェドビュー』『新自由主義の次の変化』
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『能登半島地震』『総理・知事の対応』

2025年08月20日 | 政治
🌸災害の違和感~立ち止まれますか?

⛳能登半島地震初日に鳴り響いたアラーム
 ☆2024年1月都の自宅でグラグラとした横揺れを感じた
 *テレビをつけると、NHKの女性アナウンサーの声
 *「大津波警報が出ました、今すぐ高いところに逃げること―」
 *「テレビを見ていないで逃げて下さい―」
 ☆石川県能登地方を、最大震度7の地震が襲った
 *「東日本大震災を思い出して下さい!」
 *あの時アナウンサーが叫んだこの一言は、国民に響いた

 ☆東日本地震で多くの人が感じた違和感は、政府対応の速度でした
 *日本は地震大国で、東日本大震災のみならず
 *中越沖地震・熊本地震、国民は次々に各地で大きな揺れを経験している
 *「おかしいな」という声が、すぐに上がり始めた
 *約90分後に設置されたのは、熊本地震より緊急度が低く
 *総理も参加しない「特定災害対策本部」でした
 *熊本地震と比べると対策がずいぶん遅いと感じた人は少なくない
 *一夜明けた翌朝、すでにこの時点で地震発生から18時間経過
 *その会議も一回のみ、わずか20分で終わってしまいました.
 *その後も1日1回で、時間はいずれも15分~20分程度です。
 ☆不可解だと感じた人は少なくなく
 *「どうしてこれだけ?」と指摘する声が上がりました
 *一体全体、どうなっているのだろう


国民への情報公開が、どんどん悪くなっている
 ☆災害があつた時、被災地の状況や、各省庁からの現場報告
 *どんな救助がどこまで進んでいるか?
 *総理は何を指示しているのか? などは、会議の記録を見ればわかる
 ☆熊本地震の時も、議事録や豊富な資料がすぐに公開されており
 *国民はいつでもそれを見て、状況を確認することができました
 ☆今回は、熊本地震よりひどい状況にもかかわらず
 *前に比べて明らかに情報が少ない
 ☆特に地震は日本人にとって、いつどこで次が起こるかわからない
 *明日は我が身の災害です
 *首都直下型や南海トラフ、しょっちゅう騒がれてる
 ☆だからこそ、今回の、政府の対応の遅さは解せない
 *何よりも、国民への情報公開が、前よりさらに悪くなっている

⛳覚悟のない総理の新年会参加と1000万円の万博予算
 ☆国民の多くが違和感を覚えた最大要素の一つ
 *地震発生から3日後の、岸田総理の態度
 *年頭記者会見で、岸田総理は手元の原稿に目線を落とし淡々と読んだ

 *こんな緊急時こそ国民は、国のリーダーである総理には
 *官僚の書いた紙をただ読むのではなく
 *自分の言葉で被災地と国民に心を込めて呼びかけ、安心させてほしい
 *この後の行動が、またもや国民の怒りを買
 *「プライムニュース」に出演し、笑顔で総裁選への思いを語った
 *続いて翌日5日には、経団連の新年会に出席
 ☆石橋湛山元総理は、こんな言葉を残している
 *最もつまらぬタイプは、自分の考え、言葉を持たない政治家だ

 ☆馳浩石川県知事は、県の予算から1000万円
 *大阪万博関連事業に入れると発表し、多くの国民の怒りを買う
 *知事が会見で言った、「私は維新の顧問なのでね」という発言
 *自民党に籍をおきながら維新の顧問をするという奇妙な立ち位置から
 *まるでお友達に公金を回すんだと言わんばかり
 *その態度が、被災者と県へ寄付してくれた人々の感情を逆撫でした
                        (敬称略)
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⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『国民の違和感は9割正しい』




『能登半島地震』『総理・知事の対応』
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『トランスジェンダーの告白』『米国財務長官スコット氏』

2025年08月19日 | 政治
🌸私が新自由主義の申し子になった理由6

トランスジェンダーを受け入れてくれたアメリカ
 ☆筆者は、具体的にはトランスジェンダー
 *人間なら誰でも自分らしく生きたいと思うでしょう
 *それは性自認に限らず、仕事でも趣味、あらゆることについてです
 ☆しかし、カミングアウトしたり、自分をさらけ出したときに
 *嫌われるんじゃないか、ドン引きされるんじゃないかの恐怖もある
 *社会にそうしたものを受け入れる環境や土壌がない場合
 *経済的、社会的不利益を被る可能性もある
 ☆筆者がトランスジェンダーを初めて告白したのは
 *大学の最初の2年間 ″を過ごしたカリフォルニア
 *恐る恐るカミングアウトした筆者に対し
 *肯定的に反応してくれたのがすごく印象的でした
 ☆その後、日本の大学を卒業して就職しましたが
 *その間も男性のふりをするのが苦しかった時
 *アメリカでの温かい反応を思い出した
 ☆アメリカの大学院に行った時は
 *アメリカでも、まだトランスジェンダーはまだ市民権が無かった
 *ゲイやレズビアンが東海岸や西海岸の高学歴エリートに
 *受け入れられだした時代でも、トランスジェンダーは異端扱い
 *しかし、せっかくアメリカまで来たのだから
 *カミングアウトをしようと思った

日本の「鎖国」論と共通する考え(慣れる時間)
 ☆無理な変化を自分に課すと、それはそれで歪みを生む
 *筆者はスターリン型やファシスト型の「大きな 府」の問題点は
 *それと同じです
 ☆過去を否定して全く新しい自分を作り出すことは
 *自分のコンプレックスや「闇」と正直に向き合うこと
 *過去をなかったものとして、白紙にすることはできません
 *筆者は、友人たちへのカミングアウトが成功すると、次は仕事関係
 ☆筆者がこの業界に惹かれた理由は
 *個人の属性で判断するのではなく
 *個人の能力と個性が全てという空気でした
 *最初は女性の服を着て出社し始めると、周囲の反応は様々
 ☆白人でキリスト教徒の男性ばかりの集団では
 *出てくるアイディアには限界がある
 *多様な意見を取り入れてこそ市場の深みが出る
 ☆最後になったのが日本の顧客や当局者
 *隠しているのがバカバカしく感じるようになり
 *日本社会にも変化があるので思い切って試してみると
 *結局、アメリカでの反応と同じでした
 ☆実際、日本の顧客や当局者と話しているとよく言われます
 *齋藤さんて面白い、トランスジェンダーでそんな恰好しているけど
 *話していると、普通の昭和のおっさとあんまり変わらないねと
 ☆あくまでも筆者の私見ですが
 *これが新自由主義の一番美しい部分だと思う
 *確かに新自由主義は自己責任を求めますが
 *その裏側にある「自分の選択」のハードルも下げてくれた
 *自分の選択であれば、その責任は受け入れやすい

ソロス・ファンドを大儲けさせた「予測」
 ☆ヘッジファンドは金さえ儲けさせてくれれば何でもいい価値観で動
 *ヘッジファンドを儲けさせる実例
 ☆2012年の秋、ソロス・ファンドは年末までの数か月で
 *円売りだけで10億ドルの利益を叩き出した
 *筆者はソロスの”右腕”でからオフィスにくるように言われた
 *彼の後ろには何十人のポートフォリオ、マネジャーが勢揃いしていた
 ☆彼は、筆者の「日銀改革と日本の転換点」のレポートに興味を持った
 *日本株買いの大勝負をかけるチャンスに
 *ソロスは当初、煮え切らない態度でしたが
 *筆者の説明を聞き、提案した金額の倍の円売りを仕掛ける決断をした
 ☆人間は線引きが好きな生き物
 *何かを理解するということは
 *線を引いて分類するプロセスなのです
 *分類を通じた認識・理解を超越する
 ☆熱烈なトランプ支持者
 *スコットの財務長官指名に、強い不満を示していることは
 *容易に理解できます
 *彼らの線引きでは、ゲイでグローバリストのスコットが
 *財務長官になることには賛同できないのでしょう
 ☆しかし人間の本質は単純な線引きよりもずっと複雑です
 *トランプ本人にしても、リベラルメディアやエスタブリッシュメントが
 *戯画化するような単なる道化師ではない
 ☆2012年の円売り、日本株買いで大儲けをしたスコット
 *すっかり日本ファンになる
 *財務長官でなければ、日本大使を望んでいたそうです
 ☆話を戻すと、この時期、円は急速に下落し
 *対照的に日経平均株価は上昇に向かう
 *それを仕掛けたヘッジファンドの1つがソロス、ファンドでした
                     (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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⛳出典、『世界秩序が変わるとき』


               (ゲイでグローバリストのスコット氏)

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『オーナー=絶対的権力者』『オーナーたちの”共通点″』

2025年08月18日 | 政治
🌸私が新自由主義の申し子になった理由5

オーナーは”絶対的権力者”
 ☆「ヘッジファンドとは……」と語ろうとすると言葉に詰まる
 *ヘッジフアンドというのは、よく聞くものの
 *直接見たことはない”得体の知れない″存在なのだと思う
 ①第三者から資金を預かって運用するヘッジファンド
 *その場合、ヘッジファンドに運用を委託した
 *高額資産家、企業、年金基金などの最終投資家が存在する
 ➁巨額の富を手にしたオーナーのヘッジファンド
 *外部の最終投資家のマネー運用を断り
 *自分とその親族の資産だけを運用するケースもある
 *外部のお金を運用しないヘッジファンドの場合
 *監督当局への報告義務が大きく減り
 *運用の自由度が高まるという利点がある
 *このタイプのファンド「ファミリーオフィス」と呼ぶ
 ☆へッジファンドは基本的に個人経営
 *桁違いの収入か得られるのは 絶対的権力者″である
 *オーナーとコアとなるパートナー
 *ポートフォリオ、マネジャーたちは腕一本の出来高勝負
 *巨額を稼ぐ年もあれば、散々な年もある
 *彼らの中には、かな りの頻度でファンドを転々とする者も多い
 ☆富裕層のネットワークで広まると
 *ヘッジファンド、オーナーは
 *プライベートジエツ卜で日本に飛び
 *直接売買交渉し、絵画を持ち帰ったりしている

⛳オーナーたちの意外な”共通点″
 ☆ヘッジファンドのオーナーたちは「変な人」が多い
 *ロジカル(論理的)に思考することが苦手な代わりに
 *直観力が異常に優れていて、私たちには見えないものが
 *見えているのではないかと思わせる人もいる
 *ADHD自閉症を思わせる人もいる
 *全体的に、社交的で口八丁手八丁の人は少ない
 ☆何が彼らをそこまで駆り立てているのか?
 *筆者は、直接尋ねたことはなく、筆者の推測ですが
 ①勝負そのものの持つスリルであり、「生きがい感」だと思う
 *極限状態で勝負をすることで多くのアドレナリンが出て
 *今、この瞬間を生きていると感じ、快感になムードているのでは
 ➁裏返しとして、ギリギリの勝負をしていない時に感じる虚無感があり
 *その恐怖から逃げているようにも見える
 *ある意味では、勝負をしていないと
 *自分の存在意義がわからなくなり
 *心の中に空いている穴を埋める必要が出てくる
 *単純に言うと、コンプレックス(劣等感)かもしれません
 ☆何が自分にとって幸福なのか
 *その答えは一人一人違いますが、アリストテレスの言うように
 *「人間は、社会生活の中で自己実現をすることが幸福なのだ」
 ☆ヘッジファンドのオーナーたちは
 *前段部の「社会生活」では輝かしい成果を叩き出していますが
 *後段部の自己実現はどうなのでしょうか
 *筆者には他人の自己実現を評価することはできないので
 *筆者の自己実現の話をします
                     (敬称略)
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『コンサルタント業務』『シンクタンクのレポート』『オブザーバトリー』

2025年08月17日 | 政治
🌸私が新自由主義の申し子になった理由4

⛳筆者の職業は、政策・政治と金融をつなぐ架け橋
 ☆筆者が勤務するオブザーバトリーグループの社員数は20~30名
 *メンバーたちの経歴は多種多様
 *欧州担当のフランス人、元ソロスのことで政策・政治分析担当等
 *政府の内側と外側を行き来する
 *「リボルビングドア(回転扉)」を経験している人もいる
 ☆筆者のケースは稀
 *筆者の入社時は、業界が大西部開拓時代だったので可能だった
 *業界が成熟するにつれ、その道の経験者でないと信認が得られず
 *今では、コンサルタント業務の人材は、リボルビングドア型になっている
 ☆日本でそういうコネクションを持っているのは官僚
 *長く中央官庁に勤めていると
 *永田町・霞が関に大勢の顔見知りがで
 *名刺・名簿も膨大な量になっているので可能なのだ
 *日本では彼らが議会シエアスタッフ、政策立案スタッフで機能している
 ☆アメリカの政治家の政策秘書
 *いつどこから矢が飛んでくるかわからない24時間
 *気の休まらない仕事です
 *ストレスは強いし、給与も安い
 ☆経験豊富で、もっと儲けたいという野心的な政策秘書
 *多くは「ロビイスト」に転身します
 *筆者たちはそういうキャリア、チェンジを考えている
 *優秀な議員スタッフを探し出して仲間にするわけですが
 *出会えるかとうかは運やタイミング、後はその人の価値観次第

⛳筆者たちのレポートとシンクタンクのレポートとの違い
 ☆ワシントンで政策を分析していると聞くと
 *シンクタンクが発表しているレポートとどこが違うんだろうと
 *疑問を抱かれる方もいるかもしれません
 ☆ワシントンには数多くのシンクタンクが存在している
 *しかし顧客の多くは「読んでいない」
 *どんなに立派で詳細に書かれたものであっても
 *50~100ページのレポートを読む時間が、超多忙な彼らにはない
 *重要な点は、その分析がどのように投資判断に役立つのかだ
 *彼らが知りたいことはシンクタンクのレポートに書かれていない
 *金融投資であれば、究極的には
 *「何を買えばいいのか・売ればいいのか」ということ
 ☆シンクタンクのレポート
 *投資家やビジネスリーダー向けに書かれたものではない
 *シンクタンクはワシントンの政策に携わるプロたちの
 *「リボルビングドア」の場です
 ☆学者のアカデミックな論文の対象読者が
 *同僚の学者たち向けであるのと同じように、
 ☆シンクタンクのレポートの対象は
 *同僚のエリート、テクノクラートたちだ
 ☆同様日本政府が発表する30~40ベージに及ぶ経済対策は
 *並べられた項目を読んでも、それらが実際に何を意味するのか
 *どのような具体的な政策に落とし込まれるのか
 *どこにお金がつくのか
 *霞が関の外の人間には皆目見当がつかない

投資銀行や証券会社のレポートとの違い
 ☆シンクタンク以外のレポートとしては
 *投資銀行や証券会社が発行しているものがある
 *こうしたレポートは表面上、ガチンコで競争相手になるが
 *やはりそれなりの棲み分けがある
 ☆資産を運用する側をバイサイドと呼び
 *投資銀行や証券会社はセルサイドと呼ばれている
 ☆バイサイドの投資家はセルサイドのレポートに対して半信半疑
 *投資銀行には内部に自己資金を運用する部門が別にある
 *この自己資金運用部門とアナリストの間には
 *ファイアウォールがあるはずなのですが
 *必ずしもそれが機能しているように見えないことがある
 ☆例、自己資金運用部門が円買いを事前に進めた上で
 *同社のアナリストが、「これから円が上がる」と
 *煽り立てているように見えることがあるから
 ☆オブザーバトリーは、マネーの運用は一切していない
 *オブザーバトリーは、あくまで政策、政治と市場のネクサスを分析し
 *それに対してコンサルティング料金を受け取る形式です
 *実際にお金を運用すると
 *どうしても色眼鏡で物事を見てしまいます
 ☆セルサイドは非常に多くの顧客を相手にするので
 *プライベートな人間関係を構築するには必ずしも向いていない
 ☆ホテルの例で説明すると
 *セルサイドは、高級ホテルチェーンなのに対し
 *オブザーバトリーは高級温泉旅館
 ☆ヘッジファンドそのものの定義は簡単
 *レバレッジをかけて投資を行う機関投資家
 *当たれば通常取引の何倍もの利益を得ることができる
 *外れれば莫大な損失を被ることもある
 *そのため、投資に失敗して破綻することも珍しくない
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『マクロ投資』『コンサルタント業務』『バイサイド』

2025年08月16日 | 政治
🌸私が新自由主義の申し子になった理由3

⛳「梶山の発言はインチキだ」
 ☆日本の金融危機に、日本政府も手をこまねいていたわけではない
 *梶山官房長官が不良債権処理に
 *公的資金を使うと発言したとのニュースが流れてきた
 *資金投入のニュースが本当であれば
 *円と日本株を買い戻す必要がある
 ☆その報道が流れた瞬間
 *大手ヘッジファンド、ムーア・キャピタルから電話がかかってきた
 *梶山の発言は本当なのか? 円と株を買い戻すべきなのか?
 ☆筆者も興奮は、こう叫んだ
 *今の日本には公的資金を使って不良債権を処理する仕組みはない
 *梶山の言っていることはインチキだ
 *国会での成立も合め、法整備は簡単な話ではない
 *それには相当の時間を要すると伝えた

 ☆筆者はなぜ、円安が続くと考えるのかの理由を説明した
 *彼女は「もう1回、同じことを言ってくれ!」と叫んで
 *マイクをオンにし、全館放送に切り替えた
 *「梶山の発言はインチキだ」エコーで反響している筆者の声が
 *受話器越しに聞こえてきた
 ☆その年のクリスマスに
 *ルイスからゴディバのチョコレートセットが届いた
 *そこには5万ドルのチェックも人っていた
 *当時のアメリカ人の平均年収くらの金額です

⛳筆者の仕事は、日本にはないニッチな仕事

 ☆ヘッジファンド業界の人々の生態や、筆者の仕事内容
 *皆さんが投資をしようという場合やる事は
 *投資対象に関する情報を集めることだと思います
 ☆株に投資しようとすれば
 *その企業の業績や業況、財務状況
 *業界の先行き見通しなど様々な情報を集めます
 ☆マクロ投資とは、金利と為替の話
 *政治、政策に関する情報がウェイトを占めるタイプの投資
 *狭義のマクロ投資は新自由主義の台頭と共に最盛期を迎える
 *金利と為替がそのメイン舞台
 *短期金利は中央銀行が調整しますが
 *長期金利は市場参加者が
 *経済、物価見通し、財政状況などを加味して決定する 
 ☆為替のメカニズム
 *温かい水と冷たい水を混ぜると温度が同じになる仕組みに似ている
 *理論的には、二つの国の間の金利差や購買力の差を中和し
 *同等の水準にするのが為替の役割
 *両者ともに政策効果を含んだ経済の大きな絵の話なので
 *「マクロ」と呼ばれている
 ☆「マクロ」機能を最大化しようとしたのが
 *ワシントン・コンセンサスであり新自由主義なのです
 ☆イングランド銀行とジョージ・ソロスの戦
 *中央銀行の裁量で決定した価格が実勢を反映しているのかどうか
 *それを巡る戦いであり、イングランド銀行の敗北は
 *新自由主義の幕開けの象徴的な出来事でした
 ☆ヘッジファンドなどのグローバルな投資家であれば
 *問題が起きて居るテーマの専門家に直接質問しているでしよう
 *コロナがどうなるのか、戦争がどうなるのか
 *それはその道のエキスパートを含め、誰にもわかりませんが
 *政府の対応は最終的に明確化するので
 *トレードに落とすことができるのです
 ☆たとえばコロナ禍なら
 *政府の財政対策規模はどうなるのか
 *日銀はどのように対応するのか
 *ワクチン輸入と実施のタイミングはどうなるのか等
 *こうしたポイントは資産価格に影響を与えます
 ☆政府の判断をウォッチすることで
 *投資判断の材料にしてもらう
 *顧客は全てバイサイド(資産を投資運用する業種)なので
 *運用リターンで競争している
 *バイサイドの人々、特にヘッジファンドには秘密主義者が多く
 *表に出ることを極端に嫌います
 ☆もし筆者がテレビに出て、ヘッジファンドの顧客に提供している情報と
 *同じようなことをしゃべってしまったら
 *こっちは高い金を払っているのだから
 *外でぺらべら話すなと怒るでしよう

コンサルタント業務、ホテルなら「小規模、ラグジュアリー」
 ☆ニッチな仕事ゆえ一般的なキャリアパスは存在しない
 *「こういう人間が必要⇒適当な人間が見つかった⇒採用」感じ
 *筆者がG7グループに採用された経緯がまさにそれでした
 *同じように確立した転職市場もない.
 ☆日本でも有名なイアン・ブレマー率いるユーラシア・グループ
 *独立系コンサルティング会社だが、会社の専門分野が異なる
 *地政学が国際金融市場に大きな影響を与える中
 *ユーラシア・グループと契約しているバイサイドの投資家も多い
 *彼らは金融政策や財政政策といった狭義のマクロプレーの専門家ではない
 ☆海外の途上国に投資を考えている企業
 *現地の状況や投資リスクについての情報を必要とするが
 *彼らの強みはそうしたカントリーリスク分析です
 ☆グローバルな投資家を相手にするコンサル業界を大雑把にみると
 *そこで働いているのは1000人程度のイメージです
 *毎日数字と格闘している独立系のデータ、アナリストであったり
 *ある国や業態に特化した方も合めれば
 *「同業者」の数はもっと多くなると思う
 ☆チャーチル語録
 *「政治とは明日、来週、来月、来年に何が起きるかを見通す能力」
 *そして後日、なぜそうならなかったのかを説明する能力だ

 ☆チャーチルが指摘したように
 *筆者のストーリー通りにならなかったとすれば
 *なぜそうならなかったのか、少なくとも説明ができなければ
 *筆者は相手からの信認を失います
 ☆信認を維持するには
 *自分のストーリーラインの強みと弱みを
 *客観的に判断し、自分が間違うとしたら
 *ここかあそこか、そのどちらかだ
 *そうした認識を明確に持つことが重要です
 *それを事前に説明しておけば、ヘッジファンドは納得してくれます
 ☆超多忙なヘッジファンドのオーナーが助言を求める外部の人間は
 *その案件毎にほんの数人です
 *その内の一人にならない限り、話は聞いてもらえません
 ☆「スーパースターの経済学」
 *スポーツや音楽など大衆娯楽の分野では
 *同じ「プロ」でも末端とトップレベルの間には
 *途方もない収入格差が存在する
 ☆プロテニス選手でもプロゴルファーでも、世界ランキングが上位なら
 *スポンサーがついて世界のツアーをすべて手配してくれますが
 *その順位に達しない場合、普段はコーチで稼ぎながら
 *自費でツアーにチャレンジする必要があったりします
 *インかアウトか、その差が非常に大きいのです
 ☆筆者が日頃からお世話になっている財務省幹部も同じ
 *話をする価値があると思うか、思わないか
 *明確なラインがあり、インになる必要がある
 *「あの人が言うなら」という人間関係を築くことが重要です
 *彼らはその人間関係に対価を払っているのです
 ☆ホテルで言えば、痒い所に手が届くサービスを提供する
 *小規模なラグジュアリーホテルのイメージ
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『世界秩序が変わるとき』





『マクロ投資』『コンサルタント業務』『バイサイド』
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『ヘッジファンド』『コンサルティング企業』『日本の金融危機』

2025年08月15日 | 政治
🌸私が新自由主義の申し子になった理由(2)

⛳筆者は、単身でワシントンヘ
 ☆本能的な勘とは完全にランダムなものではない
 *その人の生まれもった性格、経験、置かれた環境など
 *様々なものが複雑に絡み合って出来るものです
 ☆筆者の場合、銀行のビジネスモデルの抱える問題を
 *強く認識していただけでなく
 *自分らしい生き方を見つけたいとの思いも募っていた
 *子供の頃から、筆者は性的マイノリティだとの自覚があった
 *当時の日本では居場所がなかった
 *筆者銀行を辞め、自費で単身、アメリカのワシントンに向かう
 ☆米国では、ヘッジファンドの存在感も市場で急速に増していた
 *ジョージ・ソロス率いるクォンタム・ファンド
 *英ポンド売りの投機を仕掛け、イングランド銀行を打ち負かした
 *政府機関が恣意的に通貨価値を決めるのではなく
 *市場がマクロ経済と整合的な水準を設定する
 *新しい時代の到来を象徴する出来事だった
 ☆金融業界風に言うと
 *筆者が日本をショート(売り)したのは1993年
 *日本ではバブルが崩壊した後ですが
 *誰もその後、「失われた30年」になるとは思っていませんでした
 ☆筆者の銀行退職は、いま振り返ると、最高のタイミングだった

⛳筆者ヘッジファンド向けのコンサルタント業界へ飛び込む
 ☆筆者がこの業界に入ったきっかけは、運やタイミングが大きかった
 *渡米後、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院に入学
 *大学院にも日本人はいましたが
 *そのほとんどは中央官庁か企業から派遣されてきた人間
 *彼らは卒業すれば、いずれ日本に帰ります
 *筆者のように銀行勤務の経験があって
 *どこにも所属していない日本人は、当時のワシントンでは貴重だった
 ☆今では想像できないが当時は
 *「日本人だったら誰でも雇う」というような環境だった
 *日本は圧倒的な世界第2位の経済大国であり
 *投資家にとっては非常に重要な存在でしたが
 *日本に関する情報があまりないのでミステリアスな存在だった
 *極端な話、日経新聞の記事を英訳して発信するだけで商売になった
 *現在のグローバル化した社会とはまるで別世界でした
 ☆顧客のヘッジファンド
 *金さえ儲けさせてくれれば何でもいい価値観で動いている
 *国籍も肌の色も英語のアクセントも重要でない
 *新自由主義の求める個人のあり方そのもの
 *属性で判断するのではなく、その人の能力と個性で判断する
 *そうした価値観を代弁している業態だった
 ☆筆者は大学院を卒業し
 *金融コンサルティング企業「G7グループ」で働き始めた
 ☆世界の銀行ランキング・トップ10の7つが邦銀が占めていた時代
 *当時のG7の売り上げの35%くらいが日本の銀行であった
 *とにかく日本人を探している、そんなタイミングに巡り合わせた
 *今思うと、ラッキーとしか言いようがない
 ☆ヘッジファンド業界ではよく言われている
 *「頭のいい奴なんて腐るほどいるから、運のある奴をくれ」
 *単に日本の銀行にいたことがあるだけの30歳前の日本人
 *筆者が、ジュリアン・ロバートソンに円売りを勧めた時代だった
 *そら恐ろしい話です.しかしそんな時代だった
 *言ってみれば″大西部開拓時代″のようなものです
 *玉石混清、勃興期でなければあり得ないことです

⛳筆者は、日本の金融危機を最初に予想

 ☆筆者が就職したのは、ワシントンが新自由主義的な世界観を
 *世界標準システムとして確立していく、まさにその瞬間だった
 *筆者は、ヘッジファンドという、難しい顧客を相手にする仕事
 ☆筆者が「ジャバン・ウォッチャー」として名を上げるキッカケ
 *1997年の日本の金融危機、筆者は、日本で金融危機が
 *起こるということを誰よりも最初に公にした
 *住宅金融専門会社(住専)の不良債権問題が持ち上がる
 ☆日本は戦後、 一度も金融機関をデフォルトさせていないから
 *筆者は、処理や救済をするためのシステムがないことに気づいた
 *筆者は、もし銀行や証券会社が経営破綻したら
 *とんでもないことになるぞ、と考えた
 *そして三洋証券が破綻し、筆者はその瞬間
 *「これは間違いなく金融危機になる」と直感した
 *銀行がバブル期に何をしてきたのかはこの目で見ていたし
 *そのビジネスモデルが破綻することに強い懸念を抱いていましたから
 *実際、北海道拓殖銀行と山一証券の連鎖倒産が起きる
 ☆筆者がヘッジファンドに、日本に金融危機がくると言い出した時
 *「ミスター円」こと大蔵省の榊原英資財務官
 *日本のシステムを知らずに馬鹿なことを言っている奴がいるが
 *日本で金融危機が起きるわけがないと鼻で笑っていたそうです
 ☆システム論の観点で言うと
 *預金保護法や不良債権処理の手続きが整備されていない以上
 * 一度、信用ショックや金融危機が起きたとき
 *日本にはそれを止める手段がないと思っていた
 *不動産価格が下落するショックが発生すれば
 *銀行融資の仕組み全てが逆流するのと同じです
 ☆1997年日本で預金取り付け騒動が起きた
 *円と日本株が安くなることを予想し
 *値段が高いうちに売るポジションを作ってきた
 *ヘッジファンドにとり、大当たりの展開となった
                     (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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『日本の銀行の業務への疑問』『転職』『新自由主義の日米の違い』

2025年08月14日 | 政治
🌸筆者は新自由主義の申し子になった経緯1

⛳筆者は、バブル時代の都銀に入行
 ☆筆者はある大手都市銀行に入る
 *会社も筆者の将来を色々と気遣ってくれたと思う
 *配属された支店は千代田区の神田神保町
 *時はバブル。地価が急騰して1坪1億円みたいなことになり
 *タバコ屋の小さな土地が急に10億円の価値になるような町でした
 *資産価値が急騰した土地を担保に高層ビルに建て替え
 *賃貸収益で稼いでローン返済も楽々
 *そんな濡れ手で栗なスキームをみんなで考えていました
 ☆筆者は、日本の銀行のビジネスモデルに疑問を抱くようになる
 *不動産価値は右肩上がりという前提がなくなった瞬間
 *ビジネスモデルとして成り立たないのでは、という疑問だった

⛳「これはまずい」
 ☆筆者が目の当たりにした日本の銀行業務
 *優れたシステムには思えなかった
 *資金需要の妥当性、返済能力といった
 *融資の本質を顧みない貸出競争は本末転倒です
 ☆クレジットカードが広く流通する時代だったので
 *クレジットカードの獲得競争もありました
 ☆その根底にあったのは
 *給与口座、公共料金引き落とし口座、住宅ローンロ座などを
 *クレジツトカードの決済日座と連動させることで
 *顧客を囲い込むことができる、という発想です
 ☆結果として、現場では何が起きるか
 *ノルマを果たすために、他の銀行の知り合いたちと協力し合い
 *お互いに他行のクレジットカードを作り合う
 ☆誰も使わないカードを作り合っているだけでは
 *クレジットカードの契約数が拡大したとして
 *コスト対比で銀行にどれだけメリットがあるのかと筆者は考え考えた
 *「これはまずい」と筆者は銀行のヒジネスモデルに不安を募らせる
 *そしてバブルが崩壊し地価が下落し出すと
 *担保価値も怪しくなり、銀行は手のひら返しで
 *融資の返済を迫るようになりました
 *昨日までは借りてくれ、今日からは返してくれ
 ☆それがバカバカしくなり
 *筆者は銀行を辞めて単身アメリカに留学する
 *筆者が銀行のビジネスモデル疑問を上司に告げると
 *筆者の決意は揺ぎないものになった

⛳「組織を中から変えろ」日本の会社でよく吾われる
 ☆筆者には意味がわかりませんでした
 *ドラマのように若手が組織を変えられることなどありません
 *組織内で力を得るために30年くらいかかる
 ☆1990年代後半になると金融危機が発生
 *筆者の所属していた銀行も大変なことになる
 *その中で必死に戦った人生も一つの生き方ですし
 *自分にはできない凄いことだなと思う
 ☆このポイントは新自由主義を理解する上で非常に重要です
 *新自由主義というと、冷たく自己責任として
 *突き放すイメージを持つ方も多いかもしれません
 *特に筆者が生きてきた国際金融市場の世界はまさにその通りです
 *しかし新自由主義が浸透した社会では
 *どの道を選択するにせよ、選択そのものの自由度が非常に高い
 ☆これは日本における自己責任論とは大きく異なる点です
 *日本の自己責任論の場合、社会による個人への同調圧力が高い
 *そして何かが上手くいかないと、だから言ったでしょうと
 *自己責任ですよと冷たく突き放します
 ☆アメリカにおける個人の選択のィメージをザックリいうと
 *「あなたの好きなように生きてみなよ
 *どの道、社会が責任を取ってくれるもんじゃないしとなる
 *新自由主義、個人への「介入」を含め自由選択を尊重する世界観です
 ☆筆者が大手都銀を辞めて単身留学するという選択をした時
 *それはかなり難しく、リスクの高いものでした
 *実際、今思えば、明確な勝算はありませんでした
 *むしろ沈没する船からネズミが逃げ出すようなものだったと思います
 ☆金融界では、この本能的な勘が大切です
 *のちにヘッジファンド業界で成功する人・失敗する人を
 *見てきましたが、リスクを見極める直感と嗅覚を研ぎ澄ますことが
 *生き馬の目を抜く国際金融業界でサバイバルするうえでは重要です
                     (敬称略)
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『司法の政治兵器化』『次に来る世界観』『日本に有利な価値観』

2025年08月13日 | 政治
🌸新自由主義とは何だったのか6

⛳システム(新自由主義)ヘの信認が崩壊した
 ☆新自由主義は、経済合理性の意味では非常に優秀なシステムだが
 *しかし、副作用も大きい
 *新自由主義からの脱却にともなう代償は大きく
 *国家を分断する危機に陥っている
 ☆トランプが起訴される度に、彼の支持率は上昇するという構造
 *司法も、 一つのコンフィデンス・ゲームです
 *裁判所が100%正しい判断を下すということはあり得ません
 ☆筆者も日本のエリートたちも
 *「エスタブリッシュメントの民」に陥っている可能性がある
 *どんな聖人であっても、検察が起訴したければ、起訴できる
 *強権国家ではおなじみの手段ですが
 *民主主義国家でも「司法の政治兵器化」は可能だ
 *実際、韓国では政権交代の度に司法が政治的に使われている
 ☆法律解釈の線引きが恣意的にできる程度の案件で
 *トランプを起訴しつつ、クリントンやバイデンが起訴されないなら
 *トランプ支持者は司法制度が政治兵器として使われたと考える
 *「ディープ・ステイト」こそが民主主義への脅威です
 *トランプを民主主義への脅威だととらえてきた
 ☆エスタブリッシュメント側も
 *より多くの有権者がトランプを大統領として選んだ意味を考え
 *自問自答する必要がある
 ☆日本で言うと、 一つの例が大蔵省解体です
 *接待汚職疑惑が発覚し、「官庁の中の官庁」といわれた大蔵省
 *解体に繋がっていきます

⛳救いはアメリカのもつ「柔軟性」
 ☆どのようなシステムも時間の経過と共に制度疲労を起こし
 *最終的に機能障害に陥る
 ☆トランプのような人物が出てきて、アメリカ社会が揺れている状況
 *ディスファンクション(機能不全)に映るかもしれませんが
 *アメリカのダイナミズムそのものと捉えることも可能です
 *これほどの「遊び」を許していても
 *国家の根本が壊れずに動き続けているところが
 *アメリカ社会の凄さと言える
 ☆現存する最古の成文憲法はアメリカ合衆国憲法
 *比較的若い人造国家の成文憲法が200年以上も続いている
 *逆にいえば、非常に柔軟な体系として作られているということ
 *耐震構造にたとえれば、揺れを吸収する遊びがついていて
 *建物が揺れることでエネルギーを逃がす構造と似ています
 *逆に、ガチガチなものを作ってしまうと
 *ショックに耐えられなくなった瞬間、ポキッと折れてしま
 *まさにかっての大日本帝国がそうでしたし
 *今の習近平による強権体制の中国も非常に危ういところがある
 ☆独裁や強権によって求心力を保っている国家は
 *トップの判断で政策が決まり、実行に移されるので
 * ぐずぐずと何も決まらない民主主義体制より機能的に見える
 *しかし、為政者を検証・批判する機能がないため
 *ひとたび間違った方向に走ってしまったら
 *大惨事を引き起こすリスクも高い
 *習近平一人の間違いが、国家全体の間違いになる可能性がある

⛳次に来る世界観は何か

 ☆歴史の振り子として眺めると
 *弱肉強食型「政府介入の少ない社会経済体制)」から 
 *FDR型の「大きな政府」へ大きく振れ、
 *再び「より小さな政府」に移行した後
 *一定の政府介入を認めることを前提とするシステムヘと動き出している
 ☆カジノのオーナーであるアメリカが次に作る統治秩序にしても
 *それ以前のシステムの強みを継承しながら
 *欠陥を克服することを志向すると思われる
 ☆スターリンや毛沢東のように
 *過去の歴史を悪と断定し、非連続的な跳躍を志向すると
 *資本主義の本質的な欠点は恵みの不平等な分配である
 *社会主義の本質的な美徳は悲惨の平等な分配である
 ☆双方が妥協しても良いというバランスをどのように構築するのか
 ①重要なポイントは、一定数以上の市民が
 *これなら他者と共存できる、そう感じる均衡点を見つけ
 *それを正当化する世界観を打ち立てること
 *一定数以上の市民がその新しい世界観に信認を与えないと
 *システムは上手く機能しません
 ➁方向性としては
 *政治による裁量介入と経済バランスをとるか
 ③社会的価値観の激変を消化する時間を市民にあたえのも必要
 *それは西側民主主義国だけでなく、中国でも同じことです

⛳世の中が大きく動くとき、勝者と敗者の入れ替えが発生する
 ☆筆者は、次にくる世界観が日本に有利なものになると信じている
 *筆者はこの3年ほど、日本が勝ち組になるという話を
 *世界のマネーが集まるヘッジファンドや
 *国際的な資産運用会社に説いてきた
 ☆日本の政策を担う当局幹部にも同じ話をしてきた
                     (敬称略)
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『取り残された者』『新自由主義の破壊』『価値観と経済的利益』

2025年08月12日 | 政治
🌸新自由主義とは何だったのか5

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「取り残された者」たちの逆襲が始まった
 ☆トランプ大統領の誕生だけでない
 *イギリスのブレグジットも根底には新自由主義への反乱や揺り戻し 
 *フランスやオーストリア、ドイツの選挙で極右政党が台頭
 *新自由主義的な発想で、正当化されてきたEU
 (人工的な構築物に対するナショナリズムの反乱)
 *土着の文化や言語、民族や宗教といった
 *オーガニックな価値観による逆襲が始まっている
 ☆トランプは反エスタブリッシュメント(既得権層)や
 *自国第一主義的な政策を掲げて大統領選に勝利した
 *「アメリカ、ファースト」「アメリカを再び偉大な国に」が合言葉に
 *TPP協定からの離脱を訴え、中国を「強大な為替操作国」と批判し
 *孤立主義・保護主義の必要を国民にアピールした
 ☆ポピュリズムの手法の共和党に対して
 *「敵対買収」を仕掛け、「トランプ党」へと変えていった
 ☆トランプを選挙で勝利させたスティーブ、バノン自身氏
 *EU、WTO、国連、共産主義を含む超国家的なシステムや思想に対する
 *嫌悪感に溢れている
 ☆国を超えたグローバルな制度や思想への敵憔心は
 *トランプ支持者に共通する特徴といえる
 *彼らからすれば、新自由主義というシステムによって
 *利益を得ている人たちも潰すべき「敵」になる
 *彼らが「中国」を憎むのは
 *中国が最も新自由主義の恩恵を受けた国だからです
 *反ユダヤ主義もその特徴の一つ
 ☆グリーンスパンを筆頭とする″三銃士″は全員ユダヤ系
 *グリーンスパンの後任のバーナンキ、イエレンもユダヤ系です
 *ユダヤ人は長く国を持たず、厳しい差別に晒されてきたので
 *キリスト教をベースにした土着のオーガニックな価値観に対し
 *国際主義を目指す傾向がある
 ☆アメリカの場合
 *新自由主義者のバイブルがあるとすれば
 *グリーンスバンの敬愛したアイン・ランドの小説
 *『肩をすくめるアトラス』かも
 *彼女もユダヤ系ですが、共産主義やファシズムのような
 *中央集権国家(究極の「大きな政府」)を強く否定するだけでなく
 *個人の権利を最大化するために
 *国家干渉を最小限にすることを謳っている
 *他にも宗教といった個人に干渉するものも否定し
 *創造的で独自の個性や能力を持った人々がそれを
 *自由に追求することのできる社会を描きました
 ☆彼女の世界観が新自由主義者の心に響いたのは
 *筆者の言葉で言う「属性」を超えた個人の創造性を謳っているから
 *それはアメリカという国家を愛する人々、その礎となった
 *キリスト教を信じる人々の世界観と不可避的に対立する
 ☆スティーブ、バノンはそうした社会の争点を見事に突き
 *トランプ支持者を煽ることに成功した
 *一期目のトランプの後を継いだ民主党のジョー・バイデン大統領も
 *新自由主義の修正を明言し、「レーガノミクス」への巻き戻しを訴えた
 *それが社会の大勢だと気づいたのでしょう
 ☆トランプとその支持者には
 *既存システムをどのように「変革」すべきなのかについて
 *必ずしも明確なビジョンがある訳ではない
 *しかし「取り残された者」たちは、まずはシステムを壊してくれと要求
 *蓋を開けてみれば、トランプの完勝でした
 ☆より多くのアメリカ人が既存システムの変革を求めており
 *「破壊者」か「現状維持勢力」か「負の二者択一」に際し
 *「破壊者」を選んだことを意味する

⛳分断の原因は「価値観」と「経済」

 ☆一般的に、戦争の原因は大きく2つある
 ①富の搾取、➁宗教戦争のような価値観を巡る争い
 ☆新自由主義の世界において
 *巨額の利益を稼ぎ出しているのは
 *西海岸IT関係者や、東海岸のグローバリストです
 *こうした分野はわずかな人数で会社が回りあまり雇用を生まない
 *そこで生み出された富は多くの人と共有されることはない
 ☆政府介入を小さくし、税制を使った富の再分配が
 *市場機能を阻害するものと考えて否定するのであれば
 *富の格差は自然と拡大する
 *新自由主義者はそれを当然の結果だと位置づけてきた
 *労働対価の分配方法として、何がフェアなのか、難しい問いだ
 ☆トマ・ピケティが著した『21世紀の資本』が刊行され話題になった
 *こういった本が世界的ベストセラーになるということ自体
 *新自由主義への信認が揺らぎ始めていたことのあかしだ

世界中にオーガニックに発生した社会
 ☆そこには長い時間をかけて築かれてきた
 *土着的、伝統的な価値観、文化、風習、言語、個人の
 *社会的役割等に関する縛りがある
 ☆新自由主義は性別、年齢、国籍、宗教、文化、人種、といった属性を
 *超越するグローバル市民を評価しましたが
 *その価値観はあまりにも新しく、人工的な匂いがする
 ☆社会の価値観や行動規範は、その変化が人類の歴史そのもの
 *しかし誰にとっても、変化は苦しいもの
 *そこにはおのずと許容範囲がある
 *日本の鎖国はその「英知」だとのです
 ☆アメリカ人、自分たちの祖先
 *LGBTの権利を守るために命がけでアメリカヘ渡ってきたのではない
 *敬虔なキリスト教徒としてその教えを忠実に実践するた来たん
 ☆東西海岸のエリートたちからは
 *同性婚を認めろ、中絶を認めろなどと叱責され
 *受け入れないと「お前たちは野蛮人だ」といった扱いをされている
 ☆価値観と経済的利益の2つがアメリカに分断をもたらしている
 *その為アメリカでは、実際に南北戦争を経験しいる
 *スケールこそ違いますが、そのときと同じような地殻変動を
 *今、アメリカは足元で経験している                              
                         (敬称略)
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『グローバリスト』『グローバル市民』『人権運動の推移』『変化と時間』

2025年08月11日 | 政治
🌸新自由主義とは何だったのか4

⛳グローバリストとデジタリスト
 ☆英語が今のように「世界共通言語」になったのも1990年代
 *それまでは、ドイツ語とかフランス語とか
 *数か国語話せるのが偉いカッコいいといったところがあった
 ☆今ではドイツ語やフランス語を勉強するくらいなら
 *英語がちゃんと使えるようになったほうがいい流れになっている
 ☆経済効率という点に限って言えば
 *みんなが一つの言語でコミュニケーションをとれる方が楽です
 ☆「グローバリスト」とは
 *国境の壁を超え
 *政治的・経済的・社会的・文化的な活動を展開する人たち
 *多国籍企業や、国際金融業界もグローバリストに属する
 ☆「デジタリスト」とは
 *GAFAMに代表される情報通信技術分野の従事者やその愛好者
 ☆国境や個人の属性を超える「グローバル市民」の動き
 *1990年代以降の産物である
 *彼らはアメリカ全体を代表するものではない
 *西海岸と東海岸を拠点に
 *新自由主義的な世界観の台頭の恩恵を
 *受けた少数派のエリートです

⛳属性を超越する「グローバル市民」の価値観
 ☆新自由主義は政府裁量を嫌い
 *個人の能力と個性を尊重する価値観を基調にしている
 *性別・年齢・国籍・人種・文化・宗教等
 *個人に関する属性を超越した「クローバル市民」を追求する世界観
 ☆この考え方をさらに引き延ばしていくと
 *国境、人種、文化、宗教といったあらゆる垣根を超越した
 *安定的な民主主義的世界が到来し
 *戦争もなくなっていくという考え方につながる
 *経済を絆としてよリインターディペンデント(相互依存)になれば
 *戦争のような愚かな行為はコストが高すぎるので
 *誰も望まなくなる、とのロジックです
 ☆アメリカが共産主義独裁国家である中国を
 *WTOという国際通商システムに引き込んだのも
 *たんに13億の民の市場を狙っただけではありません
 *経済でつながることによって、´中国も民主主義国家と同じ
 *価値観を持つようになるという、思いがあった
 *ソ連の二の舞になるのが嫌なら
 *中国も私たちのようになるだろうと
 *アメリカ人信じて疑っていなかった

⛳人権運動の取り組み方にも変化
 ☆新自由主義の広がり
 *人権運動のあり方にも影響を与えている
 *「公民権運動」は、まさに「大きな政府」やそれを支持する
 *左派リベラリズムの考え方を象徴するムーブメントでした
 ☆マーチン・ルーサー・キング牧師は民間人ですが
 *偉大なるリーダーとして強い指導力で人々を引っ張りました
 *運動にキング牧師やその仲間という中核が存在していたことは
 *「大きな政府」的なコントコールのもとで
 *社会を変えていこうという発想と親和性があります
 *ある意味「上から目線」の運動といえるかもしれません
 ☆社会的ムーブメントは
 *どこか一点に運動の中心があるより
 *ネットワーク型で、中核が存在しないという意味において
 *マーケットベースとも言えるかもしれません
 ☆女性の社会進出も誰かシンボリックなリーダーが存在せず
 *雨後のタケノコのキノコのように同時多発型で
 *それぞれが自らの場所でやれることをやるスタイルが主流になる
 ☆勇気あるフェミニストやレズビアンの果たした役割を否定しませんが
 *彼女たちは自らの正義や女性解放の定義を絶対視する傾向がある
 *昨今では、公民権運動の系譜をひく黒人のアクティビストに対し、
 *お前たちは俺たちの考えを代弁していないと
 *別の黒人たちから非難の声が上がることもある
 ☆社会の不平等に対し
 *最初に声を上げて戦うことは勇気のいることで
 *そうした人々が当初の運動の中心になったことは自然でしょうが
 *時間の経過と共に、その運動が成熟し
 *社会的な受容度が高まっていくと
 *その「中心」はその運動の既得権益と見なされるようになる
 ☆女性運動にせよ、公民権運動にせよ
 *真の意義はどのパスを選ぶかではなく
 *最終目的地であるマイノリティーの待遇改善と平等な扱いです
 ☆「大きな政府」を価値観を守ってきた左派リベラル層
 *その多くは時間の経過と共に、新自由主義の目指す
 *個人の尊重に価値を見出すようになった

 ☆「大きな政府」型のリベラル層の多くは
 *クリントン大統領と同じように
 *新しい価値観の全ててではないにせよ、 その一部を受け入れていった

⛳変化に適応するには「時間」が必要
 ☆時間の経過と共に、「大きな政府」の統治観が
 *様々な問題や矛盾を抱えたように
 *新自由主義的世界観も万能ではない
 *東海岸や西海岸のグローバリストやデジタリスト、わかっていなかった
 *いや、わかろうとしていなかった
 ☆皮肉なことに、「大きな政府」の世界観に感化されたリベラル左派が
 *1990年代の新自由主義を小ばかにしたように
 *新しくエリート階層となった新自由主義者も同じことをしている
 ☆草の根のトランプ支持者の多くは
 *「新自由主義から取り残された人々」と言える
 *グローバリストやデジタリストの志向する世界観
 *つまり属性を超える「グローバル市民」の視点で言えば
 *差別主義者なのでしょう
 *トランプ支持者はそこに新自由主義者の傲慢を観ます
 *少数派であっても、トランプを支持する女性もたくさんいる
 ☆「レーガンが一小さな政府」を提唱し出した時も
 *それ以前の価値観の裁定者であった
 *「大きな政府」の左派リベラル層は
 *レーガノミクスに対し、痛烈な批判を繰り広げた
 ☆今のアメリカは同じ色を指さし
 * 一人が青だと言い張り、もう一人は赤だと言い張る状況
 *会話の前提の認識さえ異なっている
 *こんな事態になってしまった理由のひとつは
 *新自由主義が世界を席巻したスピードが速すぎたということ
 *ドイツとフランスを行き来するにはパスポートが必要だったが
 *グローバリズムの波は驚異的なスピードで進行した
 ☆急激な変化から国を守るための手段として「鎖国」がある
 *日本は歴史上、何度か鎖国をしていますが
 *結果的に一つの「英知」だったのではないでしょうか
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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⛳出典、『世界秩序が変わるとき』






『グローバリスト』『グローバル市民』『人権運動の推移』『変化と時間』
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『新自由主義拡大』『経済ファースト』『グレート・モデレーション』

2025年08月10日 | 政治
🌸新自由主義とは何だったのか3

⛳新自由主義の世界的な拡大
 ☆レーガノミクスやワシントン・コンセンサス
 *当初、「大きな政府」の信奉者であるリベラル派により、批判を受けた
 ☆民主党のクリントン大統領
 *冷戦後、FDR以来、伝統的に「大きな政府」を支持してきた
 *彼が、「大きな政府の時代は終わった」と明言した
 *アメリカにおける統治世界観の変遷の中で
 *新自由主義が完全に勝利した瞬間だった
 ☆世界を見ても、従来の二国間貿易協議を主体としたものから
 *全世界的な共通ルールを確立する動きとして、WTOが設立された
 ☆経済や司法のルールを欧州域内で統一すれば
 *WTO同様、各国の制裁な介人が減少し、システムは平準化した
 *結果として創立されたのがEUです
 ☆EU加盟国が自国通貨を放棄して共通通貨を導入することは
 *為替コストを始めとした様々な無駄を撤廃できるので
 *新自由主義的な陛界により近づく

⛳新自由主義、経済ファーストを推進する

 ☆ワシントン・コンセンサスの世界観を実践に移していくと
 *金融政策の重要性が拡大し、
 *FRB議長はロツクスターのようなステータスを得た
 *脇を固めるのは金融市場に精通したルービンであり
 *経済学者のサマーズです
 ☆冷戦下であれば
 *ホワイトハウスの経済チームが何と言おうと
 *国家安全保障チームに拒否権があった
 ☆新自由主義で、経済チームが国家安全保障チームよりも強力なる
 *冷戦下のFRB議長の名を知っている方はあまりいないでしようが
 *安全保障政策をリードしたキッシンジャーやブレジンスキーの名を
 *知っている人は多い
 ☆ここ数十年
 *グリーンスバンやバーナンキの名は聞いたことがあっても
 *ホワイトハウスの国家安全保障問題担当補佐官の名前言える人少ない
 *大統領選挙で民主党のバラク・オバマが勝利すると
 *再び経済チームが舞台中央に戻ってきた
 ☆安全保障へのオバマ政権の対応(弱腰)
 *中国が南シナ海で活発化させた人工島の埋め立てと軍事拠点化に
 *当時、近隣のフィリピンやベトナムが中国に強く抗議し
 *アジア太平洋地域の安全保障にとって重大な事案が発生した
 ☆オバマ政権は積極的な対応をとることもしなかった
 *米中首脳会談の席でこのことを強く抗議する姿勢も無かった
 *ロシアがウクライナの領土に武力侵攻した「クリミア危機」の時の
 *対応でも同様でした
 *オバマ政権は、特にロシア産エネルギーに頼るドイツなど
 *ロシアとの経済的利益を優先するEU諸国の考えを優先した

グレート・モデレーション
 ☆新自由主義の統治観やルールベースの商慣行、世界経済に普及すると
 *マネーが効率的に流れることで
 *ビジネスコストが低下し、インフレーションが起きにくくなる
 *物価が安定し、結果として金利が低下する
 *グリーンスパンはこうした変化を指して
 *「グレート・モデレーション(大いなる安定)」と呼ぶ
 ☆金利コストが高い場合
 *比較的早期のリターンがないと借入金の返済が難しくなる
 ☆金利を合めてビジネスコストが低い場合
 *長期的な投資がやりやすくなる
 ☆ITベンチャー企業への投資の場合
 *10狙って2つ3つあたれば元が取れるので
 *ベンチャーキャピタルにとって、低金利は非常に魅力的
 ☆低インフレの世界が定着する場合
 *インフレを心配する必要のない中央銀行が
 *経済不安の場合積極的な金融緩和に踏み切ってくれるので
 *リスクシナリオが発生しても逃げ道がある
 ☆グレート・モデレーション
 *アメリカのIT革命をマネーの面から大きく後押しした
 *IT化はコストダウンにつながるので
 *低インフレ環境をさらに強めるという好循環になる
 ☆新自由主義によって世界経済が繋がり
 * 1つの大きな市場になっていくと
 *ビジネスコストの低下を通じ、インフレを低下させた
 *中国がWTOに加盟し
 *世界的に安価な労働供給が可能になった
 *デジタル化とグローバル化が相乗効果のループとなり
 *世界経済は低インフレと、低金利常態となる
                     (敬称略)
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『大きな政府⇔小さな政府』『ワシントン・コンセンサス』『マクロプレー』

2025年08月09日 | 政治
🌸新自由主義とは何だったのか2

「小さな政府」から「大きな政府」ヘ
 ☆大恐慌で機能障害に陥った「小さな政府」の信認が瓦解する
 *振り子はその逆の「大きな政府」に振れた
 ☆そこには大きく3つのパターンが確認できる
 ①共産主義(スターリン)型の「大きな政府」
 ➁ニューディール政策に代表される「大きな政府」
 *ルーズベルト(FDR)
 ③日本の軍国主義を合んだ広義のファシスト型の「大きな政府」
 *3種類の「大きな政府」競い合うようなかたちで
 *経済・社会への政府介入を開始した
 ☆3通りの「大きな政府」の対立
 *第二次世界大戦によって、ファシスト型が脱落
 *戦争で疲弊したFDR型とスターリン型、それ以上の戦争を避け
 *冷戦という持久戦に突入した
 ☆冷戦下で大きな果実を手にしたのが、日本でした
 *冷戦後は東アジアにおける共産主義陣営に対する橋渡しとなり
 *地政学的に重要な国として優遇されるようになった
 *日本経済は急速な成長を遂げ、それは東西冷戦の終結まで続く

⛳米英両国で起きた「小さな政府」への大転換
 ☆1930年代から始まった「大きな政府」
 *経済的な非効率性が露わになり、スタグフレーションに陥いる
 *肥大化した非効率な公的セクターを何とかしなければならない
 *イギリスにはマーガレット・サッチャーが
 *アメリカにはロナルド・レーガンが登場する
 ☆「サッチャリズム」、「レーガノミクス」の経済政策を打ち出す
 *政策の核心が、市場メカニズムを重要視する
 *新自由主義の世界観に基づいた
 *「大きな政府」から「小さな政府」への大転換だった
 *本書では「小さな政府」という言葉を政府財政の規模ではなく
 *「政府干渉の程度」に重点をおいて使っている

⛳ワシントン・コンセンサス
 ☆アメリカがソ連との冷戦の最終局面に突入すると同時に
 *新自由主義的な世界に向けての準備を加速度的に始めた
 ☆1989年のワシントン・コンセンサス
 *市場ベースの経済システムの構築を提言している
 *財政政策、税制、政府規制、通商政策、公営企業などは
 *政府が勝者と敗者を決めるので、政府介人を縮小し
 *金利、為替、貿易、所有権の自由化を謳っている
 ☆特に為替レートと金利を自由化する場合
 *政府がその適正価格を判断するのではなく、
 *多くの市場参加者の需要と供給の均衡点に任せることになる
 *実態に即した裁定価格の発見が可能になるはず
 *結果として経済効率が高まるという考え方
 *金利は市場メカニズムを経由して経済を調整する
 ☆日本におけるバラマキ財政への批判にもあるように
 *財政政策には既得権益を生み出すという副作用もある
 *同様、政府が税制政策を使い
 *宮の再分配を行う場合も、自由競争に対する介入となる
 *バランスを間違えると労働意欲を削ぐことにもなりかねない
 ☆新自由主義的な考え方に立つ場合
 *政府裁量が働く財政、税制政策、産業政策、通商政策、公営企業等
 *全て最小限化し、金融政策を使って経済循環の
 *体温調整をするべきとの帰結に繋がる

⛳マクロプレー
 ☆短期の政策金利を調節する中央銀行の金融政策を予想し
 *その結果として市場が自由に決める長期金利がどう動くのか
 *為替レートがどう動くのか、先読みする投資をマクロプレーと呼ぶ
 ☆マクロプレーをメインとしたヘッジフアンドの勃興期となる
                     (敬称略)
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『社会コンフィデンス・ゲーム』『新自由主義』

2025年08月08日 | 政治
🌸新自由主義とは何だったのか1

⛳システムとは「コンフィデンス・ゲーム」である
 ☆トランプが米政界の舞台中央に現われた理由
 *アメリカの有権者の約45%が求めているのは
 *『既存のシステムを壊してくれ』ということだった
 ☆新しいシステムはどうあるべきか
 *それに関して、トランプ支持者の間にはコンセンサスはない
 *トランプ本人を含めて明確なビジョンを持っている人はいない
 ☆トランプは天才的な嗅覚の持ち主だ
 *新自由主義が世界にもたらした富の偏在などに対する
 *アメリカ人の鬱積した感情や
 *世界観の唱える「べき論」への敵意を直感的につかんでいた
 *エリートたちはそれに気づかないし、気づきたくない、と思っている
 *彼はそこを見逃さなかった
 ☆トランプ現象は、新自由主義という既存のシステムヘの
 *信認(コンフィデンス)の揺らぎである
 *第一次世界大戦後に課された過酷な賠償金や長引く不況で苦しんでいた
 *ドイツにおいて、ナチスが台頭した状況と類似している
 ☆世の中の仕組み(既存のシステム)最初から決まっていない
 *民主主義や資本主義など
 *私たちが「当たり前」だと思っているもの
 *全知全能の神が人間に与えたものではない
 ☆私たちはあるシステムを受け入れる理由は
 *システムの根底に、世界観や統治観への信認があるからだ
 ☆即ち、私たちは民主主義や資本主義に対し
 *コンフィデンスを持っているからだ
 *独裁システムヘのコンフィデンスが揺らいだ瞬間、世の中は変わる
 ☆多くの人々がシステムにコンフィデンスを置いているうちは
 *既存システムは機能するが、ひとたびそれが揺らぐと
 *勝者と敗者がひっくり返る可能性が出る
 *今、そのゲームチェンジが新自由主義に対して起きている

⛳「新自由主義」の3大要素

 ☆「新自由主義」3つの特徴を持つ世界観・統治観として位置づける
 ①世界では「大きな政府」より「小さな政府」が善きものとする
 ➁政府や政治に代わる”裁定者″の役割を
 *「市場(マーケット」に委ねようとする
 *公平なルールを定めておけば、あとは裁量的な介入の小さい市場原理や
 *経済合理性が決着をつけてくれる世界
 *有名なフレーズは、「神の見えざる手」の換言であり
 *マーケット至上主義の核心を凝縮したものだと言える
 ③世界では個人の権利と選択を尊重する
 *政府や宗教、個人の生き方に干渉するものを最小化すべきだと説く
 *市場を媒介にした世界なら、性別や国籍等、属性に伴う待遇の違い
 *小さくなるはずです
 *属性をはぎ取った後にその個人に残る能力や個性にこそ価値がある
 *そんな個人が競い合うことは平等であり、民主的だと考える
 ☆新自由主義はより民主的で
 *全員参加型の市場経済を共有することで
 *相互依存が高まり、戦争も抑制されるとの前提に立っている
 ☆新自由主義とは必然的に
 ①政府の介入は小さいほどよく
 ②すべてはマーケットを通じて最適化され、
 ③各個人が自らの能力や個性で勝負することができる
 *こうした条件を満たすには
 *政治より「経済」が重要だという認識が共有されることになる
 ☆それを象徴するキャッコピー1992年のアメリカ大統領選挙
 *「何が重要? 経済でしょう!」みたいな感じ
 *経済の時代の到来をこの選挙スローガンに込めた
 *実績では見劣りするアーカンソー州知事をホワイトハウスヘと導く
 *冷戦に勝利した現職大統領の敗北は
 *まさに世界が時代の転換点にあることを告げる象徴的な出来事

⛳新自由主義の「新」が意味するもの
 ☆いつ頃から私たちは新自由主義の世界を生きるようになったのか
 ☆20世紀初頭まで「自由放任主義」が信任されていた
 *弱肉強食の世界であり、社会ダーウィニズムが正当化されている
 *勝者である資本家による労働者への過酷な搾取が日常化し
 *外に対しては植民地主義による他民族の隷属化が
 *列強の間で繰り広げられていた
 ☆現代を生きる私たちの感性からすると
 *極めて許しがたいシステムと言えますが、
 *それ以前の身分制の王侯貴族統治時代と比較すると
 *遥かに進歩的で啓蒙された世界観です
 ☆世襲特権階級の裁量によって
 *大多数の庶民の生き方や経済活動が干渉されるのではなく
 *より多数の市民によるルールベースの統治システムだからです
 ☆自由主義(リベラリズム)の世界観
 *世襲特権階級が権限を独占した政府からの自由を求めたことから始まる
 *その実践には様々な問題があるにせよ
 *アメリカの独立宣言によって掲げられた理念に述べられている
 ☆「古典的な」自由主義、江戸時代末期、「黒船の来航」というかたちで
 *日本にやって来た
 *溺れる大になるよりは食う大になれ、ということで
 *日本は「脱亜入欧」を掲げ、富国強兵政策に邁進する
 *その結果、欧米列強と伍する存在にのし上がることに成功した
 *自由放任主義は1930年代に世界を襲った大恐慌で幕を降ろす
 ☆「小さな政府」を善しとするため
 *民間でできることは民間に任せ、政府はできるだけ介入しない
 *それゆえ、少数の企業や財閥の市場の独占・寡占の問題が深刻化し
 *貴族の代わりに少数の資本家が多数の労働者を搾取が問題となっていた
 ☆アメリカでも労働組合の全国組織が作られた
 *アメリカ政府は独占禁止法(シャーマン法)を制定し
 *大財閥ロックフェラー傘下のスタンダード・オイルの解体実施した
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『新自由主義への反乱』『新冷戦(米中覇権)』

2025年08月07日 | 政治
🌸はじめに(日本復活の大チャンスが到来した2)

 ☆はじめにを読んで、興味が沸き購入した本です

⛳現在のカジノのオーナーはアメリカである
 ☆過去100年から150年程度を振り返ると
 *世界規模の価値観の地殻変動が二度起きている
 ①第一の地殻変動は「自由放任主義」から「大きな政府」への転換
 ➁第二の地殻変動は東西冷戦の終結に伴う新自由主義的世界観
 *「小さな政府」の台頭です
 ☆そのどちらでも日本は重要な岐路に直面した
 *①のケースでは、日本は最終的に真珠湾攻撃に至る
 *➁ケース日本経済のビジネスモデルが瓦解、「失われた30年」に突入

既存システムが大きく変わるとき
 ☆それを支えてきた世界観、統治観も変化する
 *大きくは統治を正当化する世界観が浸透する
 *それが覇権を握る者(覇権国家)の特権です
 *ある意味、カジノのオーナーと一緒で
 *必ずハウスが勝つようなシステムを築く
 ☆産業革命以降においてはイギリスが
 *第二次世界大戦後はアメリカが「カジノのオーナー」となる
 ☆アメリカが覇権国家であり続ける限り
 *必然的に次のシステムを支える世界観も
 *アメリカに有利なものにしようとする
 ☆重要なポイント
 *既存システムを支えてきた世界観が変化するとき
 *新しい勝者や敗者が生まれる点
 ☆新自由主義へのパラダイムシフトが起きたとき
 *それを主導し変化をうまく乗り切ったのは
 *カジノのオーナーであるアメリカ
 ☆アメリカは日本を勝てないテーブルに座らせた
 *冷戦下の日本は「大きな政府」時代のゲームで勝ちすぎたため
 *アメリカの戦略的競争のターゲットになった
 *新自由主義の下で、日本はまさに最大の敗者となった
 *政財官の「鉄の三角形」の日本株式会社方式の経済はボロボロになり
 *「失われた30年」で日本の地位は低下し続けた
 ☆逆に、新自由主義台頭の恩恵を最も享受したのは中国でした
 *グローバル化によって世界の工場の地位を確立し
 *技術移転によって急速な成長を遂げている
 ☆今、私たちの目の前で
 *新自由主義的世界観が音を立てて瓦解しつつある
 *新自由主義によって潤った中国も
 *アメリカに挑戦する姿勢を隠そうとしなくなった
 ☆カジノのハウスの地位をもぎ取ろうとする中国を
 *アメリカが黙って見過ごすことはないので、新冷戦である
 *米中デカップリングは、不可逆的な流れであることは間違いない
 ☆新自由主義に代わる新たな世界観がこれから登場するとともに
 *再び勝者と敗者の入れ替え戦が始まる

⛳新たなカジノのルールに乗り遅れないために
 ☆アメリカは「ここに座れば勝つ」というテーブルを日本に用意している
 *アメリカは善意で日本に勝たせようとしているのではない
 *覇権国家は、自らの地位を脅かす存在を叩く
 ☆日本が新自由主義の下で徹底的に叩かれたのも
 *東西冷戦下でアメリカの庇護を受けた日本経済の勢いが
 *本家アメリカを脅かすようになったから
 ☆今、アメリカは中国を封じ込めるために
 *「強い日本」の協力が不可欠になっている
 *この環境変化は、第二次世界大戦後、冷戦下のアメリカが
 *ソ連を封じ込めるため、「強い日本」を求めた時と似た状況
 ☆日本はこの千載一遇のチャンスをつかめるのか
 *黒船が到来した時、あるいは戦後すべてが焼け野原になった時に
 *与えられたチャレンジと比較すると
 *私には今の日本の方がずっと潜在的に優位な立場にあると思う
 ☆新たなカジノのルールが書かれようとしている
 *日本の社会・経済は「失われた30年」という
 *デフレのノルム(常態)から解き放たれつつある
 *日本はすでに変わり出しました
 ☆世界のマネーの奔流を見てきた筆者は、それを肌で感じる
 *日本という国家と、日本人の皆さんが
 *ゲームチェンジに取り残されないよう、筆者はこの本を書きた
                     (敬称略)
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