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慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『収入と遺伝』『貧乏な家の子』『優秀な家系』

2025年07月14日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか3

⛳収入と遺伝に関係は50%程度ある
 ☆知能や性格を始めとしたさまざまな心的な能力の遺伝
 ☆「収入」に遺伝の影響は少ない
 *人が得る収入は、その時代の景気やタイミングといった
 *個人ではどうしないことに大きく左右される
 *親が資産家であれば
 *事業を興すにしても有利になるかもしれない
 ☆アメリカの行動遺伝学者ロウらの研究
 *収入の42%が遺伝、8%が共有環境、50%が非共有環境とした

⛳貧乏な家に生まれたら金持ちになるチャンスが減る
 ☆収入には遺伝の影響が4割程度あるということが分っている

 *遺伝の影響によって収入が変わるのであれば
 *収入が低い家に生まれた子どもには明るい将来がないのか?
 ☆共有環境の影響があまり大きくない
 *親の資産や社会的地位は
 *大きくなったときの子どもの収入にはあまり関係がない
 ☆遺伝の影響は、環境の条件で異なってくることもある
 *青年期の知能は、社会階層が高いと遺伝の影響が大きく
 *社会階層が低いと共有環境の影響が大きい
 ☆家が金持ちでも貧乏でも
 *遺伝的に知能の高い人もいれば低い人もいる
 ①親が金持ちの家では
 *子どもいろんな環境にアクセスする機会が増える
 *知的能力を必要とする活動から、あまり必要としない活動まで
 *子どもの接する環境の選択肢が増えることで
 *その子が本来持っていた遺伝的素養が発現しやすくなる
 ➁貧しい家では
 *環境の選択肢はどうしても少なくならざるをえない
 *親が知的でない趣味を好むのであれば子どももそれに引きずられ
 *知的な活動に投資する親であれば、やはりその影響を受ける
 *子どもが選べる環境の選択肢が少ないため
 *遺伝的な素養が発現する確率が金持ちの場合よりも低くなる
 ☆悲観的な気持ちになるかもしれませんが
 *貧困階層に対する社会的な政策が重要であることも示唆している

⛳優秀な家系は存在する
 ☆知能を始めとする形質が遺伝するというのであれば
 *「優秀」な形質を持った人同士の結婚を繰り返すことで
 *「優秀」な家系が生まれるのか
 ☆倫理的な是非は別にして、優秀な家系というものは存在しないのか
 *行動遺伝学ではマウスを使った交配実験を実施した
 ①高いマウス同士を掛け合わせる
 ➁低いマウス同士を掛け合わせる
 ☆結論
 *世代を重ねると、活動性の高いマウスと、低いマウスができた
 *形質が区別できるようになるまでには、約30世代かかっている
 *人間の30世代といえば、1000年以上にはなる
 ☆ネズミの実験では平均への回帰が見られる
 ①優秀な親ネズミからは
 *親よりも優秀な子ネズミが生まれるが
 *優秀ではない子ネズミも生まれた
  ➁活動性が平均より低い親ネズミからは
 *親よりも劣るネズミも生まれますが
 *優秀なネズミも生まれる
 ☆結論、世代を経と
 *親ネズミから生まれる子ネズミの形質の分散は大きくなる
 ☆形質について同じ親からもいろんな遺伝的素質が生まれうる
 *ネズミの活動性の高低という形質が
 *世代を重ねることで強化されることを示した点において
 *実験は大きな意味を持つ
 ☆社会階層が遺伝に影響を受けていたとすれば
 ①一番上の階層から生まれた子どもが
 *一番下の階層に行く可能性は非常に低い
 *しかし、結局のところ平均へと回帰していく
 ➁逆に低い階層であったとしても
 *子どもが上の階層に行くことは確率的に大いにありえる
 *高い低いにせよ、ある階層の男女から生まれた子どもの形質は分散し、  *一定の確率で別の階層へ飛び出していくのですから
 ☆遺伝によって階層が完全に固定化されるとは考えにくい
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』




『収入と遺伝』『貧乏な家の子』『優秀な家系』
(『日本人の9割が知らない遺伝の真実』記事より画像引用)
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『非共有環境』『遺伝的な素質の変化』『エピジェネテイック』

2025年07月13日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか2

⛳すべては生まれながらの才能で決まるのか
 ☆才能が遺伝することに関する大きな誤解
 *何もしなくても才能が発現すると考えてしまうことである
 *外国語の成績に遺伝の影響があるからといって
 * 一度も聞いたことのない外国語を滑らかに話せるはずはない
 ☆どんな才能であれ
 *未知のことを学んだり、鍛錬したりすることなしに、発現しない
 ☆大事なのは環境ということになるのか?
 *環境によって人間は変えられるのか
 *環境が変化すれば、適応の仕方も変わってくる
 *同じ環境に置かれても、遺伝子が異なれば、異なる適応の仕方する
 ☆例えば、学校で同じ科目を習っても
 *飲み込みの速さや正確さであるとか、やる気のあるなし
 *努力しようという気になるかならないかなど
 *人によってまったく異なっているのが当たり前
 ☆遺伝と環境の両要因がともに働きあって才能は発現する
 *これが非共有環境です
 ☆ほとんどの形質は、遺伝と非共有環境によってつくられている

⛳才能がある人は何が違うのか
 ☆科学的な表現とはほど遠いのですが
 *遺伝的に突出した才能がある人は
 *他人が外から気づく前に自分の中で「見えている」のだ
 ☆自分にはこれができる、これが好きだ
 *逆にこれは向いていないからやめておけ
 ☆そうした内側から沸き上がってくる感覚
 *自分が生まれ持っている遺伝をもとに
 *環境が出会ったときに生じるのだ
 *そういう内なる感覚に導かれて、人は何かに専念し
 *そこにリソースを集中的に投入し才能が発現していく

⛳遺伝的な素質はあとから変化することもある
 ☆同じ遺伝情報を持ちながら
 *細胞や個体のレベルで違う形質を現れることがある
 *DNAメチル化等の化学的修飾といった反応が起こり
 *それによって、遺伝子の発現の仕方が異なってくる
 *こうした現象を総称して、「エピジェネティクス」と呼ぶ
 *しかし、緒についたばかりの研究領域である
 ☆母親が妊娠期に
 *栄養の乏しい環境やストレスの強い環境にさらされると
 *胎児の遺伝子にエピジェネテイックな変化が生じ
 *肥満や神経質さを増す現象が、ネズミや人間でも報告されている
 ☆エピジェネテイックな変化
 *環境によって引き起こされる可能性がある
 *この変化が孫の代まで伝わる可能性すら示唆されている
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』

                    エピジェネテイック
『非共有環境』『遺伝的な素質の変化』『エピジェネテイック』
(ネットより画像引用)
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『親を見たら、子はわかる』『家庭環境』『学ぶのは必要』

2025年07月12日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか

⛳多くは、親を見たら、子はわかる

 ☆知能や性格、さまざまな分野での才能に、遺伝が大きく影響している
 *多くの人は「親の特徴がそのまま子どもに受け継がれる」と
 *考えてしまうがこれは誤解である
 ☆簡単なモデルを使って、遺伝の仕組みを説明する
 ☆受精卵の誕生
 *何らかの形質に関わる遺伝子は2本1対の染色体上に乗っている
 *精子や卵子がつくられる際
 *染色体のどちらか片方がランダムに選ばれる
 *精子と卵子が受精し、相手の染色体と新しいペアをつくり受精卵となる
 *形質に関わる遺伝子は、父と母それぞれから半分ずつ受け継がれる
 *どのような遺伝子のペアを親から受け継ぐかによって
 *子どもの形質は変化する
 ☆簡単なモデルを使って、遺伝の仕組みを説明する
 *5対の染色体上に5対10個の対立遺伝子が載っており
 *その組み合わせによって形質が決まると仮定する
 *それぞれの遺伝子には
 *形質を「高」「並」「低」(平均)よりするもの三種類がある
 *これら遺伝子の効果の合計量が形質になると考えられる
 *これを「相加的遺伝効果」という
 ☆父親、母親の遺伝子が、次頁の図8のようになっているとすると
 *5対10個の遺伝子の値の合計量がその人の遺伝的資質だ
 *父親は「2」、母親は「5」です
 ☆この2人が結婚して生まれた子どもの形質
 *子どもの遺伝型値は、 ー1から8の範囲になる
 *一番低ければ両親のどちらよりも低く
 *一番高ければ両親のどちらをも上回る
 ☆どんな遺伝型値の子が生まれるかはババ抜きのような確率現象
 *その確率は、いわゆる二項分布に従う
 *子どもの形質がどうなるかはあくまでも確率である
 ☆両親の値を足して2で割つたくらいの子どもが生まれる可能性が
 *一番高いのは確かですが、但し例外も多々有る

家庭環境は、子どもの才能に殆ど影響を与えない
 ☆親の行動を子どもがどうとらえているかという点では
 *一卵性も二卵性も変わりがありはない
 *つまり、これらは確かに「共有環境」は同じです
 ☆子ども自身がそれぞれのことがらを好きか嫌いか
 *それらにどのぐらい時間を費やしているかについては
 *ほとんどが遺伝と非共有環境だけで説明できてしまい
 *共有環境として効いていないものが多いという結果だった
 ☆環境の強さ(共有環境)
 *子どもの好き嫌いや費やす時間の子ども自身の側面に関係しない
 *「共有環境」として効いてはいない

勉強するのはムダか
 ☆学力や知能は遺伝的な影響力が大きいのなら
 *勉強することはムダなのでは?
 *学力や知能といった能力は、私たちが住んでいる
 *知識社会と教育を前提にしています
 ☆私たちの社会は、自分一人の力だけでは学ベない
 *膨大な知識の上に成り立っており
 *社会はつねに解決しなければならない問題に満ちている
 *その社会に適応し、自分が直面する社会の問題を解決するためには
 *その社会をつくりわれわれを生かしてくれている知識を
 *誰かに教えてもらわなければならない
 ☆教育は、人間が生きる上で不可欠な学習様式
 *人間は教育によって学習すること
 *勉強することは、生きる上で絶対に必要なこと
 *しなければならないこと
 ☆学力や知能に遺伝的な影響があるというのは
 *どの領域でどの程度のレベルに行けるかどうかが
 *しかし、各人の遺伝素養によって、ある程度規定されている
 *スポーツでオリンピックに出場できる人は限られている
 *世界的なコンクールでバイオリンを演奏する人の能力は桁違いに高い
 ☆学力は、教育さえ受けて、ちゃんと努力すれば平等に伸びていく
 *これはいまでも親に、教師に、行政や企業の人々に
 *そして誰よりも学習者自身に、信仰のように信じられている
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』


『親を見たら、子はわかる』『家庭環境』『学ぶのは必要』
(『日本人の9割が知らない遺伝の真実』記事より画像引用)
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『知能や性格、多くは遺伝で決まる(除く言語)』

2025年07月11日 | 医療
🌸知能や性格とは

⛳共有環境や非共有環境
 ☆行動遺伝学での共有環境、非共有環境
 *統計処理によって算出された値
 ☆具体的にどんな実際の環境が共有環境
 *非共有環境として影響をおよばしているのか
 *この値からうかがい知ることはできない

⛳人間の行動の殆どは
 ☆遺伝+非共有環境で説明できる
 ☆知能や性格といったパーソナリティについて
 *遺伝や環境はどのように寄与しているのか
 *データを構造方程式モデリングで分析し
 *遺伝、共有環境、非共有環境がそれぞれ
 *どの程度の割合で説明するかを表したのが図7の表

見えてきた遺伝の真実
 ☆知能や性格、さまざまな分野における才能についても
 *遺伝があまねく、無視できないほど大きく影響している
 ☆外国語の才能や物質依存などを除けば
 *共有環境の影響がほとんど見られず
 *個人差の大部分は非共有環境によって成り立っている
 ☆共有環境は基本的には家庭環境や親の影響を示す
 *家庭における親の子育ての仕方は
 *子どもがどう育つかにあまり影響を与えていない
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』


『知能や性格、多くは遺伝で決まる(除く言語)』
(『日本人の9割が知らない遺伝の真実』記事より画像)
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『GFP』『一卵性双生児』『二卵性双生児』

2025年07月10日 | 医療
🌸知能や性格の遺伝

⛳性格は一次元の値で表せる
 ☆GFP(一般性格因子)という考え方
 ☆GFPとは
 *IQのような一次元の値によって性格を表す考え方
 *情緒不安定性をマイナスの値、それ以外はプラスの値として足し合う

 ☆外向的で心が安定していて勤勉で
 *人とうまく協調できて知的好奇心も強いという
 *オールマイテイな「いい人」因子
 ☆IQの場合は
 *論理性や推論能力、計算の速さといった要素が足し算されている
 *言語能力の高い人は、だいたいにおいて論理性や計算能力も高く
 * 一般知能という一次元的な値に落とし込める
 ☆性格を構成する要素は質的に異なります
 *独立して存在しているはずの値を
 *無理矢理足し算して人工的につくり出した値など無意味だと考え
 *GFPの概念、その存在は半信半疑で使うのには躊躇がある
 *もともといろんな要素からなるものをブレンドしたのがGFP
 *いろんなものに相関があるのはあたりまえ
 *そもそもそれを単一という生物学的根拠はあるのか
 ☆GFPをどうとらえるかはさておき、GFPの遺伝率が高い
 *GFPの存在を無視することができなくなる
 *GFPの高低とさまざまな社会的な適応度には
 *相関があることが見えてきて無視できるほど低くない

⛳卵性双生児と二卵性双生児のIQの相関
 ☆IQのデータの兄弟で一方が高ければ
 *もう一方も高くなる傾向はあるけれども
 *それは程度問題で、中には一方が高いが他方は低いケースもある
 ☆一卵性と二卵性を比べると
 *一卵性のペアのほうがきょうだいの間の類似性高い

 *完璧に類似していて、きょうだいの数値がまったく同じなら
 *相関係数は「1」、つまり双生児の類似性が最も高い状態
 ☆実際にはプロットした点はばらけますが
 *ばらけ方が大きいほど相関係数は低くなっていき
 *まったく相関のない状態が相関係数「0」ということになる

⛳ さまざまな形質の双生児相関


⛳一卵性双生児と二卵性双生児の相関の内訳


                     (敬称略)
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『ADHDの強み・弱み』『自己成就の危険性』

2025年06月09日 | 医療
🌸あとがき

 ☆ADHDが増加するわけ(最終回)

ADHD性急に病気だと診断しないようにしよう
 ☆好奇心やエネルギー、新奇探索傾向が強い性格
 *適正な環境に身を置けば障害にはならない
 *むしろ大きな財産になり得る
 ☆複雑な問題には
 *「単純でわかりやすくて間違った答え」がある
 *ADHDはまさにそうだ
 ☆ADHDとはそもそも何なのだろう
 *障害? スーパーパワー? 人生を助けてくれるのか
 *それとも邪魔する存在なのか
 ☆人によりどうにでもなり得るから
 *ADHDを一言で定義することはできない

⛳本書は「なぜADHDが強みになり得るのか」を考察した
 ☆しかし、ADHDが天からの特別な贈り物だと考えない
 *医学では何よりも「病気」に着目する
 ☆ADHDと呼ばれる特徴には表と裏がある
 *すぐに気が散るのはクリエイティブな証だし
 *多動は果てしないエネルギーを与えてくれる
 ☆日常的に集中するのが難しいこととは矛盾するようだが
 *本当に興味を持てるものが見つかれば
 *完全に没頭できる意味でもある
 *ポジティブな面に関する知識も重要なのに
 *あまり語られないのは残念だ
 ☆筆者は、ADHDの患者を大勢診てきて
 *うまく人生を生きている人もいるのを知っている
 ☆ADHDの特徴をポジティブにできた人たちの共通点がある
 *自分に弱みと強みがあることを理解し
 *強みを活用する方法を身につけている
 ☆ADHDを他の病気の診断と同じでない
 *ADHDのような精神科の診断名は
 *「そうなるかもしれない」と思い込むことで
 *実際にそうなってしまう自己成就の危険性がある

ADHDが歴史的強みだったと考えるのは私だけではない
 ☆アメリカの元心理療法士で作家のトム・ハートマン
 *1980年代にはすでに声をあげている
 ☆DRD417R遺伝子を持ちながらもADHDではない人もいる
 *DRD417Rを持たずにADHDの人もいる
 ☆多くの科学者から科学を発信することの価値を教わった
 *手法についてもかけがえのないアドバイスをいただいた
 *これらの人々、ロールモデルでいてくれることに感謝を捧げる
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『多動脳』





『ADHDの強み・弱み』『自己成就の危険性』
(『多動脳』記事他ネットより画像引用より画像引用)
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『ADHD10%』『変わるべき社会』『ADHDの強み』

2025年06月08日 | 医療
🌸ADHDが増加する理由4

⛳神経多様性と「病気」
 ☆今は個人主義の時代だが
 *人間は元々群れで暮らす動物だ
 ☆人間でも他の動物でも
 *違った特徴を持つ個体が集まっている方が有利なのだ
 *狩猟採集社会に暮らす部族の遺伝子を調べると
 *一部の人はADHD遺伝子を持っているが、全員ではない
 *持っている方がその環境下では(強み)のに全員ではない
 *全員が衝動的で多動だとかえってうまくいかないということだ
 ☆アメリカで「神経多様性」の概念が生まれ
 *脳の多様性もひとつの個性として尊重する考え方から
 ☆ADHDや自閉症の見方が変わるきっかけになった
 *身長や髪の色が違っても異常だとは見なされないように
 *性格もそうあるべきなのだ
 ☆ADHDと呼ばれる傾向、自閉症といった症状も
 *人間の個性のバリエーションの1つにすぎない
 *それ以外のバリエーションは、自然で「正常」なのだ
 ☆ADHD診断された人が抱える問題を軽視するつもりはない
 *ADHDで苦労を強いられている人は当然治療を受けるべきだ
 *しかしちょっと心配したり落ち込んだりしたからといって
 *病気だとして投薬するわけではないように
 *わずかにADHDの傾向がある場合に薬を出す必要はない

⛳変わるべき社会
 ☆街の生活を好まない白鳥は田舎に移動する
 *田舎の白鳥と街の公園にいる白鳥とでは遺伝子に差が出てくる
 *要するに白鳥は自分に一番合つた場所に収まるということだ
 ☆学校に通う子供がサバンナでは優秀な狩人だったからといって
 *森に引っ越して狩りで生計を立てていくわけにはいかない
 *そうすると学校に通って悪い成績を取り続け
 *自信を失ってしまうという危険性がある
 ☆社会に個人個人の性格の傾向に対応する気構えがあるかだ
 *全員をなんとか「正常の箱」に押し込めようとしているのが現状だ
 ☆子供の10%が学校に行くために診断証明書と
 *アンフェタミン類が欠かせないとしたら
 *子供の10%が間違っているのではなく学校が間違っているといる
 ☆進化の過程でもそれぞれ違うことに意味があったし
 *今でも意味があるはずなのだから

⛳ADHDの強み
 ☆報酬系がエンジンとなって人を様々な行動に向かわせる
 *そのエンジンは生き延びて子孫を残すという
 *唯一の目的のために何百万年もかけて最適化されてきた
 *驚くほど秀逸なシステムだ
 ☆今私たちが生きているのとは別の世界のために進化したものだ
 *このパワフルな報酬系は現代社会にまでついてきてくれた
 *生き物としての人間には色々な意味であまり合わないこの世界にだ
 ☆今の社会になるまではあっという間
 *たったの数百年で、しかも変化の速度は10年ごとに速まっている
 *私たちが生きる時代はあらゆる生物の歴史を考えても非常に特殊だ
 *自分が住む世界をこれほどのスピードで変化させた生き物は
 *今までに存在しないし
 *人間という生き物も当然それについていけていない
 ☆今は人類史上初めて、飢えよりも食べ過ぎで死ぬ人が多い時代だ
 *カロリー不足の世界で何百万年もかけてつくられた
 *カロリーヘの欲求のメカニズムを
 *カロリーがいつでもどこでも手に入る世界に持ち込んだせいだ
 *そう考えると過体重や肥満という
 *本末転倒な病気になるのもおかしなことではない
 ☆ADHDは社会の変化に受ける影響
 *報酬系の役目は人を様々な行動に向かわせることだけではなく
 *集中力も大きく左右する
 *報酬系を充分に活性化してくれないものには集中できないから
 *他に活性化させてくれるものを探してしまう
 *活性化しづらい報酬系はサバンナでは(強み〉だった
 ☆ADHDは歴史上強みだっただけでなく、今でも強みになる
 *誰にでもADHDの傾向があり
 *その傾向が強い人も弱い人もいる
 *強い傾向がある人は診断を受けて薬を処方される前に
 *まずは環境を見直してみよう
 *自分だけのADHDの強みを見つけてほしい                  
                        (敬称略)
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『遺伝子』『遺伝子と性格』『ビッグフアイブ』『ADHDの病名』

2025年06月07日 | 医療
🌸ADHDが増加する理由3

⛳人は本当に白紙で生まれてくるのでない
 ☆多くの政治家、思想家そして心理学者までが
 *「人は白紙のまま生まれてくる」という言葉を引用してきたから
 *人間は成長する過程でどんな性格にもなれると思われがちだが
 *そうであれば良かったのだが、そうではないことが判明している
 ☆人間の性格は環境に左右だけではなく遺伝子にも影響を受ける
 *しかし人間の脳には可塑性があり、驚くほど変化することができる
 *それでも心理的知能的な特徴には生まれた時から前提が存在する
 ☆心理学で「ビッグフアイブ」と呼ばれる5種類の性格的特徴
 *「開放性」「誠実性」「外向性」「神経症傾向」「協調性」も持っている
 *性格の元になる遺伝子を調べたところ
 *主要5因子にはどれも違った遺伝子が関連していた
 ☆性格というのはどの程度が遺伝子によるものなのか
 *ざっくりした計算では「ビツグフアイブ」のおよそ半分が
 *遺伝子によるもので、残りは環境だ
 ☆クリェイティブ、依存心がないという性格的特徴につながる遺伝子
 *高い確率でADHDに関係する遺伝子と同じなのだ
 *これほどポジティブな性格というのはなかなかない

⛳遺伝子と性格
 ☆遺伝子研究は病気の原因解明だけでなく
 *性格を説明するところまできた
 ☆知識が増えることには当然わくわくする
 *「パーティーに行きたくない」という性格
 *わずかな遺伝子の差による
 ☆人間はどうしても遺伝子を
 *「病気」か「健康」かで見てしまう
 *人間は、特徴や性格で苦労を強いられることもあるので
 *その場合は当然治療を勧めるが
 *治療の定義が確立されてなくてはいけない

ADHDの病名、医師が間違うことも多い
 ☆調査に関して、ADHDの人だけが調査対象になっているのか
 *医師はADHDの診断を下す際、慎重に行っているのか
 *私の印象では基本的にはそうだが、必ずとは言い切れない
 ☆医師が間違った判断を下すこともあるし
 *脳の中の要因とは一切関係のないことで
 *ADHDだと誤解されてしまうこともある
 ☆年の終盤に生まれた生徒は成長が未熟なせいで
 *ADHDだと誤解されることが多い
 ☆実際にADHDの診断が下った人々を見ても様々だ
 *ADHDの症状につながる身体のメカニズムは1つではない
 *実際には別の原因なのに間違って診断されてしまった人も含まれる
 *ADHDなのか、似たような問題を起こす
 *別の原因がないかどうか、しっかりと調べなければならない
                     (敬称略)
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『ADHDの副作用』『ADHD薬の奇跡・薬の効果』

2025年06月06日 | 医療
🌸ADHDが増加する理由2

全員に薬を出すメリットとデメリット
 ☆アメリカでは子供の10人に1人がADHDだと診断されている
 *ADHDの診断が下るとほとんどの場合は薬を処方される
 *学校の生徒全員に薬を出したらどうなるのだろうか
 *特に問題がない子供の集中力も上がるだろう
 *ADHDの傾向が強くない子もそれまでより頭が冴えるだろう
 *注目すべきは、学校の成績や仕事の業績も上がるだろう
 ☆アメリカの大学生の6人に1人が
 *テスト前に集中的に勉強するために
 *違法に薬を購入している事実がある
 ☆ADHD薬は深刻な副作用があり処方箋が必要薬である
 *人により、強い不安を引き起こす
 *食欲減退や睡眠障害、あるいは気分に変化がある人もいる
 *何十年も薬を飲み続けた人の心臓にどういう影響も不明である
 *実際、心臓への悪影響を警告する心臓専門医もいる
 *副作用があることや長期的なリスクが不明なことが
 *医師がADHDの薬を気軽に出さない理由だ
 ☆ メリットとデメリットを比較すると
 *重い問題を抱えた患者の場合は薬を飲むメリッ卜が上回る
 *大きな問題を抱えていない人
 *私たち全員の服用は、危険性がメリ ットを上回る
 *ADHDの子供の数、筆者個人的には5%程度だと思っている

ADHD薬の奇跡
 ☆グーグルでADHDを検索して自己診断した患者
 *彼女は、学校には全然向いてなかったと話す
 *低学年の頃は特別学級に入れられたくらいなんです
 *しかし間もなくバスケットの才能を開花させ
 *教室では問題ばかり起こしていたェネルギーを
 *バスケットコートで正しい方向に向けることができた
 *スター選手になり、20歳の時にアメリカの大学でプレーする
 *しかし、そこで人生が暗転してしまう
 *悪い仲間と付き合い始めてドラッグを常用し
 *数年後には覚醒剤所持で捕まって刑務所にも入った
 *暴力のはびこるアメリカの女性刑務所での2年は地獄だったと話す
 *他の受刑者からいじめられ、激しい暴力を受けたことも何度かあったと
 *彼女は出所すると過去を葬り、自分の足で立ち上がった
 *インドから絨毯を輸入して販売するようになったのだ
 *彼女はある男性と恋に落ちてまともな人生を歩み始めた
 *しかし幸せな数年の後、またもや人生が急降下した
 *恋人がドラッグをやっていて彼女も手を出してしまった
 *ドラッグの使用が増えると仕事もいい加減になり
 *会社は倒産に追い込まれた
 ☆彼女は29歳で住む場所もなくなり、大きな借金を抱えた
 *彼女は激しい浮き沈みを経験し
 *その後もジェットコースターの日々が続いた
 *本当にカオスとしか言いようのない人生だ

⛳独特なのは彼女の話だけではなく振舞いもだった
 ☆興奮して熱心に話しているが、わかりづらい時がある
 *話の時間軸がまっすぐではなく
 *ひっきりなしに横道に逸れ、聞き取れないほど早口になる
 ☆心理テストや聞き取りの結果、ADHDとなり薬を処方した
 *経過確認のために2週間後に予約を入れた
 *その日出勤してみると待合室には見知らぬ女性が座っていた
 *見覚えがないので声もかけずに通り過ぎた患者だ
 ☆弁解しておくと
 *彼女だとわからなかったのは無理もなかった
 *服装や髪形だけでなく雰囲気や態度まで豹変していたのだ
 *すっかり落ち着き、心のバランスが取れた様子
 *2週間前の神経質で強迫的なそぶりは完全に消えていた
 ☆気付かなかったことを恥ずかしく思い私は訊いた
 *状態は如何ですか?
 *彼女は正直言って最高ですと答えた
 *こんなに気分が良いことは今までありませんでした
 *人生で初めてこれが本来の気分です
 *こう感じるべきなんだとわかりましたtp
 ☆長年、精神科医として働いてきたが
 *これほど患者が変貌するのは見たことがなかった
 *この女性のように薬が唯一の解決法になる人もいるのだ
 *しかし人口の10%が薬を飲むべきだとも思っていない
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『多動脳』



『ADHDの副作用』『ADHD薬の奇跡・薬の効果』
(ネットより画像引用)
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『増えるADHD』『企業の利益』『人間の分類』『学校』

2025年06月05日 | 医療
🌸ADHDが増加する理由1

ADHDがこれだけ増えた理由
 ☆アメリカでは子供と若者の3%が20年で15%にまで増えた
 *スウェーデンも数年遅れで追いつこうとしている状態
 ☆爆発的増加に商業的利益が関わっている
 *ADHDはビッグ・ビジネスで
 *薬は年間250億ドルの収益を上げている
 *製薬会社が狡猾なキャンペーンを行った結果
 *医師だけでなく一般市民も
 *「子供も大人も高い割合でADHD」と納得してしまった
 *何もかも薬の需要を増やすためにだ
 ☆皆が躍起になって診断名をもらおうとしている
 *多くの人がADHDだと診断されるなんて
 *何かの陰謀かと思う人もいるだろう

⛳「正常」とADHDのスベクトラム
 ☆「爆発的増加」の背後にあるのは
 ①企業の利益だけでなく
 ➁私たち人間の人を分類したいという欲求も大きい
 ☆世の中が複雑だからこそ、初めて出会う人や物は
 *素早く正しい引き出しにしまってしまいたいのだ
 *この人は信用できるが
 *あの人とは距離を取った方が安全だ
 *人を分類するという行為は歴史的にも生き延びるのに役立ってきた
 ☆脳は目に入ったものに小さなパターンを探し
 *素早く正しい引き出しにしまおうとする
 ☆現代の「引き出し」には
 *精神医学の診断名がついたものもある
 *「あの人、絶対ADHDだよ」
 *「彼はちょっと双極性障害ぽくない?」等
 ☆「あなたは双極性障害ぎみだ」と言われたら
 *薬でしか治せない欠陥が自分にあると思い込んでしまう
 *同じことがADHDにも言える

⛳増えるADHD

 ☆全員ADHDの傾向もあり、そのグラデーションのどこかにいる
 *「正常」の範囲から大きく逸脱するのは何%が妥当なのか
 *正しい答えなどなく、「社会が何を正常か」の哲学的な問いである
 ☆医学の専門家はどう考えるのか『ランセット』によれば
 *一部の専門家は、人間の3%がADHDだと考えている
 *名のあるADHDの研究者で20%を支持する人いない
 ☆ほとんどの人にADHDの傾向があること
 *薬で集中力が改善する人が多いこと
 *企業が利益を追求していることである
 ☆ADHDの診断が下に興味を示す団体としては学校がある
 *ADHDの生徒の支援に自治体から予算が出る場合があるから
 *誰もがADHDの傾向を持つのは
 *全員背の高さが違うのと同じことだ
 *それは集中力についても言える
 ☆社会が複雑になり
 *ますます高い知能が求められるようになり
 *学校や職場で期待される集中力の基準を下回ってしまう人が増えた
 *だから今後も増加傾向にあると考えられる
 ☆ロボット工学やAIといった技術が急速に発展し
 *人間に残された業務にはより高い知能が求められる
 ☆そうするとなかなか仕事に就けない人は
 *「自分には精神的な障害があるのかも」と疑い始めるだろう
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『多動脳』




『増えるADHD』『企業の利益』『人間の分類』『学校』
(ネットより画像引用)
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『人体の小宇宙』『小宇宙への知識の習得』

2025年06月01日 | 医療
🌸おわりに(最終回)

人体という小宇宙の旅
 ☆私たちの生命と健康を支えている体の精緻なメカニズム
 *その複雑な働きに改めて驚き
 *感動した人もいることでしよう
 ☆人体は、各々の器官が重要な役割を担っており、存在理由がある
 * 全然、無駄なところがないほどに洗練された最高傑作品です
 *生きていること、健康でいられること自体
 *奇跡であり、1人1人はかけがえのない存在です

⛳現代は、人体に無関心ではいられない時代
 ☆医師にかかると、多くの人は治療を医師任せにしていた
 *医学の知識がないために
 *自分では判断できないからでした
 ☆現在はあらゆるデータを患者さんに示しながら医師は説明する
 *私たち自身が治療を選択する時代です
 ☆自分の身を守るうえでも
 *どこにどのような臓器があり
 *それはどのような構造で
 *臓器は、どのような働きをしているのか
 *最低限の知識が必要な時代

人体という小宇宙の謎を身近な現象から解き明かす
 ☆それは、自分自身を知ることにもつながる
 *人体は謎だらけです
 *現代科学をもってしても
 *すべてが解明されたわけではない
 ☆神秘のベールに包まれているのが人体です
 *もっと自分の体に関心を向けていただければ
 *筆者として嬉しく思う
                     (敬称略)
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⛳出典、『面白くて眠れなくなる人体』




『人体の小宇宙』『小宇宙への知識の習得』
(『面白くて眠れなくなる人体』記事、ネットより画像引用)
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『人間の親指』『人類の2足歩行』『2足歩行のメリット』

2025年05月31日 | 医療
🌸2足歩行はご馳走を独占するため?

⛳人間はすぐれた親指を持っている
 ☆親指を使わずに洋服のボタンをとめたり、本のベージをめくること
 *時間がかかり、親指はとても重要な役割を担っている
 ☆人間の手は、親指が手のひらと向き合い
 *対立して動くことで力が入り
 *物をつかめるようになっている
 *このような構造は、人間の手だけに見れる特徴
 ☆サルをはじめとする他の動物の親指
 *手のひらと対立させることはできない
 ☆人類は親指を進化させたことで
 *しっかりと物をつかみ、道具を操れるようになった
 ☆人間の親指は、とても贅沢で特別なつくりになっている
 *親指が複雑な構造をしているのは人間だけです
 *サルの場合は「親指の独立した動き」はできない
 *サルから進化していく間に親指は徐々に形づくられた
 *人類は「親指の対立」を獲得することで、大いに発展を遂げた

⛳直立2足歩行するために足は進化した
 ☆人間は、手だけを特別に進化させたわけではない
 *手で物をつかむには
 *手を歩行の役割から解放する必要があった
 *人間が2足で歩きだしたことで、手を歩行から解放して
 *物をつかむという新たな役割を担うことができた
 *足は体を支えることに努め、歩行や走行をしても
 *バランスが崩れないように発達した
 ☆直立して背骨を縦に真っすぐにすることで
 *重たい頭も少ない力でバランスよく支えられるようになった
 *このおかげで、脳も大きくすることができた
 ☆直立2足歩行をすることで
 *特に形が変化した部分はお尻の回り
 *骨盤や股関節、お尻の筋肉が、類人猿とは大きく違っている
 ☆人間はチンバンジーなどと比較して
 *お尻の筋肉が発達しているので、膨らみがある
 *「気をつけ」の直立姿勢を保つ働きがあるから
 ☆お尻の筋肉は
 *骨盤の後面から大腿骨の後面まで張ることで
 *股関節を伸ばし、大腿骨を同定することで
 *歩行の際に地面についた足の上に体を引き上げることを可能にした
 ☆骨盤の形も
 *腹部の内臓の受け皿となり
 *重力の作用で内臓が下がるのを防ぐために
 *大きく左右に張り出した
 ☆直立2足歩行をするようになった人間
 *それに対応して骨格や筋肉も大きく変化させた

⛳人間の下肢は180度ねじれた
 ☆人類は直立2足歩行をするようになって
 *股関節を伸ばしたことで
 *4足動物とは逆の手足の付き方に変わる
 *爬虫類は、お腹を地面に付けて手足が「体の真横」に出ている
 ☆哺乳類に進化すると、手足を体の下に人れ
 *お腹を地面かる離すようになる
 ☆哺乳類は、前腕(手首から肘まで)の2本の骨を180度ねじり
 *指先が前に向くように進化した
 ☆人類は、今まで腹側に向いていた大ももの前面
 *股関節を伸ばすことで、背中側を向くようになった
 *人間の足は 180度ねじれて前後の向きが入れ替わった
 ☆人間の立った姿勢を見ると
 *腕は前面に曲がるように
 *足は大ももの前面に曲がるのではなく伸ばすようになる
 *逆向きの現象が起こる
 ☆神経を見ても、後ろ側と前側が入れ替わった
 *後ろ側の神経は前側にある足を仲ばす筋肉に向かい
 *前側の神経は後ろ側にある足をまげる神経に向かっている
 *こんなところにも、進化の名残を見ることができる

⛳2足歩行に関する新しい学説
 ☆人類が2足歩行を始めた理由
 ①長年にわたって人類学者が唱えていた説
 *気候変動で森林が減り、開けた場所を長距離移動が必要でなった
 ➁最近の説
 *貴重な資源を1回でたくさん持ち連ぶために、2足歩行になった
 ☆諸説あるが
 *私たちの祖先が2足歩行をするようになった理由?
                     (敬称略)
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⛳出典、『面白くて眠れなくなる人体』





『人間の親指』『人類の2足歩行』『2足歩行のメリット』
(『面白くて眠れなくなる人体』記事、ネットより画像引用)
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『頭に感覚器』『感覚の刺激と脳』『エラ脳神経の一部へ』

2025年05月30日 | 医療
🌸脳はどうして生まれたのか

顔に共通する要素
 ☆脳は、全身のすべての器官の司令塔
 *人間に限らず脊椎動物はみな兄弟
 *脊椎動物の頭の部分共通し
 *「目」「鼻」「耳」「口」を含む「顔」がある
 *口は消化管の入り口で、他の器官はすべて感覚器
 ☆これらのパーツが揃っていると
 *私たちは「顔」と認識しそれが
 *頭をつくる要因になったことを物語っている
 *頭以外の場所に目も鼻も耳も口もない
 *頭は感覚器のある特別な場所

脳は刺激に対応する
 ☆実際に、進化の過程を大雑把に見ると
 *最初に、目と鼻と耳と口ができた
 *口は「消化管の入り口」としてあったため、そこに感覚器が加わった
 ☆体の前方に感覚器を集めたことで
 *中枢神経系の前方の端に
 *感覚器からの情報を受け取る場所ができた
 *感覚の刺激が入ってくるので
 *その情報を処理するために
 *中枢神経系の前方部が膨らみ始めたのが脳
 ☆脳は体の前方に感覚器を集めたことで
 *その情報を処理するために生まれた
 ☆私たちの脳
 *刺激を受けると、それに対応するために発達する
 *.生まれたばかりの赤ちゃんも
 *周りからの様々な刺激により脳を成長させる
 *感覚の刺激を受ければ受けるほど
 *体の前方部分が大きくなって脳になる
 *それが、私たちの脳の由来です

人間には魚のエラの名残がある
 ☆私たちの体に頭をつくつた要因は、感覚器だけではない
 *エラの存在も大きな要因
 ☆私たちの祖先は魚のような形をして、水の中を泳いでいた
 *その体が、6億年という時間をかけて、人間の体に進化した
 *魚の時代にヒレだつた部分が、私たちの手足になる
 ☆呼吸のために使っていたエラ
 *人間の胎児のノドのあたりにある団子は
 *もともとエラになるべきものだった
 ☆人間の場合は、エラとして使っていたものを
 *進化の過程で別の用途に転用した
 *エラの部分には、神経や血管が通っている
 *そのエラに行くはずだった神経を
 *私たちは脳神経の一部として使っている
 ☆脳からは、 12本の脳神経が出ている
 *内3本は、感覚器である口と鼻と耳に行っている
 *残りの9本のうち
 *5本がエラに行くはずだった神経
 (顔面神経、一叉神経、舌咽神経、迷走神経、迷走神経の付属の副神経)
 *残りの2本、眼球を動かす神経、舌を動かす神経
 *すべてが頭と顔に集まっている

脳神経
 ☆脳を育てた感覚器に行く神経と
 *エラに行くはずだった神経が
 *備わっていた筋内を動かす神経とで構成されている
 ☆このように脳神経を見ると
 *感覚器とエラで頭ができているという人間の歴史がわかる
                     (敬称略)
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⛳出典、『面白くて眠れなくなる人体』




『頭に感覚器』『感覚の刺激と脳』『エラ脳神経の一部へ』
(『面白くて眠れなくなる人体』記事、ネットより画像引用)
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『 ADHDに運動は天然の治療薬』『ドーパミン』

2025年05月30日 | 医療
🌸ADHDに運動は天然の治療薬

 ☆運動は少量のリタリンを完璧なタイミングでもらえるようなものだ

 (ジョン・J・レイテイ、精神医学研究者)

⛳ドーパミン工場を脳内に作る
 ☆身体を動かすとドーパミンのレベルが上がり、集中力が強化する
 ☆例えばこの本に集中できているのも
 *脳で化学反応が起きているからだ
 *ドーパミンが受容体にドツキングし
 *本の内容を興味深いと感じている
 ☆人間の情動や知能の1つが集中力
 *たった1つの物質と脳で起きる反応に影響される
 *気分を良くして集中もさせてくれるドーパミンを運動で増やせる
 ☆ドーパミンは脳の中で
 *チロシンヒドロキシラーゼという酵素によってつくられる
 *「ドーパミン工場」に例えると
 *工場ではチロシンを原料としてドーパミンという製品がつくられる
 ☆工場の性能を上げるためには定期的なランニングを
 *数週間続ける必要があるが、効果はすぐには表れない
 *どのくらいの時間走るのが一番効果的なのだろうか
 *実験では1日30分走る方が1時間よりも効果が出ている

ADHDの人の究極のライフハツク
 ☆「ライフハック」とは
 *何らかの形で生活がうまくいくようにするテクニック
 ☆ADHDの人にとって究極のライフハックが運動だ
 *「ドーパミンを出してくれるものを探したい」欲求があるが
 * 一番良いのは運動
 *集中力が高まるだけでなくストレスにも強くなり
 *クリエイティブにもなれて、記憶力も向上し
 *気分も良くなるし、それ以外にも書ききれないほどの効果がある
 ☆あとはコーヒーを飲むという方法もある
 *一番悪い方法はすでに述べた通リドラッグだ

⛳運動で心配や不安を吹き飛ばす
 ☆運動はADHDの人の心配や不安を2方向から取り除いてくれる
 *集中力が上がれば心配が減るし
 *運動には純粋に不安を抑制する効果もある
 ☆集中力の向上とは関係なく
 *心配そのものに直接はたらきかけてくれる
 ☆ADHDで不安や心配に苦しんでいる人にはなおさら
 *運動が大事になってくる

⛳まとめ
 ☆ADHDの特徴に対して運動の活用方法
 *ADHDの人もそれぞれ違っている
 *筆者からのアドバイスはともかく試してみることだ
 *楽しいと思える運動を始めて習慣にするのだ
 *大事なのは心拍数を上げることなので
 *心拍数が上がった状態でなるべく20~30分運動する
 ☆日常の中で身体を動かすのも大事
 *4分身体を動かしただけで子供の集中力が上がったが
 *それはおそらく大人でも同じだ
 *短い休憩を優先して取り、1日に何度も身体を動かすといい
 *生活の中で身体を動かす機会を利用するよう心がけるのだ
 ☆運動を「集中力の薬」として考える
 ☆筋トレよりも有酸素運動を
 *筋トレは集中力にはそこまでの効果はない
 ☆可能なら午前中のうちに運動する
 *仕事や学校の後に集中力が上がった状態になってはもったいない
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『多動脳』




『 ADHDに運動は天然の治療薬』『ドーパミン』
(ネットより画像引用)
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『哺乳類の腎臓』『糸球体』『哺乳類以外の塩分排出』

2025年05月29日 | 医療
🌸最も進化した内膚(腎臓2)

⛳ウミガメは目から塩分を捨てる
 ☆水分と塩分の調節を腎臓が行うのは哺乳類だけ
 *鳥類にはちっぽけな髄質があるが
 *その他の動物には腎臓に髄質がないので
 *腎臓から塩分を捨てることはできない
 ☆他の動物が塩分を捨てる方法
 ①海鳥の場合
 *鼻の中に塩分を捨てる腺があり
 *その腺から塩分を排出する
 ➁ウミガメ・サメの場合
 *目に、サメの場合は肛門に
 *塩分を捨てる腺が付いている
 ③魚類の場合は
 *エラが塩分を捨てる役割を担っている

サメやエィは腐ると強烈なニオイを発する
 ☆原因は、尿素がアンモニアに変わったから
 ☆多くの生物が塩分を調節することで
 *体液のホメオスタシスを維持している
 ☆哺乳類は
 *尿を濃縮する高性能の腎臓を獲得したことで
 *余力を持って水分と塩分の調節が可能になった
 ☆私たちの腎臓
 *1日に約200Lの血液を濾過している
 *尿細管を通る間に99%を再吸収して血液に戻している
 *できる尿の量は200Lの1%以下
 ☆「二段階方式」 一見無駄なように思えるが
 *最終的に尿の量と成分を調節する能力としては、とても優れている

⛳腎臓が変わると他の臓器も変わる
 ☆陸上での生活を送るために、哺乳類は腎臓を進化させた
 *大掛かりな働きを担うためには
 ☆腎臓を変えただけでは機能せず、全身の改善が必要になる
 ①腎臓で血液を濾過するには、高い血圧が必要になる
 *他の動物に比べて哺乳類の血圧が高いのは
 *腎臓の機能が複雑だからでもある
 *血液を濾過するための腎臓の濾過装置は髄質にある
 *糸球体の血管も、壁を薄くする必要がある
 *濾過した成分を外に漉し出すことが必要である
 *糸球体の血圧を高くして血管の壁を薄くしようとすると
 *血管の直径を細くするのが必要である
 ➁哺乳類の腎臓の糸球体の毛細血管は細い
 *流れる赤血球も、他の動物に比べて少ない
 ☆心臓も赤血球も改造した結果
 *尿を濃縮する腎臓ができた
 *内臓の中で最も進化したのが腎臓です
                     (敬称略)
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『哺乳類の腎臓』『糸球体』『哺乳類以外の塩分排出』
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