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慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『99歳の心配事』『高齢自慢』

2025年08月09日 | 医療
🌸老いの不思議2

⛳99歳の心配事
 ☆デイケアに来ていた中で、最高齢99歳の女性・Tさん
 *Tさんはいたって健康で、歩行も杖なしで歩けるくらい
 *頭もしっかりしていましたが、年齢的な変化はあり
 *背中は丸く、顔には無数のシワがあり
 *顎が小刻みに震えて、しゃべるのも超スローテンポでした
 ☆筆者がTさんに、「利用者さんで、あなたが最高齢ですよ」と言うと
 *「わたしがいちばん年上ですか。迷惑をかけますなあ」と応えながら
 *悪い気はしないようす
 ☆筆者はTさん訊ねました
 *「今、何か気になることとか、心配なことはありませんか」
 ☆問いの答えが意表を衝くものでした
 *「強いて言えば、日本の将来ですかねぇ」
 *驚いて詳しく聞くと、日本の少子化が心配だという
 *今は子どもが減って、年寄りばかりが多く国の力が弱りますと
 *よその国に追い抜かれるのやないかと思うと、それが心配で
 ☆わたしは今、自分のことは何も心配ありません
 *2人の息子も孫たちもみんな健康で仲よく暮らしてくれています
 ☆感謝の気持ちを忘れず、高齢になっても社会への関心を失わずに
 *かくしやくとしているTさんには、ほとほと感心させられました

⛳高齢自慢
 ☆人はだれでも若く見られることを喜ぶ
 *実際の年齢より若く言うことで、相手を嬉しがらせる
 ☆90歳を超えると、急にこの状況に変化が訪れる
 *近所や親戚を見まわしても、自分ほど長生きの者はそう多くない
 *生き残った自信というか、よくぞここまで生き延びたと
 *自分をほめてやりたい気持ちになるのでしょう
 ☆それまでは、いつ死が訪れるかとビクビクしていたのが
 *ここまで生きればあとはどこまで生きられるか楽しみだと
 *気持ちの攻守が逆転する人もいるようです
 ☆齢が増えることはむしろ喜びになって
 *自分の年を言い募る”高齢自慢″の域に入る

94歳のVさん、高齢自慢の女性
 ☆背骨は曲がっていますが、杖なしで歩けるし
 *頭も比較的しっかりしていました
 ☆「お元気ですね」と声をかけると、目がキラキラ輝いているのです
 *「とても94歳には見えませんよ」などと言い添えると
 *真顔になって、「95歳です」と大声で訂正される
 ☆Vさん、高齢自慢で、デイケアに来るととなりに座った人に
 *「奥さん、なんぼにならはりました」と訊ねるのが常でした
 ☆ロピーで送りのバスを待っているときなどに
 *「もう96歳にもなりましたら、何の役にも立ちませんな」と
 *恥じるように言いながら
 *早ようお迎えがこんかと思うとりますが
 *これだけはなかなかと、元気いっぱいのようすです
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『人はどう老いるのか』



『99歳の心配事』『高齢自慢』
(ネットより画像引用)

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『人の老い』『老いの不思議』

2025年08月08日 | 医療
🌸はじめに(人はどう老いるのか)

 ☆下手に老いて苦しんでいる人は、だいたい油断している人
 *浮かれた情報に乗せられ
 *現実を見ずに明るく気楽で前向きな言葉を信じた人たち
 ☆上手に老いて穏やかにすごしている人
 *ある種の達観を抱いている人
 *決していつまでも元気を目指して頑張っている人ではない
 *いつまでも元気にこだわると、敗北の憂き目を見るのは明らか
 ☆老いれば機能が劣化する分、あくせくすることが減る
 *あくせくしても仕方がないし
 *それで得られることもたいしたものではないとわかりますから
 *そういう智恵が達観に通じる
 ☆上手に楽に老いている人、下手に苦しく老いている人を見ていると
 *初体験の″老い″を失敗しない方法はあるような気がする

🌸老いの不思議1

⛳上手に老いる方法
 ☆老いに関する本でよく読まれているのは
 *老いを止める、あるいは遅くする方法を論じたものです
 *ノウハゥや指導、お勧めもいろいろあるようですが
 *たいていは眉唾もので、気体めの類いがほとんどです
 ☆そもそも老化を遅くする方策で、若々しさを保ったとしても
 *その方策のおかげとは言い切れません
 *その方策を講じてなくても、もともと若々しかった可能性
 *否定できないからです
 ☆老いにはさまざまな側面があり
 *人によって受け止め方もちがう
 *老化現象が進んでいても、精神的に満たされた人はいますし
 *若々しいのに不平不満を抱えている人もたくさんいます

 *上手に楽に老いるには、老いの実例を見、参考にするのがいい

⛳重症度と苦悩の深さが一致しない
 ☆最初に意外だったのは
 *高齢者の多くがごく当たり前のことで、悩んだり嘆いたりしていること
 *腰が痛い、膝が痛い、さっさと歩けない、細かい字が読めない等
 *老いれば当然のことと思えることばかりでした
 ☆それなのに当人は、「なんでこんなことになったのか」
 *「こんなことになるとは思わなかった」と嘆く
 *あたかもまったくの想定外の不幸に見舞われて、苦しんでいる感じでした
 *それはつまり心の準備が足りなかったということでしょう
 ☆その一方で、「年を取ったらこんなもんですわ」と
 *さまざまな老化による不具合を受け入れている人もいました
 *ある男性は腰痛のせいでほとんど歩けないのに治療を求めない
 *あれこれ治療法を提案しましたが、男性は首を横に振るばかり
 *腰痛は年のせいやから、どうしようもおませんな
 *これが治せたら、先生はよっぽどの名医ですわ
 *端から治してもらう気はない感じでした
 ☆八十二歳のある女性は脳梗塞で左半身不随になる
 *デイケアで懸命に歩行訓練のリハビリをしていた
 *「だいぶ速く歩けるようになりましたね」と声をかけました
 *彼女は険しい顔でキッと私をにらみ
 *「もっとさっさと歩けるようになりたいんです」と応えた
 *彼女は右半身が自由で言語障害もなく、頭もしっかりしていたので
 *残っている機能を使えばいくらでも楽しむことができるのに
 *生来、まじめで努力家の彼女は
 *麻痺した左半身を回復させることで頭がいっばいのようでした
 ☆別の七十九歳のある男性は、やはり脳梗塞
 *先の女性より症状は重く、歩行不能で車椅子を使っていた
 *リハビリをすれば、歩行器を使えるくらいに回復しそうだったので
 *スタッフや私が度々リハビリを勧めるのです
 *本人にはまったくその気がありません
 *リハビリの効果勧めても、笑顔で手を振り、
 *「車椅子が楽でええんですわ」と言うばかり
 ☆杖歩行ができる先の女性と、車椅子の男性を比べれば
 *男性のほうが症状が重いのは明らかです
 *しかし、悩みや嘆きの深さは、症状が軽い女性のほうが重い
 *ふつうは病気の症状が重ければ悩みや心配も大きいはず
 *それが必ずしも通用しないのが高齢者の社会です
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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『人の老い』『老いの不思議』
(『人はどう老いるのか』記事より画像引用)

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『ホモ・サピエンス』『ワーキングメモリー』『旅』

2025年07月26日 | 医療
🌸遺伝を受け入れた社会3(最終回)

ホモ・サピエンスはじっとしていられない
 ☆人間は最低限の衣食住が保障されたら、何もしなくなるのか?

 *ある程度の割合でそういう人も出てくるが多数派にはならない
 *生きる上でのお金の心配がなくなったとしても
 *格差がなくなるわけではない
 ☆人よりも、活動している人の方が社会的な評価は高まる
 *目の前にそのような能力の勾配があれば
 *個々人が幸福感を高めるためにも
 *結局は「好きなこと」、「得意なこと」で評価を得ようとする
 *ホモ・サピェンスは、じっとしてぃられず、変化を求める生き物だ
 ☆35万年前に登場し約2万年前に絶滅した、ネアンデルタール人
 ☆私たちホモ・サピエンスは生き残った理由
 *ネアンデルタール人、ホモ・サピェンスに匹敵する知的能力持っていた
 *脳容量だけを見れば、ネアンデルタール人の方が上回っている
 *ネアンデルタール人は身体が大きく、生命を維持するために
 *ホモ・サピェンス の倍のカロリーを維持する必要があった
 *それが不利に働いたと推測する研究者もある
 *チンパンジーのようにワーキングメモリーが1つの動物と
 *3つ以上のホモ・サピエンスの間には
 *中間の存在がいたのではないかと筆者は考えている

⛳ワーキングメモリーを3つ以上持っている人間
 ☆新しい概念を次々に思い付くことができ
 *さらに自分の知識を他者に教える「教育」が可能になりました
 ☆チンパンジーも子どもに何かを教えているように見えますが
 *チンパンジーの親は自分で勝手に動作をやってみせるだけで
 *子どもが真似できるようにゆっくり動いてみたりだとか
 *相手の理解度を確認するといった行為は行っていません
 ☆チンパンジーは、自分にしか関心が向いていない
 *いま手元にあるものだけでなく
 *存在しないものまで空想する、それを他者に伝えることが出来ない
 ☆いまやっていること、相手のこと、相手に知識を伝えようとする自分
 *最低3つのことがら、同時に処理しなければ、教育はできない
 *それがワーキングメモリ1つか2つでは、できなかった
 ☆ほとんどの人間はワーキングメモリーを3つ持てたことで
 *人に教えないではいられなかった
 *そして他人から教わりたくて仕方がなかったからこそ
 *私たちは今日のような文明を築いてきた

⛳かわいい子には旅をさせよ、そして自分も
 ☆知能を含め、人間の能力は半分程度が遺伝によって規定されている
 *現在の知識社会において、知能が特に重視され
 *それが社会階層や収入とも大きく関わっているのは確か
 ☆それを以て「遺伝だから仕方がない」と諦めるのは早計
 *私たちの社会を構成している無数の才能の
 *豊潤な可能性を見逃してしまう
 ☆あらゆる能力が遺伝することをきちんと認め
 *多彩な才能を評価する文化をみなでつくり上げていく
 *小規模なコミュニティを維持、活性化できる社会的な制度をつくる
 *そうした取り組みによって
 *遺伝的な素質が発現する可能性は大きく高まる
 ☆素質を高められる環境を探求し、適応し、生存する
 *そして旅をしながら私たちは、「本当の自分」になっていく
 *「かわいい子には旅をさせよ」といいますが、それは大人も同じ
 *私たちはみな死ぬまで旅をし続けるのです
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』



『ホモ・サピエンス』『ワーキングメモリー』『旅』
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『自分のリソースの活用』『社会の求める才能の多様化』

2025年07月25日 | 医療
🌸遺伝を受け入れた社会2

⛳生存戦略を考える
 ☆「好き」や「得意」がない人
 *あらゆる生命は、経済的合理性にしたがう
 ☆人は、自分の持っている有限のリソースを配分して生き延びようとする
 *自分の体力や感覚もリソース(資源)である
 *自分が住む土地の地理や気候、かける時間やお金もリソース
 ☆資源も「有限」で、遺伝的才能も有限
 *人間がこの社会で生きていくのも同じこと
 ☆自分の持つ有限のリソースをできるだけうまく使い
 *周りの環境に適応して生きている
 ☆学校の教育では、こうした生物としての前提が無視されている
 *リソースが無限大に見積られている
 *その人によって遺伝的な素質も違えば
 *時間やお金の制約があるにもかかわらず
 *中学校や高校の卒業までにカリキュラムに無理やり一通り学ばせて
 *一人前に仕立て上げようとする
 ☆教育学にも勉強しなくてよいことを正当化する理論がない
 *それがあらゆる「良いこと」を教育に取り込み
 *教育を肥大化させている元凶
 ☆教育の名のもとにすべては「良いこと」とされますから
 *その肥大化をもはや誰も止めようがない
 *しかし素質が「ない」ことに無理にリソースをつぎ込むより
 *別のことにリソースをつぎ込んだ方がよほど合理的です
 *さもないと落ちこばれという烙印を押して
 *劣等感を植え付けるだけになってしまいます
 *素質がないことに気づくこともまた素質の発見なのだ

⛳遺伝を受け入れた社会
 ☆新しい技術によって、社会の求める才能は多様化している
 *現在は、 マッチングサイトやアフィリエイトなど
 *マネタイズの手段が増えてきたことにより
 *会社経営のような能力を持っていない人でも
 *自分の才能を活かす機会が増えてきている
 ☆人の比較優位をローカルな絶対優位にするためには
 *そのローカルな人たちの理解と協力
 *そのためのシステムづくりが必要不可欠

人工知能も、社会に大きな影響を与える可能性があるでしょう
 ☆人工知能によって、論理的な推論能力や外国語の翻訳能力の
 *生身の人間への需要はいまよりも低くなるかもしれない
 ☆どんな能力も社会的に認知されて初めて『能力』と定義される
 *知能や運動能力など、人の備える能力のほとんどは
 *50%程度の遺伝率があり、いずれも成績を並べれば
 *正規分布を描くことがわかっている
 ☆これまでは社会的に認知されていなかった能力も
 *テストをつくって測定すればやはり正規分布となる
 ☆どんな能力についても遺伝による差が生じることは避けられない
 *評価する基準軸が多様化すれば
 *人々の幸福度は向上すると考えられる
                     (敬称略)
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『社会のキッザニア化』『学年制から能力制』『能力検定テスト』

2025年07月24日 | 医療
🌸遺伝を受け入れた社会1

社会を「キツザニア化」する 
 ☆社会の中を泳ぎ回つて、自分の適性を探す
 *自分が遺伝的に持っている素質を活かせる場所を探す
 *そんな場所が簡単に見つからないのは誰しもわかっている

 ☆環境との出会はランダム
 *学校やキャリア教育プログラムでシステマティックに用意できない
 *結局、社会の中でさまざまな出会で、自分で見つけるしかない
 *そのために、社会の中で自分の「好き」や「得意」を活かして
 *働いている人と、子どもを触れ合わせることが重要だ
 ☆「社会的に成功」や「自己実現」という言葉を聞くと
 *私たちはどうしても集団内のトップをイメージしてしまいがち
 *一握りのトップこそが勝者であり、それ以外は敗者である
 *そういう思い込みが素質の発現を妨げる
 ☆すべてのレストラン
 *ミシュランや食ベログの星の数で評価されるわけでもない
 *あなたの街のお気に入りのレストランで働いている人々
 *量と価格で高い満足度を提供していたり
 *近所の人たちが過ごしやすいことを売りにしている店ある
 ☆有名人ではなくても
 *自分の「好き」や「得意」や「こだわり」を仕事の中で発揮し
 *他人にささやかな幸福を与えながら、お金を稼いで生きている
 *こういう当たり前のことを、子どもの頃からきちんと理解していれば
 *より幸福度を感じやすくなる
 ☆向かうべき方向として、「社会のキッザニア化」
 *学校教育の一環として社会とつながる小さな教育改革
 *社会は、どんな年齢の人間も利用できるようにしておくべきだ
 ☆才能は環境にさらされなければ顕在化しない
 *一定の年齢になったら、いかなる仕事でも
 *自分に合わない仕事であったとしても、まずは社会に出ること
 *社会のキッザニア化では
 *そうした認識が並行して成り立つのが必要
 ☆「自分の素質を社会の中で活用する」
 *ポジティブな方向性を打ち出すことが最も求めている

⛳本当に使える能力検定テスト
 ☆能力検定テストの必要性
 *教育における「権威」が、上からの押しつけだとか
 *学習者の自発性を損ねるなどの理由で忌み嫌われ
 *教育の世界から排除されて久いです
 *能力検定テストが知識の公共性という性質を忘れ
 *知識を教えることへの公的責任の放棄を意味することに
 *どうして気づかないのでしょう
 ☆権威の主体は、国家でも共同体でもない
 *生徒にとっての教師、子どもにとっての親
 *教わる人に対する教える人が権威の主体
 *そのときの親、教師役はすでにオフイシャルな存在なのです
 ☆学年制から能力制への転換を行うには
 *かなりの年数がかかると予想されますが
 *さまざまな分野の共通テストをつくることは、困難ではない
 ☆小学校から中学校あるいは高校までの9年間、12年間かけて
 *授業を受けても、たいていの人はそれがほぼ何の血肉にもなっていない
 * 一生の間に自分に適したタイミングで、学べるようにすればいい
 *「それでいい」という空気が世間に広まってくれば
 *受験や就職における学歴偏重の状況が改善できる
                     (敬称略)
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⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』






『社会のキッザニア化』『学年制から能力制』『能力検定テスト』
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『自分に合った教育』『本物の知識』『エロス』『学校=売春宿』

2025年07月23日 | 医療
🌸あるべき教育の形4

 ☆エロスを引き出す真の教育改革を

⛳「無理のない」勉強をする
 ☆教科書の内容をすいすい理解できて、勉強が苦ではない人
 *どんどん勉強していけばよくそういう勉強ができる人と
 *何となくわかった気になった人では
 *学業成績に差は付くのは当然である
 ☆スポーックラブで
 *100Kg以上のバーベルを持ち上げる人もいる
 *軽い運動で健康を保っている人がいる
 *いろんな形での知識との接し方があることを認めた方がいい
 *誰もがオリンピック選手を目指さなくてもいい
 ☆重要なのは、各々の生活の中で、何かをずっと学び続けていられること

⛳「本物の知識」は専門家にしか教えられない
 ☆中学校や高校の先生が教えているのは「本物の知識」ではない
 *12歳頃までの教育は子どもを大人にすることが目的
 *それ以降の教育は社会にどう適応させるかが目的となる
 ☆現代社会は高度な知識の集積によってできている
 *その知識を伝えられるのは、本来なら専門家だけで良いはず
 *しかし、中学教師、高校教師という職業が存在し
 *専門家でもない彼らが生徒に知識を伝えようとしている
 ☆「本物の知識」を体現している人しか、知識は教えられないが
 *しかし国民のすべてを専門家が教えられるはずがないので
 *教育者という職業が生まれた
 *教える人で、レベルや内容に差があってはまずいということで
 *教えるという行為を規格化し、現在の教育制度がつくられている
 *それでも、12歳以降の「大人」に対して教えるべきは
 *社会とつながった本物の勉強であるべきです
 *実際スポーツや芸術の分野で一流を目指す人は、専門家から教わる
 ☆学校で教えているのは偽物とは言わないまでも
 *あくまでも代替物でしかなくなっている

⛳学校は「売春宿」である

 ☆人間には生きる上での三大欲求がある
 *食欲、性欲、3番目(睡眠欲・金銭欲・権力欲)人によってまちまち
 ☆筆者は、3つ目の欲は「知識欲」だと考える
 *知識といっても、学校でする「お勉強」のことばかりではない
 *知りたいという欲求はすべて立派な知識欲
 *食べ物やセックスが不足すれば食欲や性欲がむらむらと沸き上がる
 *同じように何かを知りたくて仕方がないという欲も湧いてくるもの
 ☆知識欲が性欲と似ていることに、最初に気づいたのはプラトン
 *教育も魂の生殖として描かれている
 ☆もっと知りたいというエロス
 *その知によって理想を実現したいというエロス
 *そのエロスによって、人間の文明は成り立っている
 *学校ではそのエロスで生み出された知識を生徒に伝え
 *生徒のエロスに火をつけようとするわけです
 *しかし誰もがエロスを持つようになれるわけではない
 ☆「エロス」を考えてみてください
 *無理矢理、風俗店やホストクラブに連れて行かれて
 *そこそこ気持ちのいいことを味わったとしても
 *そこで本当の恋人が見つかるわけではない
 ☆学校で感じるのも、知識に対する擬似的なエロス
 *そこで多少なりとも気持ちのよさを味わうことで
 *本当の愛を求めに旅立つばあいもある
 *しかし本当の愛が見つかるのは
 *多くの場合、その人自身が生きる場です
 ☆知識に関しては、私たちの社会は、
 *初めからすべての人を「売春宿」に閉じ込めようとしている
 *小さいころにあった難しい課題への挑戦心とか好奇心
 * 一人で成し遂げてやろうという気持ちが
 *学年が進むにつれてどんどん下がってゆく
 *テストのために勉強しようという気持ちが高まっていく
 ☆売春宿で出会った相手ととりあえずつきあい始めたものの
 *本当の恋には至らずに別れてしまう
 *そういう悲劇が学校中で起こっている

⛳「本物」に会わせることの重要性
 ☆本当のエロスを見ちけるには、どうすればよいのか
 *生徒に「本物の知識を学ばせる」、「本物に会わせる」ことに尽きる

 ☆自分の中にある「好き」や「得意」を活かして
 *社会で活躍している大人は本物です
 *本物の大人がいるのは、主に実社会で、それが「プロ」です
 *それには、自分の責任でプロに会いに行けばいい
 *嫌々努力をするよりも、気持ちのいいと感じることをやった方が
 *よほど能力が発現する可能性は高いはず
 *好きなことをひたすらやっていては
 *世間一般でいうよい学校には入れないかもしれない
 ☆収入も含めて年を重ねるごとに遺伝の影響が増すことを考えると
 *自分なりの能力を磨いていった方が有効な戦術だといえる
 *教育それ自体でクリエイティビティをつくり出すことはできない
 ☆それが、筆者の考える小さな教育改革です
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』

                          (エロス)

『自分に合った教育』『本物の知識』『エロス』『学校=売春宿』
(ネットより画像引用)
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『スクールカースト』『自ら考える力』『教育改革』

2025年07月22日 | 医療
🌸あるべき教育の形3

⛳スクールカーストは実社会の縮図ではない
 ☆過酷なスクールカーストが存在して陰湿ないじめが横行しているとか
 *完全に学級崩壊しているような状況だとわかっているのであれば
 *そこに子どもを行かせるべきではないのは当然
 ☆スクールカーストは社会の縮図という人もいるが
 *学校が現実の社会から切り離された極めて特殊な環境
 *特殊な状況をバックグラウンドにして起こっている
 *スクールカーストやいじめを体験させたところで
 *実社会では何の役にも立たない
 *その経験すらも教育だというのは欺瞞だ
 ☆子どもがその様な不合理な環境にいることがわかったのであれば
 *転校させるなどして、そこから逃がすのは親のつとめ
 *行動遺伝学を持ち出すまでもない、当たり前のことです

⛳「考える力」を持っていない教育関係者

 ☆社会で求められる能力の多様化は、教育関係者も理解している
 *それを教育の現場に落とし込もうするとおかしな提言をする
 ☆最たる例が、「自ら考える力を養う」でしょう
 *問題を見つけ、自分で考えて問題を解決する
 *そんな曖味で抽象的な能力に勝手な名前を付けて
 *それを向上させようなど、これ自体が
 *「自ら考える力」のなさの露呈
 ☆世の中のどこに「自ら考える力」などという
 *抽象的な能力を「学習」した人はいなく
 *それを人から教わった人もいない
 *「自ら考える力」は学校で訓練しないと身につかないものだと
 *ほんとうに信じているのでしょうか
 ☆真面目に信じてそれに取り組もうとしている先生がいたとしたら
 *それこそ教育という柔軟な発想を求められる仕事に対して
 *その能力を持たない人たちが受けもたされている不幸を表している
 ☆自己と対話しながら知識を吸収していくのは重要な活動
 *これによって自分の才能を開花させていく生徒も確実にいる
 *何かが「流行る」ときは、注意を払い
 *そこに光を当てる必要がある

小さな教育改革と大きな教育改革
 ☆生物学的に考えて、今日の教育状況には
 *不自然と思われることがいくつかあります
 *教育の最終的なアウトプットが
 * 一次元の学力と学歴としてしか社会的に認知されていない状況は
 *やはり改革が必要でしょう。
 ☆教育改革には2つの道があると筆者は考える
 ①小さな教育改革とは、教育制度の大枠はそのままにして運用を変える
 ➁大きな教育改革とは、働き方も含めた改革
                     (敬称略)
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『スクールカースト』『自ら考える力』『教育改革』
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『認知症』『睡眠障害』

2025年07月21日 | 医療
🌸認知症になると睡眠障害が出やすくなる

 ☆認知症によって睡眠と覚醒のリズムが乱れたり
 ☆不眠や過眠、睡眠時無呼吸症候群など、様々な睡眠障害が起こる
 ☆認知症による睡眠障害は
 *本人だけでなく、介護者の負担も大きくなることがある
 *早期に適切な対処をすることが大切

⛳認知症で睡眠障害が起こる理由
 ☆脳の機能低下
 *認知症では、脳の機能が低下し
 *体内時計を司る部位も影響を受け、睡眠リズムが乱れやすくなる 
 ☆中核症状の影響
 *見当識障害や記憶障害など、認知症の中核症状が睡眠を妨げる
 ☆周辺症状の影響
 *幻視や徘徊、興奮など、周辺症状も睡眠を妨げる要因となる
 ☆薬の影響
 *特定の薬の服用や、薬の相互作用が睡眠を妨げることもある

⛳睡眠障害の症状
 ☆不眠
 *寝つきが悪かったり、眠りが浅く夜中に何度も目が覚める 
 ☆過眠
 *日中も眠気を感じやすく、昼間に寝てしまう状態
 ☆昼夜逆転
 *夜に眠れず、昼間に寝てしまう状態
 ☆睡眠時無呼吸症候群
 *睡眠中に呼吸が止まってしまう状態
 ☆レム睡眠行動障害
 *夢の内容が現実の行動として現れてしまう状態
 ☆概日リズム睡眠障害
 *睡眠と覚醒のリズムが不規則になる状態

⛳睡眠障害への対処法
 ☆生活リズムを整える
 *規則正しい生活を送り
 *昼間は日光を浴びて活動量を増やすことが大切
 ☆就寝環境を整える
 *快適な寝室環境を作り
 *リラックスできる時間を作るようにする
 ☆不安や不快感を和らげる
 *認知症の方の不安や不快感を軽減するために
 *声かけやスキンシップ、環境調整などを行う
 ☆医療機関への相談し、適切な治療を受ける

🌸認知症の睡眠障害に対する薬物治療

 ☆非薬物療法を優先的に検討した上で
 ☆症状が改善しない場合に考慮される
 ☆薬物治療の基本的な考え方
 *非薬物療法の優先
 *薬物の低用量からの開始
 *漫然とした長期投与の回避
 *副作用への注意

⛳非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
 ☆ベンゾジアゼピン系睡眠薬
 *認知症患者では転倒や認知機能悪化のリスクが高まる
 ☆非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
 *(例:ゾルピデム、ゾピクロン、エスゾピクロン)が考慮される
 *鎮静作用や筋弛緩作用によりふらつきやすくなるため注意が必要

⛳メラトニン受容体作動薬・オレキシン受容体拮抗薬
 ☆比較的新しいタイプの睡眠薬で、認知症患者にも使用が検討されてる
 ☆比較的副作用が少ないとされている

⛳抗うつ薬(不眠を伴う抑うつ症状がある場合):
 ☆不眠の原因に抑うつ症状が関与している場合
 *抗うつ薬が検討されることがある

⛳抗精神病薬(BPSDが強く、不眠の原因となっている場合)
 ☆幻覚、妄想、興奮などの行動・心理症状(BPSD)が強く
 *それが睡眠障害の原因となっている場合に
 *抗精神病薬が少量で検討されることがある
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『神社が語る古代12氏族の正体』『ジェミニ』
『認知症』『睡眠障害』
(ネットより画像引用)
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『12歳が転換期』『シグナリング理論』『過去の栄光・今の不幸』

2025年07月20日 | 医療
🌸あるべき教育の形2

⛳人間は新生児の段階で数十億個の脳細胞ができあがっている
 ☆人間とチンパンジーで生まれたての赤ん坊を比べてみると
 *チンパンジーの赤ん坊の方がはるかに運動能力に優れている
 *人間の赤ん坊は頭でっかちな状態で生まれ 一人では何もできない
 ☆人間の赤ん坊はその後3年ほどかけ
 *脳細胞の配線を急速に発達させ、脳細胞の子どもの成長は早い
 ☆人間の身体の発達を他の動物と比べると
 *人間の子どもの成長はそれほど早くない
 *人間は、一人前の大人になる時間は、あらゆる動物の中で最も遅い

⛳子どもから大人への転換点は12歳
 ☆人間生後十数年も経ってい身体が大きくなり性機能も発達する理由
 *人間は、第二次性徴期までは脳の発達にエネルギーを振り向け
 *脳がある程度完成したところで身体の方にエネルギーを向ける
 ☆教育の意味も、この時期を境にがらりと変わる
 *12、13歳くらいまでの教育の目的は、子どもを大人にすること
 *12、13歳以降の教育は、大人として社会にどう適応させるかが目的
 *それが小学校教育と中学校教育の大きなちがいである
 *親以外に子どもの面倒を見る大人がいるというのも
 *他の動物には見られない人間ならではの特徴
 *年を取って生殖能力をなくしたら、動物は死んでしまう
 ☆人間は生殖能力をなくしてからも長く生き続ける理由
 *人間の脳は他の動物に比べて格段に大きい
 *胎内で成長しきってから生まれることができません
 *人間、自分では何もできない弱々しい存在として生まれる
 *人間、他者の助けを借りて成長していくというやり方こそ
 *人間の適応戦略だったといえる
 *生殖能力を失ってからも生き続けて
 *下の世代の面倒を見ることが、適応進化だったと考えられる

⛳その人らしさが発現するタイミング
 ☆12歳頃を境に、子どもは大人へと変わっていく

 *身体は急成長して、男らしく女らしくなり、生殖活動も行える
 *大脳についても、ハードウェアのレベルではほぼ完成形になる
 ☆遺伝的な形質は文化的に増幅され、才能として発現する
 *人間は一人では生きていくことはできず、社会的な関係が不可欠
 ☆社会的な関係の中で一番の基本は職業
 *社会の中に居場所をつくり
 *結果として人間として自分が生き続けていける

⛳過去の栄光に溺れるな、いまの不幸を嘆くな
 ☆教え方のうまい先生と、その先生と相性のよい子どもが出会い
 *子どもの中に隠れていた遺伝的才能がぐんと引き出される
 *その様なケースが皆無ではないが、滅多に起こることではない
 ☆個人的な事情で進学先を決めるのはよいが
 *偏差値が高いとか世間的な評判がいいとか
 *そうした理由で学校を選んでも大した違いはない
 ☆学歴や大学のレベル
 *実質的にどんな教育を受けたかの指標ではなく
 *どの程度の能力を持っているかの指標にすぎない
 *シグナリング理論が成り立つ
 *これが教育本来の機能として健全ではないことは事実
 ☆同じ家庭で育った一卵性双生児ですら、異なる人格になる
 *しかし、あなたがいまのあなたの居場所で
 *発揮する能力の内容やレベルとはまた別の問題
 ☆筆者は学生たちに
 *「過去の栄光に溺れるな、いまの不幸を嘆くな」と聞かせている
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』




『12歳が転換期』『シグナリング理論』『過去の栄光・今の不幸』
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『教育=格差拡大』『求められる能力は時代により変化する』

2025年07月19日 | 医療
🌸あるべき教育の形1

⛳あらゆる文化は格差を広げる方向に働く
 ☆行動遺伝学の知見によって
 *人間のあらゆる形質に遺伝が大きな影響を及ぼしている
 ☆教育の役割とはいったい何なのか
 *教育の役割は、知識のない人に知識を能力のない人に能力を
 *身に着けさせることと考えられるが、それはそれで間違いはない
 ☆知識を持たない人に教育するとそれを同じように身につけ、成長する
 *図にすれば、単純に図14のaやbのようなイメージになる
 *忘れられがちなのは、人々のばらつきと個人差
 ☆能力の個人差はもとの個人差を維持したまま平均が上がる(a)
 *はほとんどなくなる(b)と思うでしょうが
 *実際は、C格差を拡大きせる方向に働く
 ☆教育だけではありません
 * 一般にあらゆる文化的な仕組みは
 *それまで潜在的であった知識や能力の個人差をあからさまにし
 *図14のCのようにそのばらつきを広げることに寄与している
 ☆教育があまねく行き届いたとしたら
 *そのときに顕在化するのが遺伝的な差
 *生まれつきの素養がある人は教育によってぐんと伸びる
 *素養がほとんどない人はあまり伸びないという
 *残酷な事実を告げているともいる

⛳ほとんどの人、科学的に不当な頑張りを強制されている
 ☆「能力」は、社会的に認知されて初めて能力となる
 *知識社会において求められていたのが、
 *一般知能として現在認知されている能力
 *一般知能は、知能検査IQという一次元の値として表現する
 *この指標を上げることが自己目的化してしまった
 ☆社会的に特定の能力がフォーカスされ
 *そこに教育資源が投入されることで
 *遺伝的な差がより顕在化していく
 *ほとんどの人間が不当な頑張りを強制されることになった

 ☆学校は子ども自身に向かって
 *「頑張りなさい」というメッセージを発信し
 *個人の力で何とかして、学力を上げることが強いられている
 *科学的に見て、極めて不条理な状況

⛳求められる能力は、時代や状況に応じて変化する
 ☆難しい課題を解決するための能力は時代によって変わる
 *人工知能が一般化してきたら
 *うまく人工知能に学習させる能力が求められる
 ☆人工知能の発達により
 *知的作業を人間より上手にこなすようになったら
 *人間に求められるのは愛想のよさとなることだってありえる
 ☆文化的な仕組みによって
 *人間の遺伝的な差はさまざまな方向へと増幅していく
                     (敬称略)
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⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』

『教育=格差拡大』『求められる能力は時代により変化する』
(『日本人の9割が知らない遺伝の真実』記事より画像引用)
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『共有環境』『非共有環境』『犯罪者の遺伝』

2025年07月18日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか6

⛳子どもの才能は、友達付き合いで決まるケースも有る
 ☆心的形質の多くは遺伝と非共有環境で説明される
 *これが行動遺伝学によって得られた知見
 ☆共有環境や非共有環境の中身
 *単純にこれだと決めることはできない
 *家族メンバーと似させる方向に勤く環境が共有環境で
 *異ならせようとするのが非共有環境
 ☆家庭の外であっても
 *兄弟で同じ友人を持っているなら、共有環境として働くこともある
 *家庭外の方が環境の多様性は増すので
 *友達関係は非共有環境として働くケースが一般的です
 ☆友達は、必ずしも人間とは限らない
 *本を読んだり、絵を描くことに熱中しているのであれば
 *それもまた子どもにとっての友達であり、非共有環境となる
 ☆IQが高いから子どもらのグループと付き合わせようとする前に
 *その子自身の特性と、その子がかかわっている文化や人間関係
 *慎重に考える必要がある

犯罪者の子どもは犯罪者になる可能性高い
 ☆犯罪、暴力を伴う犯罪から、知能犯罪まで多岐に渡る
 *犯罪者の精神的な形質も多様なわけ
 ☆IQが低く、自制心が弱くて衝動的な人間は
 *確率的に犯罪を起こしやすいことがわかっている
 *暴力的な犯罪の場合は、それに加えて体力も必要になってくる
 ☆犯罪に関係する心的形質も
 *心的形質と同じくだいたい50%の遺伝率である
 *それ以外は非共有環境による
 ☆未成年のときの非行や、ドラッグなどの物質依存については
 *共有環境の影響が大きいことがわかっている
 ☆健康で健全な環境であれば。素質がそれほど大きくは発現しない
 *遺伝的素因が疑われるような人に対しては
 *ストレスの少ない 環境を特に注意して与えるのが有効
                    (敬称略)
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『共有環境』『非共有環境』『犯罪者の遺伝』
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『親の子育』『良い先生』『英才教育の効果』

2025年07月17日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか5

⛳親の子育ては無意味だが、子どもに機会を与える事は出来る
 ☆幼い頃から才能のすごい子どももいる
 *そういう子は勝手に才能を開花させていく
 ☆「うちの子どもにはあまリパッとしたところがない」と思う親
 *自分の経験や知識を総動員して、何に向いているかを真剣に考えてあげる
 ☆ある分野に通じた人に子どもを会わせたり
 *いろんな体験をさせたりして、親が刺激を与えることが大事
 *親にできるのは、本来そういう当たり前のことだけ

⛳教え方や先生により、学力は変わる可能性はある
 ☆よい学校に通い、教え方のうまい先生に出会うことで
 *子どもはやる気を出し賢くなっていくだろう
 *親であれば、当然このように期待する
 ☆英語教育の実験
 * 一卵性双生児、二卵性双生児のペアにそれぞれ
 *文法中心の授業、会話中心の授業を受けてもらい
 *文法と会話のテストを行う
 ☆幼少期の教育的介入
 *成人してからの人生にどのような影響を与えるのか
 *アメリカの幼稚園でランダム化し、コントロール実験で調査した
 ☆幼児教育結果
 *就学前の子どもに学習をするような勤勉な態度を身につけさせると
 *学力そのものが長期的に維持されるわけではないけれど
 *その後の人生で犯罪を犯さず
 *きちんと仕事をしてそれなりの収入を得られ
 *貯蓄も持ち家も多いことがわかる
 *勤勉な態度を身につけたか否かで、人生が変わる
 ☆結果をどう考えればよいのか
 *実験群で大きな環境条件の変化を与えるものであれば
 *統制群との間に顕著なちがいが生じる可能性がある
 *しかし、個人差を考えれば、そこに遺伝的差異が見いだされる

⛳英才教育の効果少ない
 ☆文法中心の授業をうけたきょうだいは文法テストの成績がよく
 *会話中心の授業をうけたきょうだいは会話テストの成績がよいという
 *当然のものでした
 *遺伝的に同じ一卵性双生児でも、教え方によって成績は変化した
 ☆一卵性双生児の方が二卵性双生児よりも成績の類似度は高い
 *遺伝の影響がみられた
 *しかし、異なる遺伝的な素養が異なる環境に出会うことで
 *異なる結果を導き出すといえます
 *一人ひとりに適した教え方があるのだと思う
 ☆教育環境の影響はどうやら一過性のようだ
 *この実験では、終了してから2ヵ月後に再度テストをしてみました
 *教え方の違いは消えてなくなり、遺伝の影響だけが残った
 ☆遺伝的条件は、 一人ひとり異なる
 *与えられた遺伝的条件をその競技に適応させるためには
 *その選手にしか感知できないさまざまな問題を克服する必要がある
 ☆英才教育で見出しやすい才能
 *芸術やスポーツなど、ごく限られた個人プレイによる才能です
 ☆私たちの社会は
 *子どものときに見出すことのできる
 *個人の傑出した才能だけで成り立っているわけではない
 *社会に出て他人と協力しあい経験を積みながら
 *その中で出会った一見目立たない細部の中に
 *自分の遺伝的才能を見出して、それをし続けることで
 *何かをなしとげることの方が圧倒的に多い
 ☆「英才教育で見出しやすい才能」にこだわって
 * 一喜一憂するのはナンセンスです
                     (敬称略)
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『親の教育無意味?』『教育の機会』『教え方と学力』『英才教育』

2025年07月16日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか5

⛳親の教育無意味だが、教育の機会を与える事は出来る
 ☆幼い頃から才能のすごい子どももいます
 *そういう子は勝手に才能を開花させていく
 ☆「うちの子どもにはあまリパッとしたところがない」
 *そういうときこそ自分の経験や知識を総動員して
 *どんなことに向いているかを真剣に考えてあげる
 *ある分野に通じた人に子どもを会わせたり
 *いろんな体験をさせたりして、親が刺激を与えることが大事です
 *お金をかけなくともできることはたくさんあります
 *親にできるのは、本来そういう当たり前のことだけです

⛳教え方や先生で、学力は変わる
 ☆よい学校に通い、教え方のうまい先生に出会うことで
 *子どもはやる気を出し賢くなっていくのを
 *親であれば、当然このように期待する
 ☆英語教育の実験
 * 一卵性双生児、二卵性双生児のペアにそれぞれ
 *文法中心の授業、会話中心の授業を受けてもらい
 *文法と会話のテストを行いました
 ☆幼少期の教育的介入成人してからの
 *人生にどのような影響を与えるのか
 *アメリカの幼稚園でランダム化コントロール実験で調査した
 ☆その結果
 *就学前の子どもに学習をするような勤勉な態度を身につけさせると
 *学力そのものが長期的に維持されるわけではないけれど
 *その後の人生で犯罪を犯さず
 *きちんと仕事をしてそれなりの収入を得られ
 *貯蓄も持ち家も多いことがわかった
 ☆勤勉な態度を身につけたか否かで
 *人生が変わつてくることを示した
 ☆結果をどう考えればよいのか
 *実験群が特別で劇的に大きな環境条件の変化を与えるものであれば
 *統制群との間に顕著なちがいが生じる可能性は否定できない
 *個人差を考えれば、そこに遺伝的差異が見いだされるかもしれない

⛳英才教育の効果少ない
 ☆文法中心の授業をうけたきょうだいは文法テストの成績がよく
 *会話中心の授業をうけたきょうだいは会話テストの成績がよいという
 *当然のものでした
 ☆遺伝的に同じ一卵性双生児でも、教え方によって成績は変化した
 *一人ひとりに適した教え方があるのだと思う
 ☆教育環境の影響はどうやら一過性
 *この実験では、終了してから2ヵ月後に再度テストをしてみました
 *すると教え方の違いは消えてなくなり、遺伝の影響だけが残った
 ☆遺伝的条件は、 一人ひとり異なりますから
 *与えられた遺伝的条件をその競技に適応させるためには
 *その選手にしか感知できない
 *さまざまな問題を克服する必要がある
 ☆英才教育で見出しやすい才能
 *芸術やスポーツなど、ごく限られた個人プレイによる才能
 ☆私たちの社会は
 *子どものときに見出すことのできる
 *個人の傑出した才能だけで成り立っているわけではない
 *社会に出て他人と協力しあい経験を積みながら
 *その中で出会った一見目立たない細部の中に
 *自分の遺伝的才能を見出して、それをし続けることで
 *何かをなしとげることの方が圧倒的に多い
 ☆「英才教育で見出しやすい才能」にこだわって
 * 一喜一憂するのはナンセンス
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『家柄・才能』『遺伝子検査』『知能の向上(フリン効果)』

2025年07月15日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか4

家柄か才能なら才能を選択する
 ☆知能に及ぼす遺云と環境の影響
 *児童期、青年期、成人期に分けてプロットした(図13)
 *グラフを見ると、年齢が上がるほど遺伝の影響が大きくなっていく
 ☆収入についてのグラフでも
 *遺伝の影響は壮年になるにつれて大きくなる
 ☆人間は年齢とともに経験を重ねていくので
 *環境の影響が大きくなっていきそうなものですが、実際は逆

 *人間は年齢を重ねてさまざまな環境にさらされるうちに
 *遺伝的な素質が引き出されて
 *本来の自分自身になっていくようすが行動遺伝学からは示唆されてる
 *他の才能も同じような傾向が出てくることは大いにありそうです
 ☆遺伝はその人の一生を通じて影響を与え続ける
 *環境が影響を及ぼすのはあくまでもその環境が周りにあるときだけ
 ☆人はいずれ親の七光りが通用しない社会の中で生きていく
 *遺伝か環境か、どちらかに賭けるなら筆者は遺伝を選ぶ

⛳遺伝子検査での発病予測と対応
 ☆女優のアンジエリーナ・ジョリーが遺伝子検査を受けた結果
 *両方の卵巣・卵管、および健康な両乳房を切除する手術を受けた
 *彼女の場合は、ガン抑制遺伝子に異常があり
 *87%の確率で乳ガン、50%の確率で卵巣ガンになると診断されたため
 ☆特定の遺伝子が原因で
 *その効果が非常に大きく、なおかつ治療法が確立されている病気
 *きちんと遺伝子検査を受け、診断や治療を受けることは意味がある
 ☆最近急速に市場に出回ってきたさまざまな遺伝子検査サービス
 *さまざまな遺伝子を 調べて、「××になる確率は**%」という
 *レポートを出してくれているが、決して予測率が高いとはいえない
 *遺伝的な素因あるなしで、被験者がその病気を発症するかしないか
 *確約は得られない
 *その意味で現段階では「科学的な装いの占い」くらいです
 ☆今後、遺伝子検査で、形質のすべてを説明できるようにはならないが
 *遺伝の影響力の強い形質については予測精度は上げられるでしよう
 ☆例えば、ADHDの遺伝率は80%ということがわかっている
 *これは、知能など他の形質についても当てはまる
 *一般知能における遺伝の影響70%を超えている
 *そこ半分、35%でポリジェネティックスコアが算出できたとしたら
 *知能指数を正確に予測することは無理にしても
 *格段に低いか、平均レベルか、格段に高いかくらいはわかる

私たちの知能は年々向上している
 ☆現生人類である私たちホモ・サピエンスの先祖
 *180万~20万年前に
 *近縁種のホモ・エレクトスの共通祖先から分岐した
 *20万年は長い年月だが、生物進化の観点から見れば一瞬です
 ☆ハードウエアである私たちの身体は20万年前から変化していない
 *過去100年近くにわたってIQのスコアは伸び続けている
 *その伸びは現在も続いている
 *後の世代ほど知能検査の結果が向上するのを「フリン効果」と呼ぶ
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『日本人の9割が知らない遺伝の真実』



                     (フリン効果)
                                                                               (敬称略)
『家柄・才能』『遺伝子検査』『知能の向上(フリン効果)』
(『日本人の9割が知らない遺伝の真実』記事他より画像引用)
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『収入と遺伝』『貧乏な家の子』『優秀な家系』

2025年07月14日 | 医療
🌸遺伝の影響をどう考えるか3

⛳収入と遺伝に関係は50%程度ある
 ☆知能や性格を始めとしたさまざまな心的な能力の遺伝
 ☆「収入」に遺伝の影響は少ない
 *人が得る収入は、その時代の景気やタイミングといった
 *個人ではどうしないことに大きく左右される
 *親が資産家であれば
 *事業を興すにしても有利になるかもしれない
 ☆アメリカの行動遺伝学者ロウらの研究
 *収入の42%が遺伝、8%が共有環境、50%が非共有環境とした

⛳貧乏な家に生まれたら金持ちになるチャンスが減る
 ☆収入には遺伝の影響が4割程度あるということが分っている

 *遺伝の影響によって収入が変わるのであれば
 *収入が低い家に生まれた子どもには明るい将来がないのか?
 ☆共有環境の影響があまり大きくない
 *親の資産や社会的地位は
 *大きくなったときの子どもの収入にはあまり関係がない
 ☆遺伝の影響は、環境の条件で異なってくることもある
 *青年期の知能は、社会階層が高いと遺伝の影響が大きく
 *社会階層が低いと共有環境の影響が大きい
 ☆家が金持ちでも貧乏でも
 *遺伝的に知能の高い人もいれば低い人もいる
 ①親が金持ちの家では
 *子どもいろんな環境にアクセスする機会が増える
 *知的能力を必要とする活動から、あまり必要としない活動まで
 *子どもの接する環境の選択肢が増えることで
 *その子が本来持っていた遺伝的素養が発現しやすくなる
 ➁貧しい家では
 *環境の選択肢はどうしても少なくならざるをえない
 *親が知的でない趣味を好むのであれば子どももそれに引きずられ
 *知的な活動に投資する親であれば、やはりその影響を受ける
 *子どもが選べる環境の選択肢が少ないため
 *遺伝的な素養が発現する確率が金持ちの場合よりも低くなる
 ☆悲観的な気持ちになるかもしれませんが
 *貧困階層に対する社会的な政策が重要であることも示唆している

⛳優秀な家系は存在する
 ☆知能を始めとする形質が遺伝するというのであれば
 *「優秀」な形質を持った人同士の結婚を繰り返すことで
 *「優秀」な家系が生まれるのか
 ☆倫理的な是非は別にして、優秀な家系というものは存在しないのか
 *行動遺伝学ではマウスを使った交配実験を実施した
 ①高いマウス同士を掛け合わせる
 ➁低いマウス同士を掛け合わせる
 ☆結論
 *世代を重ねると、活動性の高いマウスと、低いマウスができた
 *形質が区別できるようになるまでには、約30世代かかっている
 *人間の30世代といえば、1000年以上にはなる
 ☆ネズミの実験では平均への回帰が見られる
 ①優秀な親ネズミからは
 *親よりも優秀な子ネズミが生まれるが
 *優秀ではない子ネズミも生まれた
  ➁活動性が平均より低い親ネズミからは
 *親よりも劣るネズミも生まれますが
 *優秀なネズミも生まれる
 ☆結論、世代を経と
 *親ネズミから生まれる子ネズミの形質の分散は大きくなる
 ☆形質について同じ親からもいろんな遺伝的素質が生まれうる
 *ネズミの活動性の高低という形質が
 *世代を重ねることで強化されることを示した点において
 *実験は大きな意味を持つ
 ☆社会階層が遺伝に影響を受けていたとすれば
 ①一番上の階層から生まれた子どもが
 *一番下の階層に行く可能性は非常に低い
 *しかし、結局のところ平均へと回帰していく
 ➁逆に低い階層であったとしても
 *子どもが上の階層に行くことは確率的に大いにありえる
 *高い低いにせよ、ある階層の男女から生まれた子どもの形質は分散し、  *一定の確率で別の階層へ飛び出していくのですから
 ☆遺伝によって階層が完全に固定化されるとは考えにくい
                     (敬称略)
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『収入と遺伝』『貧乏な家の子』『優秀な家系』
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