○稲草(とうそう)
イネ科のイネ(Oryza sativa)の茎葉を用いる。コメはその粘性によって粳と糯に区別されるが、いずれの茎葉も稲草として用いる。一般にはもち米(糯米)を収穫した後の地上部を用いる。種子はうるち米を粳米、もち米を糯米といい、もち米の根と根茎を糯稲根鬚といい、二番芽を餅苗という。
稲草には理気・消食の効能があり、消化不良、食滞、下痢、腹痛、糖尿病に用いる。糯稲根鬚には止渇・止汗・清虚熱の効能があり、病後の衰弱や盗汗、口渇、微熱などに用いる。糯米には補気・健脾の効能があり、多尿、発汗、下痢などに用いる。
イネ科のイネ(Oryza sativa)の茎葉を用いる。コメはその粘性によって粳と糯に区別されるが、いずれの茎葉も稲草として用いる。一般にはもち米(糯米)を収穫した後の地上部を用いる。種子はうるち米を粳米、もち米を糯米といい、もち米の根と根茎を糯稲根鬚といい、二番芽を餅苗という。
稲草には理気・消食の効能があり、消化不良、食滞、下痢、腹痛、糖尿病に用いる。糯稲根鬚には止渇・止汗・清虚熱の効能があり、病後の衰弱や盗汗、口渇、微熱などに用いる。糯米には補気・健脾の効能があり、多尿、発汗、下痢などに用いる。