健康食品辞典

サプリメント・健康食品・食材・食品・飲料などに利用されている素材・成分を中心に掲載しました。

長命草(ボタンボウフウ)

2006年09月02日 | 健康
○長命草(ボタンボウフウ)

 長命草はセリ科の三年生常緑草木のボタンボウフウの慣用名で、食材として古くから愛用してきた沖縄地方ではチョーミグサ(長命草)、サクナと呼ばれている。長命草は海辺の日当たりの良い地に生え、草丈は90cmに達する。沖縄では乾燥させた葉をお茶として、また若葉を和え物や薬用酒に用いている。

 長命草にはポリフェノールのクロロゲン酸とルチンが多く含まれている。クロロゲン酸は健康食材のプルーンなどに含まれている抗酸化成分で、糖尿病病予防や発ガン物質の生成阻止作用などが報告されている。ルチンはそば(蕎麦)に多く含まれている抗酸化物質で、血管障害予防、冷え性改善作用が報告されている。長命草は食材のほか、最近では青汁の原料として、またエキス顆粒などの健康食品素材にも活用されている。

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