toast日記

朝食べるパンはおいしいものに限る。それを楽しみに毎朝頑張って起きるのですから。

あの時代の人

2006-02-04 01:48:42 | 今日のできごと
今日電車で『あの時代の女』に会った。

ストレートの黒髪を背中まで伸ばして
縦ストライプの入ったタイトなスーツ
黒いショート丈ブーツにうすーい黒のストッキング
赤い口紅白浮きするほど濃く塗ったファンデ


ああ、これはまさしくバブルの香り。
体一つ、肩パット二つで現代社会に生きる女。

なぜか満員電車で大の字になってふんばってました。
大の書き始めにあたる部分の左手が私の目の前にあってすごく邪魔。
一駅つくたびに一曲踊り終えたかのような疲れを放出するため息がなんとも言えない。

私が怯えながらも吊り棚にでかい荷物(絵の具セット入り)を置いたら
こういう時に限って持ち手の部分がつり革にひっかかっておたおたしてたら
「あぶないわよ」と嫌がられました。

やはり。予想どおりの声音だ。まさしく。

その後、乗客に肩をバシバシ当てながら下車。
降りる間際におやじを睨む。
私は嗅いでいないあの時代の香り満点。