オオスカシバ(Cephonodes hylas)は、スズメガ科に属するガの一種です。
和名の通り、翅が透明で、夏の日中によく活動します。スカシバという名前がついていますが、スカシバガの仲間ではありません。成虫の前翅長は約3 cmで、体の背中側は黄緑色、腹側は白いです。腹部には赤い横帯模様と黒い帯模様があり、翅は透明で鱗粉がなく、黒い翅脈が走るのが特徴です。
幼虫は黄緑色か褐色で、尾に1本の角を持ちます。成虫は夏に1〜2回発生し、日中に活動するため、人目につきやすいです。
花の蜜を吸いながらホバリングする姿は、大きなハチに間違われることもあります。クチナシを食草としており、都市部でも見かけることが多いです。
オオスカシバ