ユキヤナギ(雪柳、学名: Spiraea thunbergii)は、バラ科シモツケ属の落葉低木。別名にコゴメバナ、コゴメヤナギなどです。
日本原産。春に小さい白い花を咲かせます。和名の由来は、ヤナギのようにしだれる枝に白い小さな花が咲き乱れる様子を雪に見立てて「雪柳」の名がついたとされます。
中国名は、珍珠繡線菊。日本の本州(関東地方以西)、四国、九州に分布します。川岸の岩場などに生えます。日本原産種だが、自生地はとても少ないく、各地に植栽され、公園や庭先でよく見かけますが、自生種は石川県で絶滅危惧I類に指定されているなど、地域的には絶滅が危惧されています。
手を掛けなくても成長し、大きくなると1.5mほどの高さになる。幹は株立ちし、地面の際から枝がいく本にも枝垂れて、細く、ぎざぎざのある葉をつけます。樹皮は灰褐色で滑らかであるが、老木では縦に裂けるます。小枝は軟らかい毛が多くあるが、表面が剥がれて無毛になる。栽培品は野生種よりも株も大きく、幹も太いです。花期は春(4月)。5弁で雪白の小さな花を小枝全体に群がってつけます。秋には紅葉し、黄色や橙色、ときに赤色に色づきます。
ユキヤナギ