猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

コントレールでのジャズライブを聴いて

2007年07月15日 | Weblog
昨日、台風が来ているという中、ジャズライブを聴きにいった.

コントレールという扶桑町のギャラリー喫茶店でやったのだが、めったに聴けない思いがけないライブであった。

今ニューヨークで活躍しているジャズボーカルの天野昇子さん、NHK「BSジャズ喫茶」のレギュラーのギタリスト秋山一将さん、アートブレイキーとジャズメッセンジャーズのレギュラーとして活躍していたベースの鈴木良雄さんという豪華なメンバーであった。
いろいろな経緯があってこの場所で演奏したと言うことだが、とにかく聴けたと言うこと自体が凄くラッキーなことであった!

そして、自分にとって思わぬ歌との出会いがあった。
それは天野昇子さんが歌った、サンバ「黒いオルフェ」の映画音楽「黒いオルフェ」と「カーニバルの朝」であった。
以前のブログにも書いたが、この映画は四十数年まえ自分が二十歳代のときに観た映画だ。
映画を観終えた後、サウンドトラック盤のドーナッツ盤を買ってきて、何回も聴いたものである。
今は「オルフェ」のサンバは有名になってしまって、時々流れてくることがあるが、「カーニバルの朝」だけは本当に久しぶりで聴いたので、感動してしまった。
この盤はたしか娘が持っていってしまったと思う。
先日も久しぶりに、娘とこの話をしたところである。

そして、鈴木良雄さんがアートブレイキーとジャズメッセンジャーズのレギュラーであったとは!
フランス映画の「死刑台のエレベーター」でモダンジャズが取り入れられてアートブレイキーとジャズメッセンジャーズが演奏していた。
そういえば、あの頃はモダンジャズに夢中だったな!
同じくフランス映画の「大運河」の音楽にもモダンジャズが使われていた。
どうしたら聴くことが出来るのかな?

そういえばデイブ・ブルーベックが名古屋に来たときに聴きにいったな!
カルテットだったけ?
みんなビシッと背広とネクタイで、なんの解説もトークなくいきなり演奏を始めて、終わるとさっさと帰って行ったな!
なんとかっこよかったんだろう!
あのスタイルは、いまでも自分の生き方のスタイルにも影響を及ぼしている。

走馬灯のごとくいろいろな場面が思い出された夜であった。

そんな訳で、出会いというものは実に不思議なものだと思って聴いたライブであった。コントレールさんには感謝している!


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