猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

野村監督の楽天は日本一になれるか?

2009年10月17日 | Weblog
クライマックスシリーズで野村監督率いる楽天がソフトバンクに勝った。
野村監督に酬いようとした「選手たちの気持ちの表現」であった。

野村監督は高齢という理不尽な理由で辞めさせられるのだが、理由の一つには報酬が高いということもあるかと思う。
しかし、楽天くらい野球でPRできた会社はない。
それを思うと野村監督の年間1億円という報酬は安いものだ。

一方、野村監督はパリーグで優勝させ、さらに日本一になるということで引き際に花を飾ると思うが、ファンからは惜しまれ、日本の中高年層からも惜しまれて辞めることができるというのは「最高の仕事師」であり「幸せな人」である。
われら中高年層に「仕事とはこういうものだ」という範を示したのだ。
まさに「国民栄誉賞」ものだと思う。

今日、ファンに向かってお礼を述べていたが、その中で「仙台のファンは日本一だ、マナーもいいし我慢強い・・・」と言っていた。
たまたま今日偶然にも「秋明菊」を描いたが、この花の花言葉は「忍耐」だそうだ。
野村監督もファンの我慢強さには、ずいぶん助かったと言っている。
それは野村監督自体「忍耐」という言葉がよくわかっているからこそ出た言葉だと思う。