宮城谷昌光「三国志1~12巻」
○鼎角匿犀(ていかくとくさい):頭角が鼎の脚のような形で、額が犀の角がかくされているように突起している相。(→「頭角をあらわす」は後の時代の表現)
○「哀楽、時を失えば、殃咎(おうきゅう)必ず至る」:哀しむべき時と楽しむべき時を間違うと、わざわいが必ずやってくる
○「僭(せん)なれば恒暘(こうよう)若(したが)う」:
僭:身分を違えて驕る意 暘:ヨウ、ひので、あき(らか)
恒暘:日照り。常に晴れること(但し、良い意味ではなく、雨が降らず旱乾であること)
(注)出典は「曰僭、恒暘若」からと思われる。「若う」→したがうとの訓みも解せない。
→「僭は恒暘の若(ごと)し」と読んだ方がよいのでは?意味もわかりやすいし・・・。
○剖心(ほうしん)①文字通り、物理的に解剖するような行為の意?
(→「破胸取心」、古代的酷刑(紂王による比干への刑=「比干剖心」)など)
②心をさく、心をわけるような精神的な意?成語で「剖心泣血」あり。
剖:ボウ、ホウ、わ(ける)、さ(く) 語句 【剖検】ぼうけん、【解剖】かいぼう
○伉行(こうこう):おごった行為
伉:コウ、たぐい、なら(ぶ)、つよ(い)、おご(る)
伉る 伉い 伉ぶ 伉(たぐい)
―関連熟語―
伉侠(こうきょう):をとこだて、伉は權力を以てつよく人に抵抗する義。=任侠。
伉健(こうけん):つよくすこやか、又、其の者。強く健やかなもの
伉儷(こうれい):つれあい、夫妻の義。=匹耦・配偶
伉礼(こうれい):対等の礼を用ひて下らず。=抗礼
○擘画(はっかく):右に左にわけながら、人や事がらを整理して処分する
○農政の擺撼(はいかん)が要る:ふるいうごかすこと(大漢和)
○兵が沓至(とうし)する:たくさんどっと集まる。沓:かさ(なる)、むさぼ(る)・・・
○幹時(かんじ)の器量=幹事。つかさどる、になう意。時をつかさどる→時代をになう
○汗眩(かんげん)の努力
○学問に耽嗜(たんし)する:その事に深入りして好きになり、ふける。
○迫劫(はっきょう・はくきょう):おどかしなどで、迫っておびやかす。脅迫。
○ 攅峰(さんぽう)を均す :ひと際高い山だけが残るという意。
攅:サン、あつ(まる)、あつ(める)、むら(がる)
○窪隆(わりゅう)の地:①くぼみと盛りあがり。 ②衰えることと盛んになること
(参考)窪下(わか)くぼんで低い所 窪樽(わそん)くぼめてこしらえた酒器
○ 亡(ぼう)を推(お)す :亡ぶ者を押して倒すこと:王者の戦略(殷の湯王の佐の言)
○疆宇(きょうう)=領土
○符瑞(ふずい):地符と天瑞のことかな・・・瑞兆。
○比行(ひこう):并行・比肩行之意。
○省視(せいし):顧みること、両親などを見舞うこと、見舞い *広辞苑にも所載
○庸奴(ようど):おろかなしもべ
○記問(きもん)の学:古書の深い意義を汲み取ることをせず、それについて応答するにすぎない学問
○窮履清倹(きゅうりせいけん):窮検と履清。廉潔を守ること。
○謫徙(たくし)の途中:貶流される途中
○股肱=股臂(こひ)○権宜(けんぎ):臨機に事を取り計らうこと、機宜、便宜の処置、都合。 *広辞苑あり
○牋疏(せんそ)をつくる
○折衄(せつじく):くじけ破れること
○豊衍(ほうえん)の地:あふれる、ひろい、ゆたかな・・・豊衍な知識 豊衍な想像力
○鼎角匿犀(ていかくとくさい):頭角が鼎の脚のような形で、額が犀の角がかくされているように突起している相。(→「頭角をあらわす」は後の時代の表現)
○「哀楽、時を失えば、殃咎(おうきゅう)必ず至る」:哀しむべき時と楽しむべき時を間違うと、わざわいが必ずやってくる
○「僭(せん)なれば恒暘(こうよう)若(したが)う」:
僭:身分を違えて驕る意 暘:ヨウ、ひので、あき(らか)
恒暘:日照り。常に晴れること(但し、良い意味ではなく、雨が降らず旱乾であること)
(注)出典は「曰僭、恒暘若」からと思われる。「若う」→したがうとの訓みも解せない。
→「僭は恒暘の若(ごと)し」と読んだ方がよいのでは?意味もわかりやすいし・・・。
○剖心(ほうしん)①文字通り、物理的に解剖するような行為の意?
(→「破胸取心」、古代的酷刑(紂王による比干への刑=「比干剖心」)など)
②心をさく、心をわけるような精神的な意?成語で「剖心泣血」あり。
剖:ボウ、ホウ、わ(ける)、さ(く) 語句 【剖検】ぼうけん、【解剖】かいぼう
○伉行(こうこう):おごった行為
伉:コウ、たぐい、なら(ぶ)、つよ(い)、おご(る)
伉る 伉い 伉ぶ 伉(たぐい)
―関連熟語―
伉侠(こうきょう):をとこだて、伉は權力を以てつよく人に抵抗する義。=任侠。
伉健(こうけん):つよくすこやか、又、其の者。強く健やかなもの
伉儷(こうれい):つれあい、夫妻の義。=匹耦・配偶
伉礼(こうれい):対等の礼を用ひて下らず。=抗礼
○擘画(はっかく):右に左にわけながら、人や事がらを整理して処分する
○農政の擺撼(はいかん)が要る:ふるいうごかすこと(大漢和)
○兵が沓至(とうし)する:たくさんどっと集まる。沓:かさ(なる)、むさぼ(る)・・・
○幹時(かんじ)の器量=幹事。つかさどる、になう意。時をつかさどる→時代をになう
○汗眩(かんげん)の努力
○学問に耽嗜(たんし)する:その事に深入りして好きになり、ふける。
○迫劫(はっきょう・はくきょう):おどかしなどで、迫っておびやかす。脅迫。
○ 攅峰(さんぽう)を均す :ひと際高い山だけが残るという意。
攅:サン、あつ(まる)、あつ(める)、むら(がる)
○窪隆(わりゅう)の地:①くぼみと盛りあがり。 ②衰えることと盛んになること
(参考)窪下(わか)くぼんで低い所 窪樽(わそん)くぼめてこしらえた酒器
○ 亡(ぼう)を推(お)す :亡ぶ者を押して倒すこと:王者の戦略(殷の湯王の佐の言)
○疆宇(きょうう)=領土
○符瑞(ふずい):地符と天瑞のことかな・・・瑞兆。
○比行(ひこう):并行・比肩行之意。
○省視(せいし):顧みること、両親などを見舞うこと、見舞い *広辞苑にも所載
○庸奴(ようど):おろかなしもべ
○記問(きもん)の学:古書の深い意義を汲み取ることをせず、それについて応答するにすぎない学問
○窮履清倹(きゅうりせいけん):窮検と履清。廉潔を守ること。
○謫徙(たくし)の途中:貶流される途中
○股肱=股臂(こひ)○権宜(けんぎ):臨機に事を取り計らうこと、機宜、便宜の処置、都合。 *広辞苑あり
○牋疏(せんそ)をつくる
○折衄(せつじく):くじけ破れること
○豊衍(ほうえん)の地:あふれる、ひろい、ゆたかな・・・豊衍な知識 豊衍な想像力
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