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漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み    もず(鴃・鶪)・・・「鵜鴃」はホトトギス、「寧鴃」はミソサザイ・・・  

2016年02月17日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●鴃:ゲキ、ケツ、もず・・・許容字体「鴂」(「鴃」は「鴂」の別体字)
●鶪:ゲキ、ケキ、もず・・・許容字体「鵙」(俗字)  
*漢検2では、「もず(百舌)、モズ科の鳥。「鴃舌(ゲキゼツ)」」のみ。
●鴃(=鴂)の読みと熟語
<大字源>
①ケツ(漢音):寧鴂(ネイケツ)=ア.鳥の名。みそさざい。イ.ふくろう 
②ゲキ(慣用)・ケキ(漢音):もず、伯労。鴃舌(ゲキゼツ)、啼鴃、春鴃、鳴鴃
③ケイ :鵜鴃(テイケイ)=ほととぎず=鶗鴃(テイケイ) *鶗:対象外漢字
<漢字源>
①ケツ(漢音)、ケチ(呉音):鸋鴃(ネイケツ)=鳥の名。みそさざい。 *鸋:対象外漢字(=寧)
②ゲキ(慣用)・ケキ(漢音)・キャク(呉音):もず。鴃舌(ゲキゼツ)
<字通>
(ケツ、ゲキ、みそさざい、もず)
「声符は夬(カイ)。夬(カイ)に決(ケツ)の音がある。説文に「寧鴃」とあり、みそさざいをいう。・・・鷦鷯(ショウリョウ)というものである。また、もずをいう。その字は鴃(ゲキ)に作る。鴃舌のときはゲキ音で読む。」 
(注)文脈から「寧鴃」は“ネイケツ”と思われる。
 

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「麕至」の読みについて ー漢検への照会ー

2016年02月13日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●27-③の標準解答が届きましたので、漢検さんに照会しておきました。どんな回答・内容が返ってくるか楽しみです。
●なお、「・・・弊協会の許可なく回答内容の一部または全体を転用、二次利用することはご遠慮ください。・・・」とはありましたが、照会内容まで公開・開示するなとはなっておりませんでしたので、ここに照会内容を提示しておきます・・・なんて、こんなこと、やってると返ってくるものも返ってこないかも(^^;)
●照会内容(原文のまま)
<平成27年度第3回1級 音読み問題ー「麕至」の読みについてー>
前略。標準解答で「くんし・きんし」とも正解とされていますが、その点について、以下、幾つかご照会させていただきます。
1.漢検漢字辞典第2版(以下「漢検2」)では明確に「クン」「キン」の音分けあり。かつ、大見出し項目でも「麕至(くんし)」とのみ明示してあります。なぜ、「きんし」も正解なのでしょうか。(本熟語の読みには、他の個所でよく記載されている「(・・・)とも読む」の表示はありませんので、「くんし」だけが正解になるものと思っていましたが・・・)
2.過去問で「きんし・くんし」とも正解にしていること、また、大漢和辞典や字通では「きんし」と読みがあること等の理由・根拠で「きんし」も可ということでしょうか?それともそれ以外の理由や基準のようなものがあるならお教えください。
3.上記2の理由(他の漢和辞典での読みでも可)だった場合、漢検2の他の漢字でも音による読み分けをしている漢字や熟語について、他の漢和辞典では異なる読みをしているものがまだありますが、それらについても、漢検2以外の読みでも可となるという理解で宜しいのでしょうか。
この点は今後の学習に当たっての大きな基準となりますので明確なご方針なり考え方をわかりやすくお教えいただきたいと存じます。(「ケースバイケース」のようなご回答は一番悩みますのでぜひ明確な基準や考え方などをお示しください)
4.上記1の質問と若干重複しますが、漢検2の「くんし」について・・・『「きんし」とも読む』とか、何らかの対応や修正をされることになるのでしょうか。それともこのままでしょうか。この点は漢検2の他の個所の読み・記載内容の信頼性にもかかわってくる(学習者からしたら、何をどこまで信じて学習したらよいか混乱してしまう等)と思いますので、なんらかの対応をなされるべきと愚考いたしますが、お考えなり対応策なりをお知らせ願いたいと存じます。
5.ご回答いただいた内容について、その全部・一部を許可なく開示することはいたしませんが、この回答を待っている他の学習者もたくさんおりますので、ぜひ、開示のご許可をいただきたいと存じます。開示して良い内容とそうでない内容がある場合、開示して良い内容についてお知らせください。・・・本件にかかわる考え方や指針・基準などは(小生のみならず他の多くの学習者たちや後進の者たちにとって)今後の学習にあたって、とても有益な内容になると思いますので、ぜひ、開示許可をいただきたいと存じます。

以上、よろしく、ご回答のほど、お願い申し上げます。
                          草々
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麕至の読み・・・つづき・・・「偓促」の読みは?

2016年02月10日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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<“麕至”問題>・・・このテーマ、面白いから、続きを(^^)・・・
●たとえば、「偓促」の読み・・・(「偓」は準1級配当漢字)・・・を例にとると、
 ・漢検第2版では、「偓促(アクセク・アクサク)」と、読みを明示している
 ・一方、各漢和辞典では、
  <漢字源>アクソク・アクセク  <大漢和>アクソク  <字 通>アクサク  <大字源>アクサク・アクセク 
  (注)ちなみに、常用漢字の「促(ソク)」には、現行音としては「サク」・「セク」音、ともにナシ。
 ・漢字源や大漢和の「アクソク」で読んだら×になるのか・・・
 ・×とする場合、その根拠・基準は何か・・・漢検の裁量?漢字源・大漢和を“誤り”として認めないってこと?その他の何か別の判断基準があるのか?
 というような問題が「麕至」問題から波及・発生してくるわけです。
  *「偓促」の読みで「アクソク」でも〇にしている過去問があったかどうか不詳・・・(準1は調べてないのでわからず)・・・
  *文献や小説などで「アクソク」とルビしているものがあるかどうかも調査していないので知りません・・・
●「麕至」問題・・・
 ・「クンシ」でも「キンシ」でも良いですが、要は、〇か×かではなく、今後の学習などに大いに影響するから、その考え方や基準などを知りたいんだが・・・。
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●「偓促」の補足
 ・字 通:齷齪(アクサク)=偓促(アクサク)。「「楚辞・九歎・憂苦」に「偓促(アクサク)」との語があり、「齷齪」は魏晋以後にみえる」
 ・大漢和:(字通と同じ出典で)「偓促(アクソク)」との読みのみ。
 ・大字源:偓促=①アクサク ②アクセク(国) *「アクセク」は邦語読み?ということか・・・。他の辞典には邦語なのかどうかの説明見当たらず。
 ・「促」・・・“サク”音(漢音)は、大字源・字通・大漢和にはある。*漢字源には「サク」音記載は無く、「偓促」には、「アクソク・アクセク」と振ってある。

 (参考)「齷齪」:「アクセク。・・・「アクサク」とも読む。」(漢検2)  *齪:現行音 サク、セク、シュク

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「麕至」の読み ・・・面白いことになってきました🐵

2016年02月08日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●昨日の「27-③の講評・・・」にかかわるコメントのやりとりをしていて、今回の音読み出題の「麕至」の読み・・・はたして、「クンシ」だけが正解か、それとも「クンシ・キンシ」いずれでも正解か・・・漢検さんからの標準解答が非常に楽しみになってきています。
●なぜ楽しみか・・・標準解答の提示だけでは収まらない問題がある・・・
 ・漢検漢字辞典第2版では、(第1版には無かった)音による意味分けを明確にしていて、掲載熟語も「麕至(クンシ)」と読みも明示している。
 ・一方、過去問(19-①)の文章題中の「麕至」は「クンシ」「キンシ」とも標準解答としている。
 と、いうことは、 
 ①「クンシ・キンシ」両方の読みともokにした場合は、第2版の内容は一体なんなのかという信頼性の問題が生じる・・・(^^) 
 ②「クンシ」だけ正解にした場合、過去の出題・標準解答との整合性や説明を問われる・・・(^^)
 →どちらに転んでも、漢検サイド・出題者側にとって頭の痛い問題出来ということでしょうか(^^)
 (また、事はこれだけに収まらず、例えば、
   ア.第2版を学習していた人が、「麕」の音分けを理解していて「キン」とは読まないということは覚えていたので「キンシ」とは書かなかった(でも、「クン」読みはわすれちゃって、結果として違う読みか白紙で誤答となってしまった)
   イ.一方、第1版までの学習や過去問ベースの範囲内で学習した人が(「クン」読みのことは知らずに)「キンシ」で解答して正解となった
  というような2つのケースが発生したとしたら、どういうことになるんでしょうか(^^)・・・明らかに学習量や知識量としては、ア.の人は、イ.の人に優るとも劣らないレベルだと思いますが、一方だけを〇にすると、不公平感が生じないでしょうか・・・というような個々人の切実な問題も発生するような気がします)

●「27-③に向けて」記事の中で、漢検漢字辞典第2版に対する“建設的”批判・意見を、具体的事例や他の漢和辞典との比較などを通じて、披瀝してきていますが、何度も言うようですが、この辞典の体裁や熟語読みの判断基準・根拠などなど、どうも不鮮明なことやアンバランスなことが多すぎます・・・。ともあれ、本件、なんか、“ただではすまない”問題のような気がする。・・・他人事ながら、どういう対応・決着になるのか・・・とっても楽しみです(^^) 標準解答だけでなく、なんらかの、上記問題に対する釈明なり説明なりが最低必要なんじゃないでしょうか・・・。

*本件、無難な解決策としては両方の読みとも正解として“お茶を濁す”ということになるんでしょうが、そうすると、第2版の「麕」以外の音による読み分け表示・・・かなりありますよ、いままで紹介してきたように・・・の信頼性や正確性まで疑問が湧いてくる。実際、漢検辞典とは違う音読みをしている辞典もあることを紹介してきていますよね・・・こういう他辞典の読みもokということになってくると収拾がつかないどころか、ますます混乱してくるんじゃないでしょうかねえ(^^)・・・それとも、漢検さん、強引に「クンシ」だけを正解にして、明確に「これ以降は第2版ベースでの出題」という方針・方向に楫を切ってくるんでしょうか・・・。

●参考までに、「麕」についての過去の該当記事を以下再掲載しておきます・・・

 「<漢検1級 27-③に向けて その55 >
  ・・・
  ●麕(キン、クン、のろ、くじか、むら(がる))
  ・第2版で、「麕」は音による意味分けあり・・・「キン」=のろ、くじか 「クン」=むらがる、あつまる
  ・掲載熟語は、「麕至(クンシ)」(=むらがり来る)「麕集(クンシュウ)」(=むらがり集まる)
  ・「むらがる」の場合、「クン」で覚えておけば良いみたい・・・だが、辞典によっては以下のとおり。
  「麕至」:大漢和「キンシ」大字源「クンシ・グンシ」字通「キンシ・クンシ」
  「麕集」:大漢和「キンシュウ・グンシュウ」字通「クンシュウ」漢字源「クンシュウ」
  ・・・いったい、どうなってんだ(ーー)この辺が漢字の世界のよくわからないトコロ(ーー)・・・
  ・ついでに、「キン=のろ、くじか」に該当する熟語・・・第2版にはナシ・・・
   「麕身(キンシン)」=のろの形をした身体、「麕兎(キント)」=のろとうさぎ ・・・いずれも大漢和のみの掲載。   」

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