心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

日本人のルーツ(12)

2013年01月18日 | 仕事
朝礼 平成25年1月17日(木)

テーマ:日本人のルーツを知るうえでこれまで以外で学ぶもの その1

最近は、寒い日が続いております。本日は、大津で業界団体の予算会議に出席してまいりました。今年度は特に入会数が少なく、費用が収入を大幅に上回りそうです。来年度も厳しい予算になりそうです。

本日の朝礼の読み合わせ内容は、

1. 近年注目を集めている複雑系の理論は、多数の未知の因子が関係して全体の動きが
決まるため、単純な還元主義の手法では解明できないという考え方を前提としています。

2. そもそも企業活動というものは社会の役に立てることを最大の目標にすべきものではないか。株価を引き上げることが最大の目的ではなくて、従業員や取引先、あるいは、顧客、地域、株主がバランスよく潤うようにするのが優れた企業経営と考えています。

3. 日本人は日常の生活の中で人様から後ろ指をさされないような生活をし、企業を取り込むさまざまな関係者から見て「素晴らしい」と感じられるような経営をすることをより重要だと考えています。仕事自体に心の充足を覚え、富を独占しすぎず、周囲の人たちと仲良く生活している人は、それ自体が社会貢献なのだと考えています。

4. ロジックだけで人間は動くのか。動くわけがない。人間の心の中には、その人の生まれた国や民族の歴史や文化、あるいはロジックでは語れない怨念や民族の記憶がいっぱい詰まっています。

5. ロジックである程度納得すると同時に、イロジカルな世界、不条理の世界を同時に包含しないことには、本当の力は出てきません。

6. 見事な理屈の反対側にわけのわからない暗闇の成果があって、明と暗の世界で葛藤し、苦しんでいるのが人々の真の姿でないでしょうか。

と中谷 巌氏は述べられています。

生活者の立場からすると、世界はそんなに急激に変わらないのかもしれません。たとえば、携帯電話の時代にスマホが登場しても使わなければよいだけで、スマホを使ったからといって生活が劇的に変わるわけではありません。

しかし、企業のほうはそうはいきません。何千人と人を抱える企業が携帯電話を生産して利益を出していたとします。そこに技術革新が起こり、スマホが登場してきますとそのまま、携帯電話をつくり続けるということは、破たんを意味します。世の中で、必要がなくなるわけですから。その変化がものすごく速いですね。そして消費者としてのわれわれも新しいもの好きです。必ず、心が豊かになるとは言えませんが、便利になっていることだけは、確かです。

そして「企業活動というものは社会のお役にたてることを最大の目標にすべきではないか」とありますが、まさにその通りです。
個人も同じことが言えると思います。企業で働くのは、個人です。個人も少なくとも会社で仕事をする場合には、社会のお役にたてることを最大の目標にすべきだと考えます。

また、会社が社会的有用性をそなえているならば、会社を進化・発展させることを最大の目標にすべきだと思います。

そうして個人的には、人さまから後ろ指をさされないような生活をし、企業もまわりから見て「素晴らしい」と感じられるような経営をしていきたいものです。

「ロジックだけで人間は動くのか」とありますが、人間は、もちろん、理屈は必要ですが、同じくらいか、それ以上に共感で動くと思います。したがいまして、正しい感性、時流に合った感性を持っている人は、幸せです。それだけであまり努力せずして幸福になれそうな気がします。

と言いながらも、人間は、必然性と偶然性によって生きる生きものです。もちろん、科学的な理屈を無視したり、原理・原則を無視したら支障が生じるのは当たり前です。
偶然性で言えば、生きる上でいろいろなことを選択するわけですが、不真面目に選択しても、期待した以上のうれしいことが起こったり、まじめに選択しても、不幸な目に合うのも人間です。それ(偶然性)からは、逃れられません。

皆さまは、偶然性を信じますか?
信じるなら、どう向き合っていますか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿