心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

市民革命と資本主義

2012年11月29日 | 仕事
朝礼 平成24年11月29日(木)

テーマ:産業資本主義の飛躍的発展

近代社会の前提は、1789年のフランス革命にあります。

近代社会の人間の定義は、「自分以外の何物にも支配されない自立した存在」、「ヒトはヒトに支配されない」、「ヒトはモノを支配できるが、ヒトを支配することはできない」です。ということは、ヒトは、このときに自由と平等という概念を獲得したということです。

近代社会が成立しなければ、これほど急激に資本主義経済は発展しなかったということです。

近代以前は、モノを買えるのは、お金を一般市民から吸い上げていた王侯のみでした。その数は、一国に占める割合としては非常に少数でした。ところが、近代化によって市民が自由になったということは、市民の一人ひとりが、その欲望により、何をつくって儲けようが、その儲けたお金で何を買おうが自由となりました。人々は、自由を既得概念としながら、こぞって物質的な豊かさ、すなわち便利、楽、安全、飢えからの脱却を図るために一生懸命になりました。

それと産業革命(1760年ごろ)とが相互に作用しあって爆発的な経済発展に進展したということは、容易に想像することができます。

ということで、資本主義の爆発的な進展と市民革命(自由と平等)とが密接な関係があることがわかります。

そして、そこには人間の特徴、すなわち自分の欲望を満たすことや、便利になるためには、人間はすごいエネルギーを発揮するというのも一つの学びです。

そしてまた、われわれ自身も、現在、資本主義の中にいることを認識し、その欠点である、他人を阻害したり、自己中心的になるなど、行き過ぎた悪い面がでないように節度を保って、競争していかなければならないことも学んでおかなければなりません。

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