心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

日本人のルーツ(6)

2013年01月11日 | 仕事
朝礼 平成25年1月10日(木)

テーマ:日本人以外はどうであったか?

今日は、同友会・共育委員会の三役会でした。
このような事業をうまく運営するには、経営と同じでどれだけよい組織にできるかと、魅力のある事業を行うことができるかが、最大のポイントであるということを改めて認識しました。
この二側面は互いに影響を及ぼしますので、両方に気を使わなければならないところがミソですね。

いままで、日本のルーツや、それが途切れた理由などについてみてきましたが、日本人以外の視点からみるとどうなるのでしょうか?

1.西洋社会では、支配者階級が困窮した場合は容赦なく非支配者階級から税を取り立てるという構造であった。
2.中国の歴史を一言で表現するならば、漢民族と騎馬民族の戦いの歴史である。日本人のように「信頼一番」とやっていたら、すぐさま足元をすくわれる。彼らは人に気を許さないばか  りか、いかに相手の隙につけ込んで利益を得るか、という発想にならざるを得ない。
3.一神教の世界では、バイブルやコーランに書かれていること以外は一切タブーとされ、また、書かれていることは厳密に守らなければならないとされている。偶像崇拝をしてはなら   ぬ、安息日には働いてはならぬ、酒を飲んではならぬ・・・。
4.近代哲学の父を呼ばれるデカルトが残した有名な言葉に、「われ思うゆえにわれあり」というのがある。これは、宇宙の中心にいるのはあくまで自分である、という思想から生まれた  言葉。
5.アメリカは、平等の国のように見えるが、実際のところ、それほど機会均等の国ではない。例外を除いて、貧困家庭に生まれ育ったほとんどの人はやはり生涯、貧困者としての運命  をたどっている。
6.アメリカはWASP(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)によるエリート支配社会から多元的社会へと徐々に変質しているが、階層社会の要素が強く、頭の良いものがそ うでないものを支配し、搾取するのは当然だという弱肉強食の思想が、自由競争、マーケット・メカニズムの名のもとに正当化されている。

と、これまた中谷 巌氏が指摘しています。

これを見て感じることは、

今の日本人は、よいとこどりというか、社会や歴史を知らないので、自分の好きなように解釈してしまうし、それを社会が積極的に支持しているようにも見えます。

みんなと協調しないし、できないし、個人として会社や社会の仕事となればあまり努力しません。

自分に不満があれば、国が悪い、会社が悪い、学校が悪い、親が悪いといっているだけで、自分が責任を取らなければならないところは自立することから逃避し、責任のないところでは、他人のことに関わるのは、めんどくさいので協力も協調もしないというのが、現代でよくみられる傾向です。

だれが悪いというより、戦後日本は世界に類を見ない成長したことの反動だと私は思っています。

ただ、自立することもなく甘えていたら、個人の能力の向上は望めず、社会に役に立つ存在どころか、社会のマイナスになろます。
また、個人主義的自由のなかで他人と協力・協調しませんとコミュニケーションが成り立たず、人間同士が協力していきあう(共生する)という最低限度の人間性も形成されないのではないでしょうか。

このような状況が進んでいきますと、社会が崩壊に向かうでしょう。

社会が崩壊したらどうなるのでしょうか?

今の、イラク、リビア、チュニジア、エジプト、シリアなど。 人間らしい生き方をしているのでしょうか。

今は何をやっても閉塞感を打破できないからといっても、根拠のない感覚だけでものごとを推し進めていくことも、われわれは十分注意しなければなりません。(ポピュラリズムの弊害)

そうならないためには、秩序を積極的に維持し、社会の発展をまず考えながら個人も努力して成長していくことで幸せを追求していくのが、正しい道のような気がします。

みなさまは、いかがでしょうか?



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