心の旅

やわらぎ住宅(株)の社長によるブログ。

理性と感性

2012年11月25日 | 仕事
朝礼 11月24日(土)

テーマ:理性と感性

理性で物事を判断し行動するのは「男性」が多いようです。
感性で物事を判断し行動するのは「女性」が多いようです。

世の中全体で見ましても「感性」の優位性が見られます。

ただ人間は、両方を併せ持っています。

例えば、仕事をするときには、「理性」を働かし、消費活動や人間関係には「感性」がその力を発揮します。

今の日本では、消費は女性が握っているので、作り手であるわれわれは、女性の感性に訴えるべく商品やサービスを提供しなければなりません。

その特徴は、カワイイ、キレイ、ワクワク、ベンリ、ラク、スキ、ステキなどです。特に自分を引き立ててくれるモノへの選別眼は、非常に優れたものがあります。
「感性」に訴えないとモノが売れない時代です。

哲学の世界でも普遍論争(神が絶対普遍)があり、啓蒙思想(事実、科学=理性重視)があり、ロマン主義(感性重視)に至ったように、現在は、「感性」が
重視されています。

ただし、「感性」も小さいころの学びや体験や教育などの「理性」を潜在意識の中に蓄積してきたことが、大人になってごく自然に出てきているものと思われます。
だから、「感性」も「理性」を土台としているところもあるのではないかということです。

また、「自由」が、戦後六〇年以上経ち、日本の社会にいきわたったことも影響していて、「理性」で自分を制御するよりも、「感性」で自由に生きることが肯定されるようになったことも「感性」が力を伸ばしてきた理由の一つかなと考えられます。

道徳の衰退も「感性」に拍車をかける要因となっていると思われます。

先ほども申しましたように、われわれ経営者も多くの案件をその都度判断する場合、ほとんど「感性」に頼っています。

ですから、「理性」をきっちり積み上げ、世の中の道理や人の心の動きを正しく潜在意識の中に入れて、その人固有の「感性」と合わせて用いるのがよかろうと思っています。

今の日本では、その反動として「理性」をもう少し重視したほうが、みんなが幸せに暮らせるのではないかと思います。








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