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桑名城 -2-

2024-05-13 07:30:24 | 取材・旅行

2024年5月11日(土)、栄中日文化センター主催、「歩いて巡る東海の古城史跡」(2024年4~6月)「伊勢桑名城と城下町散策」へ行ってきました。

講師は七種英康先生です。その様子を、7回にわたって紹介しています。

第2回 浄土寺 です。

C場所にある 通り井。次の写真から「通り井」の文字を探してください。下に、前回の堀跡が見えます。

説明です。

文字起こしてみましょう。


桑名は木曽川の土砂が堆積してできた土地であるため、海岸に近い所は昔から水質が悪く、住民は飲み水に苦しんでいました。 町屋川や大山田川から水を汲んできて売る「水売り」の商売が成り立っていたほどでした。
桑名藩第四代目の藩主松平定行(一五八七~一六六八)は、寛永三年(一六二六) 町屋川の水源から吉津屋神門(現在の吉津屋町と鍛治町の境目付近)まで掘ってて水路を作り、神門から町の中へは地下水路を通し、所々に井戸を設けて住民の用水にしました。この水道は「町屋御用水」と呼ばれ、明治時代まで使用されました。
井戸の数は、始め吉津屋に三ケ、京町に二ケ、宮通筋に六ケでしたが、寛永十二年(一六三五)には片町筋に四ケ、船場に五ケ新しく設けられ、江戸時代中頃には二七ヶ所にまでなりました。
現在、町屋御用水の跡はありませんが、江戸町に「丼」の印を見ることができます。これは「通り丼」があった場所をしるすものです。通り井とは「通り道に設けられていた井戸」の意味です。


これはモニュメントです。

道路に埋め込まれた「井」


この辺りに、枡形虎口がありました。

次の古都図の、左端中央です。

この奥が城内です。

三崎見附跡です。冒頭の写真、「美濃街道」の文字の左側に見えます。

文字起こししてみましょう


江戸時代、三崎通の西端は三崎見附と呼ばれ、多度や美濃国への出入り口として「番所」と「三崎門」が設置されていました。多くの人が往来することから、寺の開帳や芝居・相撲の開催などを告げる立札が立てられる場所でもありました。
桑名の地は、木曽三川と町屋川(員弁川)の河口に位置し、三つの洲に分かれていたと言われています。「三崎」とは、その三つの洲の総称でした。江戸時代に入り、本多忠勝が桑名城主となると、大規模な造成を行い現在の桑名の基礎となる町割りが行われ、
「慶長の町割り」と呼ばれています。
桑名には「三崎見附」以外にも東海道筋に「京町見附(京町門)」「吉津屋見附(鍛冶町門)」「七曲見附(釘貫門)」がありました。


美濃路です。

 


浄土寺です。冒頭の写真Dの場所です。説明です。

文字起こししてみましょう。


净土寺
当寺は、永承四年(一〇四九)海中から出現した地蔵尊を安置したのが始まりといわれています。
慶長の町割りで現在地に移り、 桑名藩主本多家の菩提寺となり、藩主本多忠勝が没した時に、当寺に葬られ、本多忠勝本廟となりました。
「慶長の町割り」とは、忠勝が、慶長六年(一六〇一) 桑名に封ぜられてから積極的に街づくりを行い、町中へ三洲に分かれて流れ込んでいた町屋川を上野、金井間あたりから塞き止め、流れを変える等現在の街並みの大部分を完成させた都市計画事業です。
また当寺にまつわる幽霊飴の話が伝えられており、現在でも八月の地蔵盆には幽霊飴が売られます。


寺紋でしょうか。

お寺とは思えない、本多忠勝がらみの装飾です。

本堂です。

多くの墓石が集められています。

本多忠勝廟です。なぜか、神社の鳥居???

忠勝のお墓です。

忠勝共に殉死した中根忠実と梶勝忠の墓があります。

これは何?

動画です。

 


蔵前祭車庫です。

 

山車倉があるのは、かつて栄えた証拠です。

車庫そのものが、国の登録有形文化財です。


の玉重橋から北を見た様子です。

同じく、南を見た様子です。

かつては揖斐川までつながっていました。

船を係留した跡なのでしょうか・・・

明日に続きます。

桑名城 -1- -2- -3- -4- -5- -6- -7-


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