BETWEEN THE WORD&THE HEART ／小田和正

1. ア・ソング・オブ・メモリーズ
2. 僕の贈りもの
3. 静かな夜
4. アイ・ミス・ユー
5. 一枚の写真
6. 誇れるのはたゞ
7. イン・ザ・シティ
8. ビトウィーン・ザ・ワード&ザ・ハート～言葉と心
9. ためらわない・迷わない
10.ムーン・リヴァー

小田和正ソロ第2作。

第１作「Ｋ・ＯＤＡ」がＬＡの一流どころを集めた豪華アレンジ版なら、こちらは一転、手作業の内職風。オフコースのラストアルバム「STILL A LONG WAY TO GO」と並行して作ったためだが、クオリティでは手抜きは感じられない。

６．や９．は（個人的に）小田作品の中で屈指の名曲。２．も小学校の合唱曲になったＬＢバージョンよりいいし、８．はＴＶのお宅拝見番組のテーマソングで長いこと流れてました。



ちなみに、このアルバムを今聴きこむと歌のあちこちにバンドの終焉を暗示させた歌詞が目立つ気がします。アルバム写真も、見開きの大間ジローとの２ショットも、共に俯き加減の妙な暗さ。

当時まだオフコースは解散前、というか事実上解散してたが、まだ公式発表はされておらず。その辺りの大人の事情を作品で暗示するのは、「ＯＶＥＲ」、「ＮＥＸＴ」以来、小田の癖のようなもんですから。