マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

昨夜は

2009-08-25 10:57:07 | Weblog
河口湖町の勝山村「さくやホール」でMJQ(マンハッタン・ジャズ・クインテット)の
コンサートが地元の富士学苑高校のジャズバンド部とのジョイントという形で行われました。

 一昨年、ニューヨークに向かいG2(高谷、大家のギター・デュオ)の録音を行った際、
MJQのリーダーであるデビッド・マシューズさんが我々の持ち曲
「Wind of Barcelona」と「My lover」のストリングス・アレンジをして下さいました。
おかげで素晴らしい作品になったわけですが、そのお礼も兼ねて「さくやホール」へうかがった次第。

 開場後すぐさま、楽屋におじゃまさせていただいたのですが、開演前にも関わらず、
マシューズさんと数々のジャズアルバムを手がけていらっしゃる大物プロデューサー川嶋氏に
とてもあたたかく迎えていただきました。
おみやげの河口湖は井出醸造の「開運」という地酒が効いたのかも?

 そして証拠写真を1枚。

富士学苑のMISO http://music.geocities.jp/mooninlet/2007.htm
というジャズバンド部はまとまりも良く、迫力のあるオープニングアクトで大喝采。

 MJQと富士学苑のMISOのジョイント2曲は素晴らしかった。

もちろんMJQの演奏は旅、時差疲れを感じさせない演奏でした。
ルー・ソロフのとエネルギッシュなソロそして何も吹かない間。静寂と動が混在。
何も吹かない間を楽しんでいるかのようなトランペットだったっす。
トランペット3本を彼の周りに置きマウスピースをやたらと交換していたのは理由があったのだろうか?

アンディ・スニッツァーのサックスも音符の嵐だった。

ウッド・ベースのチャーネット・モフェットは20年くらい前に
アートブレーキーと一緒にMt.Fuji・ジャズ・フェスティバルに出演してた人だ。
当時若かったから、今も30代後半から40才くらいなのかな?
ウッドなのにチョッパーみたいに弾くは、民族楽器のウードみたいな音色でアラビアンみたいな音階弾くは、
でっかい右手指でウォーキングというより全力疾走でバンドを引っ張ってた。

ビクター・ルイスはやもすると何処までも飛んで行ってしまいそうなバンドを現実に引き戻すといった、
役目をしてるアダルトなドラマーじゃないか・・・などと思った。


コンサート終了後、結成25周年を記念して発売されたアルバムを購入しようとしたのですが、
即売り切れてしまったという活況でした。

 MJQ、MISOの今後の活躍に期待して帰路につきました。